オフィスレイアウトを考える際の注意点とは?企業の事例も紹介

オフィスデザイン

使いやすいオフィスを実現するには、最初に決めるレイアウトが肝心です。オフィスレイアウトは仕事の質にも影響するため入居やリフォームの際にしっかり検討する必要があります。今回はオフィスレイアウトを考えるときの注意点やレイアウトの事例を紹介します。さまざまな企業の事例を参考に、自社に合ったレイアウトを考えましょう。また、小規模なオフィスでレイアウトを決める際に知っておきたいコツも紹介します。

オフィスレイアウトを考える際の注意点

レイアウトを決める際は、来客の有無やオフィスの広さなどを考慮する必要があります。それぞれのスペースでどのような点に注意が必要なのかをまとめました。

応接スペース

応接スペースは、来客者が入りやすいように入口から近い場所に設けることが大切です。執務室を通り抜けたり執務室内の様子が見える場所は適していません。重要な書類やパソコン画面が見えてしまうリスクがあるからです。また、来客者が利用することもあるため、化粧室に行きやすい場所にすることも考えましょう。そのほか、お茶出しのしやすさや日当たりなども考慮する必要があります。

執務室

執務スペースは、大きく分けると個人のパフォーマンスを最大化する個席デスクを使うか、使い方の自由度が高い共用テーブルを使うかに分かれます。さらに最近では、カウンター席やブース席など仕事の内容に合わせて選択できる席を設ける場合もあります。どのような席を設けるかという点に加えて、働きやすいスペースを十分に確保できているかどうかも重要です。仕事に適した一人あたりの机の面積や人が通るスペースを考慮して、レイアウトを計画します。

収納やコピースペース

収納庫はさまざまなサイズや扉・引き出しのバリエーションがあります。収納物や通路幅を考慮して、適したタイプを選びましょう。一方、コピー機はメーカーや機種によってサイズが異なります。A3用紙対応のコピー機であれば幅90センチ程度、奥行き70~80センチ程度のスペースが必要です。コピー機がスペースに収まるサイズかを、事前に確認しておきましょう。

オフィスレイアウトの事例紹介

執務室内の机や椅子の配置は、業務内容やオフィスの広さなどによって、さまざまなパターンがあります。ここでは、主要なレイアウトを3つ紹介します。

対向式

オフィスでは一般的ともいえるレイアウトで、デスクを向かい合わせに配置してチームごとにまとまりをつくる形です。いわゆる島型のレイアウトで、多くの企業で採用されています。社員同士が向かい合わせになるため、コミュニケーションをとりやすいことがメリットです。また、管理者は全体を見わたせる位置に付くことが多くなるため、グループで業務を行うのに適しています。事務職や営業職などさまざまな職種で使われている、汎用性の高い基本的なレイアウトです。

住友林業クレスト株式会社様の事例
https://kagu.plus.co.jp/case-studies/052/

フリーアドレス

厳密にはレイアウト方式ではありませんが、フリーアドレスとは社員のデスクをあえて固定せず、作業内容やその日の気分に合わせて自由に座る席を決められるスタイルです。対向式の席のほか、ミーティング席や一人席などを設けることもあります。業務に合わせて部分的に導入したり、集中して作業をしたりするためのブース席と併用するなど、柔軟にレイアウトを構築できるのも特徴です。また、出張や外出が多い職種では、人数分の座席を用意する必要がないため省スペースにもなります。

グローバルセキュリティエキスパート株式会社様の事例
https://kagu.plus.co.jp/case-studies/004/

背面対向式

社員一人ひとりが集中して作業できる環境を作りたいが、同時にメンバー同士のコミュニケーションも重視したいというときに効果的なレイアウトです。対面で向き合わないため、お互いの視線を気にすることなく高い集中力を持続できるうえ、コミュニケーションが必要な時は振り向くだけでメンバーと会話することができます。

株式会社EPファーマライン様の事例
https://kagu.plus.co.jp/index.php?cID=919

小規模なオフィスでレイアウトを決めるコツ

小規模なオフィスの場合はスペースが限られるため、レイアウトにもコツが必要です。以下の点に注意しながら、レイアウトを決めましょう。

  • 来客スペースを確保する

来客があった場合に打ち合わせできるスペースが必要です。できれば、執務室や給湯室などが来客から見えない場所に設置しましょう。

  • 収納スペースを設ける

ペーパーレスを図り必要最低限の資料に絞って収納スペースを確保します。防災グッズの収納場所も忘れず準備してください。

  • プライバシーに配慮する

小規模なオフィスでは個室を設けたり一人で広い面積を使うことが難しいため、プライバシーを確保できない環境になりがちです。パネルで適度に視界を遮るなどの工夫をすると良いでしょう。

  • 休息場所をつくる

より良いアイデアを練ったり業務効率を上げるためには、雑談をしたりコーヒー休憩をとるなどのリフレッシュを時々挟むことが効果的です。そのために、自席から一旦離れてリフレッシュできる休息場所を設けましょう。

  • 通路を確保する

レイアウトを決める際には、設置する家具や什器などのサイズを正確に把握し、図面と照合する必要があります。人が余裕を持って通れる程度の通路を確保しましょう。

オフィスレイアウトは業種や規模に合わせて決める!

オフィスレイアウトを考える際は、業種や会社の規模に合わせて決める必要があります。執務室の机の配置には、いくつかパターンがあるので、それぞれどのような業種に適しているのかを知ったうえで決めることが大切です。小規模なオフィスでは、スペースの確保が難しいため、事前にしっかりと計画を立てておきます。応接スペースや執務室だけでなく、休息ができるスペースも確保することが望ましいでしょう。