オフィスデザインで解決できる経営課題とは
オフィスデザインは、単なる見た目の刷新ではなく、企業の経営課題を根本から改善する戦略的な投資です。ここでは、オフィスデザインで解決できる4つの経営課題を紹介します。
■オフィスデザインが解決する4つの経営課題
生産性の向上
オフィスデザインを最適化すると、業務効率や集中力を高められます。例えば、個人作業に適したクローズドスペースと、チームでのコラボレーションを促すオープンスペースをバランス良く配置すれば、状況に応じた最適な働き方が可能です。従業員の無駄な移動や待ち時間を削減し、チーム全体の生産性が向上します。
コミュニケーションの活性化
偶発的な出会いを生む「コラボレーションスペース」を設けると、部署や職種を越えた交流が自然に生まれます。カフェスペースや立ち話を誘発するハイテーブル、リラックスして議論できるソファエリアの活用で社員同士の距離が縮まり、イノベーションにつながる創発的なコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。
ブランディングと採用力強化
企業理念やブランドイメージを体現したオフィスは、優秀な人材を惹きつける大きな武器となります。特にミレニアル世代やZ世代の求職者は働く環境を重視する傾向があり、企業文化が見えるオフィスは採用力の向上に直結します。
また、社員にとっても誇りを持てる空間はモチベーションの向上につながるでしょう。
エンゲージメントとウェルビーイングの改善
「行きたくなるオフィス」は、従業員の心身の健康と組織への帰属意識を高めます。バイオフィリックデザイン(自然要素の導入)やエルゴノミクスにもとづく家具の選定、リフレッシュスペースの充実は、身体的・精神的健康の向上に寄与します。結果として、従業員エンゲージメントが高まり、離職防止や業績向上にもつながるでしょう。
プラスが手掛けたオフィスデザイン事例30選
オフィスデザインは、課題解決や企業価値向上に直結する投資です。ここからは、プラスが手掛けたオフィスデザインの事例を課題別に紹介します。
<課題別:プラスが手掛けたオフィスデザイン事例>
- コミュニケーション活性化をサポートしたオフィス
- 採用力・企業ブランディングを目指したオフィス
- ABW(Activity Based Working)を導入した次世代オフィス
- ウェルビーイングを向上させるオフィス
【事例】コミュニケーション活性化を目指すオフィス
社内外のコミュニケーションを活性化するためにも、オフィスデザインの改善は効果的です。オープンなコミュニケーションスペースの設置、部署横断型の座席配置、偶発的な出会いを生む動線設計を導入しました。イノベーション創出の土台が整った事例を見ていきましょう。
【事例1】クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社様

入居人数 | 24名 |
延べ床面積 | 254平方メートル |
業界・業種 | 外食産業 |
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社のオフィスには、社員が自然に集まる場所として「5 TSUBO CAFE」が設けられています。カフェスペースでのドーナツの試食を通して、社員同士が活発にコミュニケーションを取る様子が見られるようになりました。またカフェスペースだけではなく、会議室や執務室など至るところにドーナツの形があしらわれており、明るくポップな雰囲気を演出し、会社のビジョンや商品開発にもつながる工夫が凝らされています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例2】某人材育成支援会社様

入居人数 | 54名 |
延べ床面積 | 約300平方メートル |
業界・業種 | 人材育成支援 |
某人材育成支援会社のオフィスは、鋭角なフロアの先端にある大きな曲面窓を活かし、打合せができるサテライト席を設けています。さらにエントランスから会議室までを一直線に結ぶ中央通路を設けることで、エネルギッシュな雰囲気も演出されています。会議室は「SUN」「MOON」に分かれ、メリハリを持たせています。エントランスには木製パネルとコケが使用されており、トレンドのバイオフィリックデザインが取り入れられています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例3】株式会社新興出版社 啓林館様

入居人数 | 約65名 |
延べ床面積 | 約480平方メートル |
業界・業種 | 教育・学習支援業 |
株式会社新興出版社啓林館のオフィスは、シンプルな構成でありながら会社での業務効率を重視した設計が特徴です。執務スペースにはさまざまな人数や仕事内容に合わせて選択できる席が用意されており、カウンターデスクやブース席、移動可能なキャスターデスクが設置されています。また窓の外の緑を取り入れた開放的な空間で、景観にも配慮されています。リフレッシュコーナーは執務スペースと隣接しつつも、インテリアや照明を工夫することでリラックスできる空間に仕上げられています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例4】I社様

入居人数 | 約100名 |
延べ床面積 | 約1,300平方メートル |
業界・業種 | 商社 |
I社のオフィスは、執務室やコミュニケーションスペースが壁で仕切られていません。シェルフを利用したり床を張り替えたりすることで、オフィス空間をオープンに見せるようにデザインされています。チームエリアやフリーエリアでは、キャスター付きのテーブルを組み合わせてフレキシブルなレイアウトが可能です。多くのワーカーが利用するコミュニケーションゾーンでは、自社製品や外の景色を眺めながら自然な交流が生まれるようになっています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例5】ネットイヤーグループ株式会社様

入居人数 | 約490名 |
延べ床面積 | 約2,400平方メートル |
業界・業種 | IT業 |
ネットイヤーグループ株式会社のオフィスは、社員の自律的なワークスタイルと柔軟な発想を促進する工夫が随所に見られます。フリーアドレス制の執務スペースは、社員同士のコミュニケーション活性化を意識して設計され、自由に選べる席やラウンジが設けられています。また「変わる。変える。」を掲げる企業ビジョンをインテリアで表現し、発想力や挑戦心が表現されたデザインが特徴的です。ビリヤード台やダーツの設置により、リフレッシュスペースとしても利用されており、オープンで活気ある職場の印象を来訪者に与えています。
【事例6】三井物産グローバルロジスティクス株式会社様

入居人数 | 24名 |
延べ床面積 | 2,000平方メートル |
業界・業種 | 運輸業 |
三井物産グローバルロジスティクス株式会社のオフィスは、統合に伴い一体感を生み出すためのデザインが施されました。
オフィスの中央には「5TSUBO CAFÉ」というカフェスペースを設け、社員同士が自然に集まり交流を深められる場に。
ロゴの埋め込まれたエントランスには明るい色調が採用されており、暖かく来客を迎えます。
またパントリーは接客エリアと近いため、スムーズな対応が可能。
会議室もシンプルで落ち着きのある色合いで統一し、社内外でのコミュニケーションが活発に行えるよう工夫されています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例7】株式会社廣済堂様

入居人数 | 約300名 |
延べ床面積 | 約2,000平方メートル |
業界・業種 | 印刷業 |
株式会社廣済堂のオフィスは、社員のつながりを重視したレイアウトが特徴です。
中央に円形ステージの置かれたコミュニケーションスペースでは、ペンダント照明により人が集まる仕掛けを施しています。
執務空間はシンプルな構成ですが、事業と関わりの深いCMYKカラーが採用された打ち合わせスペースが設置され、活発な情報交換と一体感を生み出しています。
印刷業務を主とする特性を活かし、オリジナル印刷されたカーペットやプリントタイルを使用することで、印刷技術を実際の内装に反映させています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例8】株式会社エドウイン様

入居人数 | 346名 |
延べ床面積 | 2,750平方メートル |
業界・業種 | 製造業 |
株式会社エドウインの新オフィスデザインは、従業員間のコミュニケーションを促進することを目指しています。
シンプルで都会的なエントランスには、コーポレートカラーの青を基にしたデザインが施され、白や植栽と組み合わさることで清廉さと親しみやすさを表現。
自然素材のスカンディアモスを取り入れ、ナチュラル感を演出しています。
ショールームエリアはブランドごとに集約され、互いの刺激を受けられる活気のある空間です。
執務スペースはシンプルな島型対向レイアウトで、中央の楕円形柱をホワイトボードとして活用し、突発的なコミュニケーションを促しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例9】株式会社フジミック様

入居人数 | 約50名 |
延べ床面積 | 約630平方メートル |
業界・業種 | 情報通信業 |
フジミックは放送関連システムを手がける企業で、オフィスのリニューアルにより風通しの良いコミュニケーション空間を実現しました。
社長室や役員室を廃止し、オープンな執務スペースを導入することで組織の柔軟性を高めています。
会議室にはスライディングウォールを採用し、目的に応じてレイアウトを変更できる設計です。
一方、ダークトーンの役員会議室は重厚感を演出し、他の空間とは差別化されています。
執務室に設置されたファミレス席からはお台場の景色が一望できるため、ちょっとしたリフレッシュにもつながっています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例】採用力・企業ブランディングを目指したオフィス
オフィスデザインを改善すれば、採用競争力も高まります。企業のアイデンティティを表現したコンセプト設計、見学者の印象に残る空間演出は来訪者へのブランド訴求につながり、優秀な人材の採用成功も期待できます。プラスが手掛けた事例は、下記のとおりです。
【事例10】株式会社メディカル・コンシェルジュ 町田支社様

入居人数 | 9名 |
延べ床面積 | 92.56平方メートル |
業界・業種 | 人材紹介サービス業 |
ニューヨークのカフェのようなデザインがおしゃれなオフィスです。エントランスでは受付に固定棚を設け、アンティークな雰囲気を演出。床材にはフローリングを使用し、カフェの雰囲気を再現します。窓際の待合スペースは、外の景色とも調和するようにデザインされており、いい意味でオフィスらしくないのが魅力です。唯一の個室である応接室は、他のエリアの雰囲気とは異なり白を貴重とした安心感のあるデザインで、オフィス全体にメリハリをもたらします。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例11】株式会社メディカル・コンシェルジュ なんば支社様

入居人数 | 27名 |
延べ床面積 | 327.27平方メートル |
業界・業種 | 人材紹介サービス業 |
メディカル・コンシェルジュのなんば支社は、医療従事者の人材紹介サービスを行う企業です。
エントランスからカフェコーナーが見えるデザインになっており、来訪者にとっても親しみやすい雰囲気をつくりだしています。
通路には小窓や高低差が設けられており、空間にメリハリと明るさをもたらしています。
また個室ごとに異なるカラーリングが施されており、部屋ごとに異なるデザインの家具が配置されています。
各部屋で個性が異なりますが、統一してナチュラルなデスクが設置され、一体感にもこだわってデザインされています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例12】株式会社メディカル・コンシェルジュ 新宿本店様

入居人数 | 9名 |
延べ床面積 | 92.56平方メートル |
業界・業種 | 人材紹介サービス業 |
株式会社メディカル・コンシェルジュの新宿本店は、医療関係者をサポートする「特別な場所」を目指し、接客スペースには「ホスピタリティ」、執務スペースには「機動性」をテーマにデザインされています。
エントランスは、ニューヨークのカフェを意識した小窓や飾り棚で来訪者を温かく迎えます。
中央のオープンパントリーや植栽で視線を誘導し、プライバシーも確保。執務スペースには、ミーティングや作業用の多目的スペースも設けられ、柔軟な働き方を実現しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例13】株式会社タダノ様

入居人数 | 約140名 |
延べ床面積 | 約900平方メートル |
業界・業種 | 製造業 |
株式会社タダノの新しいオフィスは、高層階ならではの眺望を活かし、ガラス面を多用することで明るく開放感のある空間に仕上げられています。役員室は、落ち着いたトーンのスタイリッシュな家具やツイード調のタイルカーペットで高級感を演出します。会議室はシンプルながらも緊張感がある雰囲気で、ガラスパーテーションを採用し、開放感を持たせながらも電動ブラインドで視線を遮ることも可能です。執務室にも開放感を持たせていますが、什器や床の色のトーンを変えることでメリハリを演出しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例14】株式会社山川出版社様

入居人数 | 54名 |
延べ床面積 | 約960平方メートル |
業界・業種 | 出版業 |
山川出版社のオフィスは、レンガ張りの外装とシンプルかつ軽快なインテリアで歴史と現代、そして未来を表現します。エントランスホールには本の展示スペースを設けることで、執務スペースには出版物の色を参考に壁をカラーリングすることで、どちらも視覚的なブランディングを行っています。社長室や会議室にもブランドイメージが取り入れられると同時に、シックなカラーでまとめることで上質な空間を演出します。また、膨大な出版物を管理するための移動式の書庫も置かれています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例15】株式会社セゾンファンデックス大阪支店様

入居人数 | 約90名 |
延べ床面積 | 約700平方メートル |
業界・業種 | 金融業 |
ホスピタリティ精神を表現する空間をテーマにデザインされたオフィスです。エントランスは柔らかい間接照明を活かしたホテルのようなインテリアで、来訪者の緊張を和らげるように設計されています。それぞれ4つの応接室は機能性にも配慮して設計されており、窓側のエリアではクリアガラスを採用し、窓からの眺望も取り入れてオープンな空間を実現します。日々の業務を行うオフィススペースでは、天板付きのサイドキャビネットが備え付けられており、作業スペースをしっかり確保できるようになっています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例16】株式会社EPファーマライン 大阪支社様

入居人数 | 34名 |
延べ床面積 | 240平方メートル |
業界・業種 | サービス業 |
株式会社EPファーマラインの大阪支社では、新しさと清潔感を兼ね備えた空間を実現します。エントランスでは連なったブルーの木々が自然を感じさせ、ゲストに安心感を与えています。会議室や面談室では事業内容を反映させ、医療や薬をイメージさせる壁面クロスや色彩が使用されています。オフィス全体でコーポレートカラーのブルーが採用されており、統一感のある空間になっています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例17】株式会社マーケティング研究協会様

入居人数 | 43名 |
延べ床面積 | 約660平方メートル |
業界・業種 | サービス業 |
マーケティング研究協会のオフィスは、セミナーや研修を目的とした空間としてデザインされています。中央にラウンジを配置し、人と人が自然に交流できるような設計が施されており、同時に隣接する会議室には防音ガラスが採用されセミナー受講者がリラックスしながらも集中できる雰囲気をつくりだしています。
また受付スペースには資料配布カウンターやセミナー案内の液晶モニターを設置しており、ドリンクのサーブも可能なカウンターも設置するなど、参加者をアテンドする設備も充実しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例18】医療法人A様

入居人数 | 約45名 |
延べ床面積 | 約300平方メートル |
業界・業種 | 医療業 |
医療法人Aのオフィスデザインは、和モダンのエッセンスを取り入れたエレガントな空間が特徴です。
レセプションやエグゼクティブエリアはホテルのような高級感があり、来客やステークホルダーに対してホスピタリティを感じさせる空間設計がなされています。
眺望のよいエグゼクティブルームは自然光が差し込み、落ち着いた雰囲気で重要な会議や面談が行える空間です。
そのほか、ライブラリーを兼ねたラウンジやパントリー、ドキュメントスペースも機能的に配置されており、職員の快適さにも配慮が行き届いています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例19】株式会社有村紙工様

入居人数 | 約50名 |
延べ床面積 | 約400平方メートル |
業界・業種 | 製造業 |
株式会社有村紙工の新しいオフィスでは、同社の環境重視の理念を反映し、周囲の緑豊かな風景と調和する空間づくりが行われました。
社屋には木目を活かしたナチュラルな建材が使われており、アースカラーで統一されたインテリアが印象的です。
エントランスはアートギャラリーのような設えで来訪者を迎え、照明効果を駆使した立体的な壁面デザインが空間に温もりと洗練さを与えています。
穏やかな雰囲気の応接室やモスグリーンで彩られた受付など、訪れる人に安心感とホスピタリティを提供するデザインが随所に施されています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例20】ぺんてる株式会社様

延べ床面積 | 65.2平方メートル |
業界・業種 | 製造業 |
ぺんてる株式会社のオフィスは純白の壁と光沢のある素材を多用し、シンプルでありながら緊張感のある空間が創出されています。
受付カウンターは、同社の製品であるペンの先端を思わせる洗練された造形で、精巧さや未来感を表現。
エントランスの赤い社名ロゴが映え、クリアな打ち合わせスペースも統一感のあるデザインで仕上げられています。
オフィス内には関係の深いアーティストの作品も飾られ、芸術性が感じられるオフィスとなっています。
社員や来訪者がイマジネーションを刺激される工夫が凝らされています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例21】株式会社壽屋様

入居人数 | 180名 |
延べ床面積 | 6,108,64平方メートル |
業界・業種 | 製造業 |
株式会社壽屋は、フィギュアやプラモデルを企画・製造・販売するホビー企業です。
新社屋のデザインは「社員が快適に働ける環境」を目指して設計されており、1階のコンセプトカフェ「KIT BOX」や店舗「コトブキヤ立川本店」も併設しています。
オフィス内には社員同士の交流を促進する「わいがやスペース」が設けられ、部門を超えたコミュニケーションが活発化されています。またフィギュアを展示するショーケースのあるラウンジなど、企業のクラフトマンシップを表現するデザインが随所に採用されています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例22】クレアシオン・インベストメント株式会社/フェリスウィールインベストメント株式会社様

入居人数 | 30名 |
延べ床面積 | 約286平方メートル |
業界・業種 | コンサルタント業 / 不動産業 |
同じフロアに、2つのオフィスが同居する事例を紹介します。
クレアシオン・インベストメント株式会社の来客者向けのエントランスホールには、信頼性と重厚感が感じられる空間が広がっています。
商談室のインテリアは、同社オフィスエントランスとのつながりを持たせ、上品で格調高いデザインが施されています。
一方、フェリスウィールインベストメント株式会社のエントランスでは、「白い観覧車」をモチーフにしたミラー壁と明るい色調の組み合わせにより、広がりを感じさせる工夫がなされています。
壁面にグラフィックアートを用い、受付の電話台に観覧車のゴンドラをイメージしたデザインを採用するなど、同社の特徴が伝わる印象的な空間です。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
クレアシオン・インベストメント株式会社/フェリスウィールインベストメント株式会社様
ABW(Activity Based Working)を導入した次世代オフィス
働き方改革を背景に、業務内容に応じて自由に働く場所を選べるABWを導入する企業が増えています。ここでは多様な働き方に柔軟に対応できるオフィスデザインを施し、従業員の満足度と生産性の向上を目指す企業を紹介します。
【事例23】日本アキュレイ株式会社様

入居人数 | 62名 |
延べ床面積 | 524.75平方メートル |
業界・業種 | 製造業 |
日本アキュレイ株式会社のオフィスは、コーポレートカラーである「グリーン」「ブルー」「バーガンディー」がオフィス全体に配され、エントランスや会議室などの各スペースが革新的な医療ソリューションを発信する雰囲気を演出しています。またフリーアドレス制を採用しており、社員のパフォーマンスを最大限に引き出すためにさまざまな工夫が凝らされています。パーテーションの配置された集中ブース、リフレッシュやミュニケーションの場として活用されるマルチスペースなど、社員のあらゆるニーズに対応したスペースが整備されています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例24】サムティ株式会社様

入居人数 | 50名 |
延べ床面積 | 942平方メートル |
業界・業種 | 不動産業 |
サムティ株式会社のオフィスは、東京支社と本社の間にカフェスペースが配置され、カフェからオフィス全体が見渡せる開放的なデザインが採用されています。ABWを採用しており、さまざまな形態のワークスペースが用意されています。内装は木目を基調とし、明るく心地の良い空間で統一され、至るところにガラスパーテーションを使用することで解放感も演出されています。セキュリティの必要な部署は個室になっているものの、こちらもガラス張りにすることで圧迫感を軽減します。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例25】グローバルセキュリティエキスパート株式会社様

入居人数 | 90名 |
延べ床面積 | 743.71平方メートル |
業界・業種 | 情報・通信業 |
グローバルセキュリティエキスパート株式会社のオフィスは、情報セキュリティ専門の会社らしく、安全と機密保持に配慮した設計が施されています。
落ち着いたトーンのインテリアがオフィス全体に統一感をもたらし、清潔感と洗練された雰囲気を感じさせます。
またセキュリティ意識が高く、来訪者や従業員が安心して働ける環境が整備されています。
要所には視線をカットする間仕切り、視覚的にもプライバシーが保たれる仕組みなどが施され、集中して業務に取り組めるスペースが確保されています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例26】コスモ調剤薬局様

入居人数 | 20名 |
延べ床面積 | 204平方メートル |
業界・業種 | 小売業 |
コスモ調剤薬局の新オフィスは「社員にとって魅力的な空間」という考えのもと、従来の働き方を見直してデザインされました。
5階のヘッドオフィスではフリーアドレス制が採用され、会長室や社長室を設けず、オープンでフレキシブルなレイアウトにすることで、社員同士のコミュニケーションが取りやすい環境を実現しています。
6階には、地域社会との交流を意識した多目的フロアが設けられています。
アイランド型のオープンキッチンは、食を通じて社内外の交流を深める場として設けられており、料理教室やイベントが開けるようになっています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
ウェルビーイングを向上させるオフィス
ウェルビーイングとは、従業員の心身の健康を指します。包括的なウェルビーイング施策によって、社員のエンゲージメントが高まり、離職防止にもつながります。ここでは自然光を活かしたレイアウト、観葉植物によるバイオフィリックデザイン、リフレッシュスペースなどを取り入れた事例を紹介します。
【事例27】株式会社アソビズム秋葉原本社様

入居人数 | 120名 |
延べ床面積 | 1,130平方メートル |
業界・業種 | ソフトウェア開発 |
株式会社アソビズム秋葉原本社のオフィスは、創造性を引き出すための柔軟な空間設計がされています。
芝生調の床やブリックタイルのエントランスが開放感を生み出しており、ガラスの仕切りが透明感と一体感をもたらしています。
ラウンジスペースは時間帯によって照明が切り替わる工夫がされており、リラックスできる空間で自由なコミュニケーションが促進されます。
また座敷のような「和」の空間や「山小屋」風の会議室が設けられ、日々個性的な発想が生み出されています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例28】株式会社アソビズム長野ブランチ様

入居人数 | 12名 |
延べ床面積 | 280平方メートル |
業界・業種 | ソフトウェア開発 |
築100年の老舗旅館「飯田館」を改装し、地域コミュニティの活性化を目指してデザインされました。街に開かれたオフィスとして、出入りが自由で開放的な雰囲気になっています。エントランスにはサロンスペース「束の間」を設け、ゲストの対応や従業員のリフレッシュに利用されています。伝統ある趣の一方で、どのスペースからも社内ネットワークに無線接続可能な環境が整備されており、館内のどこでも仕事が可能です。また畳の部屋「茶の間」や料理可能なキッチンスペースなど、多くの人が快適に過ごせる空間を追求しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例29】フマキラー株式会社フマキラーブレーンズパーク様

入居人数 | 約80名 |
延べ床面積 | 約8,200平方メートル |
業界・業種 | 研究開発・製造販売業 |
フマキラー株式会社のフマキラーブレーンズパークは「GREEN PARK(緑化空間)」をコンセプトにバイオフィリックデザインを至る所に取り入れています。オフィススペースは、幾何学的な形状のオフィス家具を配置し、状況に応じてレイアウトを変更できるようになっています。またあらゆるエリアで人工樹を配置し、空間に連続性を持たせています。さらに隣接するA棟には研究のための巨大水槽があり、熱帯雨林をイメージしてデザインされています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【事例30】株式会社プレステージ・インターナショナル秋田BPO横手キャンパス様

入居人数 | 500名 |
延べ床面積 | 5,000平方メートル |
業界・業種 | サービス業 |
プレステージ・インターナショナルの秋田BPO横手キャンパスは、地域交流を意識した開かれたオフィスです。
オフィス内に設置された「Clover Cafe」は、社員だけでなく地域の人々も利用できる設計で、地域コミュニティの輪を広げています。
またトレーニングルームやオペレーションルームも充実しており、効率的な業務とリフレッシュを両立できる空間となっています。
地元を大切にし、働きやすい環境が整ったデザインです。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
株式会社プレステージ・インターナショナル秋田BPO横手キャンパス様
そのほかプラスが手掛けたオフィスデザイン事例はこちらのページをご覧ください。
【完全ガイド】失敗しないオフィスデザインの進め方 5STEP
オフィスデザインは、計画的に進めないと費用の無駄や工期の遅延、従業員の不満につながる可能性があります。ここでは、オフィスデザインを実施する際におすすめする5つのステップを紹介します。
<オフィスデザインの進め方 5STEP>
- 目的の明確化とプロジェクトチームの編成
- 現状分析と要件定義
- コンセプト策定と基本計画
- パートナー(設計・施工会社)選定
- 詳細設計・工事・移転
Step 1:目的の明確化とプロジェクトチームの編成
はじめに、オフィスデザインで解決したい経営課題を明確にします。生産性向上なのか、採用力強化なのか、課題の優先順位を整理し、プロジェクトの目的を社内で共有することが重要です。
次に、プロジェクトマネージャーを中心としたチームを編成し、関係部署の連携や意思決定のルールを明文化します。プロジェクトを円滑に進めるためには、責任範囲が明確なチームづくりから始まります。
Step 2:現状分析と要件定義
プロジェクトチームを編成したら、現状を把握するために、従業員アンケートやワークショップを実施しましょう。どのような空間が不足しているか、生産性を妨げる要因は何かなどの質問を設計し、定量データと定性データの両面から分析します。
その上で、課題に優先順位をつけ、オフィスに求める要件を明確化していきます。
Step3:コンセプト策定と基本計画
要件定義後は、オフィスの将来像を表すコンセプトを定め、ゾーニングや動線設計などの基本計画を作成します。執務エリア、会議エリア、リフレッシュエリアの面積配分を検討するほか、人の動きや視線を意識した動線の確保、将来的な組織変更に対応できる柔軟なゾーニングを取り入れます。
他社のレイアウト事例から自社に転用できるパターンはないか検討することもおすすめです。対向式、フリーアドレスなど主要なレイアウトパターンのメリット・デメリットを比較してください。
オフィスレイアウトについて詳しくは、次のページをご覧ください。
オフィスレイアウトの基本パターンや機能性との両立方法、事例を紹介
Step 4:パートナー(設計・施工会社)選定
パートナー(設計・施工会社)選定の際には、過去の実績と得意分野の見極め、担当者との相性や提案力の確認も重要です。見積もりの適正判断と、隠れコストのチェックを行い、信頼できるパートナーを選んでください。
一括で依頼できる会社なら、設計から施工、アフターサービスまでの一貫対応により、無駄を省いたスムーズな進行が可能です。オフィス空間のプロ・プラスには多彩なデザイナーが在籍し、プロジェクト全体をPMとしてサポートします。まずはお客さまのオフィス空間への想いをお聞かせください。
Step 5:詳細設計・工事・移転
パートナーが決まったら、基本計画をもとに詳細を設計し、工事・移転を進めます。設計期間、工事期間、移転準備期間のスケジュールを確認し、工事中の業務影響を最小化する工夫と安全管理も意識しましょう。
完成後すぐに快適なオフィス運営をスタートするには、移転後の従業員順応支援や設備調整、改善点の反映も重要です。
オフィスデザインの費用相場とコストを最適化するコツ
オフィスデザインは、工事内容や坪単価によって数百万円単位の費用が発生することもあります。ここでは、費用の内訳や相場観に加えて、コストを最適化する方法を具体的に紹介します。
設計費用の相場
オフィスレイアウトのデザイン費用は、オフィス全体を設計するために必要なコストです。企画立ち上げ後のコンセプト立案から、各エリアのレイアウト設計、作図、内装デザインなどの工程が含まれます。
基本的には外部のデザイン会社に依頼することが多く、相場はおおよそ20万〜50万円程度です。費用には幅がありますが、複雑なデザインや特殊な内装を依頼すると高額になりやすく、業者によっても料金は大きく異なります。また、有名デザイナーに依頼する場合や、デザイン案の修正が多い場合は追加費用が発生することもあるでしょう。
オフィスデザインをスムーズに進めるためには、あらかじめ希望するデザインや目的を整理し、打ち合わせ時に正確に伝えることが大切です。事前準備をしっかり行えば、無駄な修正や追加費用を防ぎ、全体のコストを最適化できます。
居抜き物件の活用でコストを最適化
オフィスデザイン費用を最適化する代表的な方法が、居抜き物件の活用です。居抜き物件とは、前入居者の内装や設備がそのまま残っている物件を指します。壁紙や床材の状態が良ければそのまま使用でき、必要とするカウンターや収納棚が残っていれば工事費用を大幅に節約できます。
内装工事をほとんど行わずに済むため、移転準備期間も短縮可能です。ただし、前入居者の内装が自社に合わない場合や、状態が悪い場合は追加修繕が必要になる点には注意しましょう。
エリアごとの優先順位で予算配分を最適化
限られた予算を有効活用するには、オフィス内のエリアごとに優先順位をつけて予算を配分します。例えば、顧客対応に関わるエントランスや会議室は見栄えや快適性を重視して、高品質な素材や家具を導入し、倉庫やバックオフィスのように来訪者が目にしないエリアは、コスト重視の素材を選びます。
このようなメリハリのある予算配分によって、全体コストを効率的にコントロール可能です。
ワンストップ対応可能なパートナー企業への委託
設計から施工、家具選定まで一貫して対応できるパートナー企業に委託すると、コストの最適化につながります。複数の企業に依頼すると調整に時間と労力がかかり、場合によっては遅延や重複コストが発生するかもしれません。
ワンストップ対応が可能なパートナー企業なら、プロジェクト全体を統括して進めるため調整コストを削減でき、デザインの一貫性も保ちやすくなります。結果として、品質の高いオフィスを効率よく完成させることが可能です。
プラスは設計から施工まで、一気通貫でオフィスデザインをお手伝いしています。相談段階からお客さまに寄り添って伴走します。課題を抱えている担当者さまはぜひご連絡ください。
投資対効果を測定する
オフィスデザインではコストの適正化と同時に、投資対効果を意識することが重要です。生産性向上や従業員満足度の改善、採用力強化といった効果を定量的に測定すれば、費用対効果を明確にできます。単なる節約ではなく、戦略的なコストマネジメントがオフィスデザイン成功のカギです。
押さえておきたいオフィスデザインのキーワード
オフィスの役割が見直される中、注目される空間づくりの考え方も進化を続けています。ここでは、押さえておきたいキーワード5つを紹介します。
■押さえておきたいオフィスデザインのキーワード
キーワード 特徴 導入メリット ウェルビーイング 従業員の身体的・精神的健康を重視したデザインを指す。自然光の活用や空気質改善、アクティブワークスペースの導入が代表例 従業員の集中力や満足度を高め、健康的な働き方を実現 サステナビリティ 環境負荷を軽減する持続可能なデザインを指す。再生可能エネルギーやリサイクル材、長期使用を前提とした家具を活用 企業の社会的責任を果たし、ブランド価値の向上にも寄与 ニューロダイバーシティ 神経多様性に配慮したオフィス設計。静かな個室と刺激のあるエリアを組み合わせ、多様な特性を支援 従業員の能力を最大限に引き出し、組織全体のパフォーマンスを向上 インクルーシブデザイン 年齢・性別・障害の有無を問わず快適に働ける設計。動線のバリアフリー化、感覚特性への配慮、文化的背景の尊重がポイント アクセシビリティ向上と多様性尊重を両立し、働きやすい職場を実現 フレキシブルワークスペース 変化する働き方に対応する柔軟な空間設計。モジュラー家具や可動式パーティションで用途変更が可能 組織変更やワークスタイル変化にも迅速対応でき、スペースの有効活用が可能
オフィスデザインを改善し、経営課題の解決につなげよう
オフィスデザインは、単なる見た目の刷新ではなく、経営課題の解決につながる戦略的な取り組みです。生産性向上、コミュニケーション促進、採用力強化、従業員のエンゲージメント向上など、多面的な効果が期待できます。
もし自社でオフィスデザインの進め方に迷った場合は、経験豊富なプロへの相談をおすすめします。プラスなら、設計から施工、移転後のフォローまで一貫してサポート。無駄なく最適なオフィスデザインの実現をサポートします。オフィスデザインを改善したい、と考えているご担当者様はぜひご相談ください。
よくある質問
オフィスデザインを変えるとなぜ経営課題を解決できるのですか?
オフィスデザインを変えると、動線やゾーニングを最適化すると業務効率が向上し、コラボレーションスペースの設置で部署間の情報共有も活発化します。また、企業理念を反映したオフィスはブランディングや採用力強化にも直結し、従業員エンゲージメントも高まります。
オフィスデザインを進める際の流れを教えてください。
オフィスデザインを進める際は、まず目的を明確化してチームを編成します。その後、現状分析と要件を定義し、その上でコンセプト策定と基本計画の検討が必要です。社内で計画が固まった段階で設計・施工会社を選定し、詳細設計・工事を実施し、移転して新しいオフィスで業務を開始します。
オフィスデザインにかかるコストを最適化するコツを教えてください。
オフィスデザインにかかるコストを最適化するには、居抜き物件を活用するのも一案です。また、エリアごとの優先順位で予算配分を最適化すれば、メリハリをつけてデザインできます。さらに、ワンストップ対応業者を活用すると、効率よく質の高いオフィスが完成するでしょう。投資対効果を測定し、戦略的なコストマネジメントを意識することも大切です。