この記事でわかること
- オフィスカフェの意味と、休憩室・社員食堂との違い
- オフィスカフェがもたらすコミュニケーションやリフレッシュへの効果
- オフィス内の動線や席の作り方とプラスが手掛けた納入事例
- オフィスカフェのランチ以外の使い方
オフィスカフェとは、オフィス内に設けるカフェのような雰囲気の場のことです。従業員の休憩や交流、軽作業など、オフィスカフェはさまざまな用途で利用されます。オフィスカフェには社員食堂のような厨房は必須ではなく、企業は目的や使い方に応じて空間をつくれます。この記事では、休憩室や社員食堂との違い、導入効果、設置のポイントについて解説します。オフィスカフェ活用の仕方についても紹介しますので、参考にしてください。
オフィスカフェとは人が立ち寄りやすい場となる空間のこと
オフィスカフェとは、カフェの雰囲気を取り入れた、人が立ち寄りやすい場となる空間のことです。呼称はオフィスカフェと社内カフェが混在しますが、この記事ではそれらを同義として扱います。
オフィスカフェの目的は食事の提供そのものより、執務室からの短時間の離席や、偶発的な会話の促進、気軽な打ち合わせが中心です。まずは、社員食堂や休憩室との違いと、どのような空間に設置できるかを紹介します。
<オフィスカフェとは人が立ち寄りやすい場となる空間>
- オフィスカフェと社員食堂や休憩室との違い
- 狭い空間でもオフィスカフェの設置は可能
オフィスカフェと社員食堂や休憩室との違い
オフィスカフェと社員食堂、休憩室の違いは、主な目的と使い方にあります。社員食堂の主な目的は食事の提供で、ピーク時の収容人数や衛生、厨房などが注意点になりやすく、コストと面積が大きくなりやすい傾向があります。
休憩室の主な目的は個々人の休息です。休憩室が開放的な場所か、それとも閉鎖的な空間なのかは施設によって異なります。
オフィスカフェの主な目的は、休憩・交流・軽作業など多目的で、立ち寄りやすさを意識した使い方が中心です。休息が中心の休憩室に対し、オフィスカフェは交流を促す場所といえます。
■オフィスカフェとその他施設の主な違い
種類 主な目的・使い方 デザイン(施設による) 社員食堂 食事の提供が中心。ピーク時の収容や衛生、厨房の設置が前提になりやすい 厨房と座席をまとめた構成が多い 休憩室 個々人の休息が中心。用途は休憩に寄りやすい 独立した別室になる場合も、執務のそばに置く場合もある オフィスカフェ 休憩・交流・軽作業など多目的。立ち寄りやすさを意識する 執務の近くやオープンな一角、カウンターやハイテーブルを置く例がある
狭い空間でもオフィスカフェの設置は可能
オフィスカフェは飲料の提供が条件ではなく、限られたスペースでも目的や使い方に応じて設置できます。従業員が飲み物を持ち込む形でも、カフェのような雰囲気と機能があれば、オフィスカフェは休憩や交流の場として使えます。
企業は、オフィスの空きの一角や図書コーナーの転用など、活用できるスペースを探すことからオフィスカフェの導入が可能です。オフィスカフェは、5坪前後のカウンター中心のスペースでも設置できます。なお、必要な面積は用途や席数などによって異なります。
また、オフィスカフェの運営では、常設のコーヒーマシンやミネラルウォーターなど飲み物をセルフで用意することが中心で、常駐スタッフがいるようなチェーン型とは規模や目的が異なる点も特徴です。企業は既存のテーブルと椅子を組み合わせてカフェの雰囲気をつくる方法もあります。
なお、プラスの「5 TSUBO CAFE」は、省スペースでカフェのような場をつくる選択肢のひとつです。

オフィスカフェ導入で得られる効果
オフィスカフェ導入の効果は、交流促進や気分転換、移動時間の削減のほか、企業の印象づくりなどがあります。ここでは、オフィスカフェ導入で得られる効果を具体的に見ていきましょう。
<オフィスカフェ導入で得られる効果>
- 部署を越えた会話が生まれやすい
- オンオフを切り替えやすく、来客や求職者の印象にもつながる
部署を越えた会話が生まれやすい
オフィスカフェのように用事がなくても寄れる場所があると、部署を越えて普段話さない相手との会話も起きやすくなるでしょう。給湯の待ち時間やコーヒーを淹れる時間がきっかけになり、会話につながることがあります。
オフィスカフェは給湯室の代わりではありませんが、飲み物を得る動線のそばに置くと、立ち話のきっかけが増える可能性が高まります。
また、フリーアドレスで所在が散らばる職場では、オフィスカフェは待ち合わせ場所やマグネットとしても便利です。雑談はアイデアや情報収集のきっかけになることもあります。
オンオフを切り替えやすく、来客や求職者の印象に残りやすい
従業員が執務と違うしつらえに短時間移ると、オンオフの切り替えがしやすくなります。また、オフィスカフェは、来客や求職者がオフィスの雰囲気を感じる場にもなります。
また、オフィスカフェがあると、従業員は社外のカフェまで往復する時間を減らせるほか、例えばPC作業の合間に息を抜ける場所として使えるでしょう。
なお、オフィスカフェは、席を立って短い休みを取るために利用されることが一般的です。ソファに長く沈むような席だけだと切り替えが遅れやすくなる懸念もあります。企業は、短時間の休憩に使いやすいハイテーブルやスタンディング席などを用意すると、仕事に戻りやすい環境をつくれます。
効果を発揮するオフィスカフェ設置のポイント

効果を発揮するオフィスカフェ設置のポイントは、オフィスカフェを設置する場所と、使い方のルールを設定することです。ここでは、オフィスカフェの席の置き方と、使い方のルールを解説します。
<効果を発揮するオフィスカフェ設置のポイント>
- 動線の上に、短時間で使える席を置く
- 使い方のルールを先に決める
動線の上に、短時間で使える席を置く
効果を発揮するオフィスカフェ設置のポイントのひとつは、人の動線に沿った場所に設置し、立ち話や短時間の着席に使える席を置くことです。
オフィスカフェに適した動線としては、執務室やエントランス、会議室の近くは人が立ち寄りやすい場所といえるでしょう。短時間の利用を促したい場合は、ハイテーブルやスタンディングを多めにしてソファは補助にする、といった選択肢もあります。
また、企業は執務室への音漏れや、電源の確保、ごみ箱の設置、ランチ時の臭いにも気を配ることが大切です。
使い方のルールを先に決める
オフィスカフェを設置する際は、飲食の範囲や片付け、会議利用の優先、開放時間といった使い方のルールを決めることも大切です。情報掲示やサイネージを置く場合は、情報内容の更新担当者も決めておくと、古い情報が残ることを防ぎやすくなります。
なお、企業がオフィスカフェを予約制にすると長時間の占有は減りますが、用事のない立ち寄りが減ってしまうかもしれません。利用シーンに迷う際は、「静かなカフェ」と「話してよいカフェ」で使い方を分ける方法もあります。

オフィスカフェ導入企業の活用事例
ここからは、プラスが手掛けた納入事例と、ランチ以外の使い方を紹介します。空間づくりの参考としてぜひご覧ください。
【入居約1,000名】日立化成株式会社(現・株式会社レゾナック) 様の待ち合わせカフェ

| 入居人数 | 約1,000名 |
| 業界・業種 | 製造業 |
入居人数約1,000名の規模の日立化成株式会社(現・株式会社レゾナック) 様は、フリーアドレス導入後にオフィスカフェを置き、待ち合わせや会議前後の立ち寄りに利用されています。人を集める・会話のきっかけをつくるしかけとして、ランチタイムの弁当販売や、コーヒーメーカーの入れ替え、オフィスコンビニの設置など、従業員のワクワク感を生み出せるような施策を続々と行っています。
日立化成株式会社(現・株式会社レゾナック) 様のオフィスカフェ導入事例について詳しくは、「「雑談するしかけ」と「従業員のニーズ」を満たすコンテンツを定期的に追加する魅力的なスペースへ。」をご覧ください。
【本部約340名】東陽監査法人 様の図書コーナー転用オフィスカフェ

| 入居人数 | 約420名 ※うち設置した本部事務所の人数約340名 |
| 業界・業種 | サービス業 |
本部事務所が約340名(在籍は約420名)の東陽監査法人 様は、図書コーナーを転用し、交流と採用ツアーの場としてオフィスカフェを設置しています。コーヒーを飲みながら本を開いたり、「本にはこう書かれているが実際はどうなのか」と会計士同士が話し合ったりする風景が増えているそうです。
東陽監査法人 様のオフィスカフェ導入事例について詳しくは「図書コーナーが交流拠点。気軽な会話が知見の共有にも」をご覧ください。
【入居約240名】パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社 様の中央カフェ

| 入居人数 | 約240名 |
| 業界・業種 | サービス業 |
入居人数約240名のパソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社 様は6フロアの中央に多目的スペースを置き、一人で集中する仕事やミーティング、リフレッシュ、ランチなど幅広い用途でオフィスカフェを活用されています。フロアの中央エリアにオフィスカフェを設置したことで、決まった人とだけのコミュニケーションではなく、偶発的なコミュニケーションが生まれているそうです。
パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社 様のオフィスカフェ導入事例について詳しくは「「衆知を集める」というキーワードのもと、雑談の中で知恵を生み出せるスペースを。」をご覧ください。
【入居人数約40名】クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社 様のエントランス

| 入居人数 | 約254名 |
| 業界・業種 | 飲食業 |
延べ床面積254平方メートル、入居人数約40名のクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社 様は、オフィス・エントランスの円形ユニットをドーナツ受け取り時の交流の場としても使っています。
会社の顔であるエントランスにオフィスカフェを設置することで、従業員が自然と集まる空間となり、井戸端会議のようなスペースになっているそうです。
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社 様のオフィスカフェ導入事例について詳しくは「OPEN THE BOX !」をご覧ください。
オフィスカフェの相談はプラスへ
オフィスカフェとは、人が立ち寄りやすい多目的なカフェ空間のことです。オフィスカフェの主な効果は交流と従業員の気分の切り替えにあり、場所とルールがポイントになります。企業は一部のスペースから始める方法も、レイアウト全体で動線上に置く方法もあるため、状況に応じて運用を進めていきましょう。
プラスは、コミュニケーションスポットとしてのオフィスカフェ空間を提案しています。
オフィスのコミュニケーションスポットについては「5 TSUBO CAFE」を、社内コミュニケーションに関わる課題については「社内コミュニケーションの活性化」もご覧いただき、お気軽にご相談ください。
オフィスカフェに関するよくある質問
オフィスカフェとは何でしょうか?
オフィスカフェとは、社内にカフェの雰囲気を取り入れ、人が立ち寄りやすい場となる空間のことです。食事提供が主目的ではなく、従業員は短時間の離席や会話、軽い打ち合わせにも使います。詳しくは「オフィスカフェとは人が立ち寄りやすい場となる空間のこと」を参照ください。
オフィスカフェと休憩室や社員食堂は何が違うのでしょうか?
オフィスカフェと休憩室、社員食堂の違いは、主な目的と使い方にあります。食堂は食事の提供、休憩室は個々人の休息、オフィスカフェは休憩・交流・軽作業などの多目的な立ち寄りが中心です。詳しくは「オフィスカフェと社員食堂や休憩室との違い」を参照ください。
効果を発揮するオフィスカフェの設置ポイントは何でしょうか?
企業は、人が通る場所に短時間で使える席を置き、飲食や片付け、開放時間のルールを先に決め、席の種類を利用目的に応じて組み合わせることがポイントです。詳しくは「効果を発揮するオフィスカフェ設置のポイント」を参照ください。
オフィスカフェは狭いオフィスでも設置できるでしょうか?
オフィスカフェでは、飲料の提供や広い厨房は条件ではなく、企業は限られたスペースでも目的に応じて設置できます。空きの一角や図書コーナーの転用から始める例もあります。詳しくは「オフィスカフェ導入企業の活用事例」を参照ください。

