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おしゃれなレイアウトのオフィスにするための配置パターン

おしゃれなオフィスにするためには、配色や照明も大切ですが、デスクの配置によっても雰囲気が大きく変化します。しかし感覚だけで並べると乱雑に見えたり、思ったようなデザインにならなかったりします。

実は、デスクのレイアウト方法にはいくつかの「型」があります。ここではおしゃれに見せるためのデスクのレイアウト方法の型と、その特徴について解説します。

①対向型レイアウト

対向型レイアウトは、同じチームのメンバーを向かい合わせに配置したレイアウトです。メリットは、チーム内でのコミュニケーションが活発になることです。チームごとに島を作って配置するため、チームワークが促進されます。

一方で、顔を突き合わせての業務になるため、集中したいシーンではやや気が散ることもあります。パーテーションを用いることで、視界をコントロールすることも可能です。

②背面式レイアウト

チームメンバーを背中合わせで配置したレイアウトが、背面式レイアウトです。振り返るだけですぐにコミュニケーションが可能ですが、デスクワークの際には自分の作業に集中しやすくなります。企画や営業、総合職などに向いているレイアウトです。

③同向型レイアウト

同向型レイアウトは、全ての机を同じ向きにそろえてレイアウトすることです。作業に集中しやすい一方で、コミュニケーションはあまり取れません。技術職やコールセンターなどでよく見かけるレイアウトです。ワークフローが安定している業種に適した配置方法です。

④ブース型レイアウト

パーテーションなどで個人のデスクを半個室化したものが、ブース型レイアウトです。外の空間とパーソナルスペースに境界があるため、自分の作業に特に集中しやすいでしょう。クリエイターやエンジニアなど、一人での作業時間が長い業種におすすめのレイアウトです。

⑤クロス型レイアウト

あえてテーブルを縦横に交差しておくことで、流動的な移動を促し自然にコミュニケーションが生まれる配置がクロス型レイアウトです。コミュニケーションが促進されやすい一方で、シーンによっては集中しにくいこともあります。

⑥ブーメラン型レイアウト

120°のテーブルを3つ向かい合わせに配置したものが、ブーメラン型レイアウトです。お互いに目線を外しやすく作業に集中できる一方で、横を見ればすぐにチームメンバーとコミュニケーションが可能です。一人当たりが使用できる机の面積も広いため、作業スペースが必要な際にも有効です。

おしゃれなレイアウトのオフィスにするためのデスク運用パターン

オフィスをおしゃれなレイアウトにするには、デスクの配置方法と併せて運用方法を決めておくことで、コンセプトが明確になりレイアウトしやすくなります。

近年では、固定席以外にもフレキシブルに働ける運用方法が採用されています。それぞれの特徴をみていきましょう。

①固定席

多くの企業で採用されている方法です。あらかじめ社員一人ひとりのデスクが決められており、出社したら決まったテーブルについて業務を行います。常に同じチーム・同じテーブルで仕事するため、結束力が生まれやすいのが特徴です。また、社員の個性がデスクに現れやすくなります。それぞれにとって働きやすい環境を構築できる一方で、オフィス全体の統一感がなくなることもあります。

②フリーアドレス

フリーアドレスとは、固定席を持たずに好きなデスクについて働くワークスタイルです。社員はその日によって別のデスクで仕事ができるため、常にフレッシュな気分で業務を行えます。また隣に座る人がその日によって変わるため、会社全体でコミュニケーションが促進されます。

③グループアドレス

グループアドレスは、フリーアドレスをチーム単位で行うことをいいます。チームで座るデスクを決めるため、チーム内でのコミュニケーションが生まれ結束力を高める効果があります。フリーアドレスと同様に、隣り合うチームがその日によって異なるため、新たなコミュニケーションが生まれることもあります。

④ABW

ABWとは「Activity Based Working」の略で、オフィス内にブース型や対向型などさまざまなレイアウトのデスクを設置し、従業員はその日の気分や業務に合わせて好きな場所で働けることをいいます。自らが働く場所を選択することで、自律的な働き方を促進できます。

フリーアドレスとの違いは、仕事場をオフィス内に限定せず自宅や外出先も選択可能な点です。また会社によっては、出勤時間を自由に選べることをABWと呼ぶこともあります。

オフィスレイアウトを考える際のポイント

オフィスのレイアウトを考える際には、いくつかの決まりごとがあります。ポイントをおさえることで、おしゃれで美しいオフィスを構築できます。

ゾーニング計画を立てる

ゾーニング計画とは、オフィス内の機能や用途に応じて各エリアをどのように配置するか決めることをいいます。ゾーニング計画によって、デザインの良さと効率性や使いやすさを両立させられます。

例えば、会議室や来客用の応接室はエントランスから近い位置に配置することで、来客のアクセスがスムーズになりオフィスの印象も良くなります。また執務スペースや休憩室などは、社員の利便性や集中力を考慮して配置します。こうした配慮によって、オフィス内の各機能が効果的に活用され、業務効率が向上します。

さらにゾーニング計画を立てる際には、セキュリティに関しても考慮します。オフィスには社員だけでなく来客や社外の人々も出入りするため、適切なセキュリティ対策が必要です。各エリアの重要度や機密性に応じてアクセス制限や監視カメラの配置などを検討し、セキュリティレベルを適切に設定しましょう。

動線設計は業務効率を意識する

動線設計とは、オフィス内で人が移動する経路を計画することです。業務効率を意識して設計を行うことが大切です。

例えばコピーコーナーのような多くの社員が利用するエリアは、全員がアクセスしやすい場所に配置することで効率も高まります。また重要な会議室や共有スペースも、オフィス内の中心部に配置すると社員が容易にアクセスできるようになります。

ただし近年では、長時間の連続したデスクワークは健康によくない影響を与えるといわれています。そのためオフィス内での動線設計において、あえて回遊を促すような配慮がなされることもあります。定期的な動きが促される設計を行うことで、社員の健康促進にもつながります。

寸法・距離も考える

おしゃれなオフィスのレイアウトを計画する際には、家具と壁の間の通路幅を適切に確保することでオフィスの快適性や使いやすさを担保できます。
以下の数値が基準となります。

・メイン通路:1600mm
・デスク間のスペース:900mm
・壁と座席の間(座席後ろが動線ではない場合):900mm
・壁と座席の間(座席後ろが動線の場合):1600mm
・座席間のスペース:1600mm
・キャビネットと座席の間:1500mm

以上の基準に従って配置された家具や通路は、快適な移動や作業ができる環境を提供します。
また近年では感染症予防の観点から、フィジカルディスタンスが重視されており、人と人との距離が2000mmとなるように調整することもあります。社員同士の安全な距離が確保され、お互いにとって気持ちいい環境を構築可能です。

自社のスタイルに合ったデスクを選ぶ

家具の中でも、デスクはオフィスのレイアウトに大きな影響を与えます。自社の働き方やスタイルに合致したデスクを選ぶことが大切です。ここでは、一般的なデスクの種類を紹介します。

単体デスク

単体デスクは、一つの独立したデスクユニットで構成されています。一人が使用するためのシンプルなデスクで、机の上にはパソコンや書類、文房具などを配置するのに適しています。個々の作業スペースとして利用されることが一般的なため、基本的には固定席として用いられます。さまざまなサイズやデザインがあるため、働き方やスペースに合わせて選択できます。

大型ロングデスク

大型ロングデスクは、複数の人が利用できる長い形状のデスクです。長机やコワーキングデスクとして用いられ、主に同向型や対向型のレイアウトを選択する際に採用されます。人数の増減に対応しやすく、電話やインターネット回線への接続も容易です。大型のものを設置する際には、専門業者への依頼が必要になります。

キャスター付きデスク

キャスター付きデスクは、移動が容易なモビリティを持つデスクです。キャスターが付いているため、簡単にデスクを移動させられます。オフィスのレイアウト変更やスペースの効率的な利用が可能になり、プレゼンテーションやミーティングなどのさまざまな用途に対応できます。収納力は低いため、フリーアドレスなどフレキシブルな働き方に向いています。

可変タイプのデスク

可変タイプのデスクは、高さや角度などを調節できるデスクです。手動や電動でデスクの高さや天板の角度を調整できるため、社員の働きやすさや身長に合わせて最適な作業環境を提供できます。アイテムによっては立ったままの仕事もできるため、健康面にも配慮した選択といえます。

最適なワークスペースを確保する

ワークスペースとは、1人がデスク上で作業するスペースのことで、効率的な業務遂行には適切なスペースが必要です。
職種によって必要なスペースが異なり、例として外回りの多い営業職の場合はコンパクトなW1000mm程度、内勤スタッフはW1200mm以上、技術職は広めのW1600mm以上が適しています。それぞれの業務に合わせて、最適なワークスペースを確保することが大切です。

オフィスレイアウトのパターンとは?レイアウトを決める際のフロー・注意点も解説

おしゃれなレイアウトのオフィスにするコツ

おしゃれなオフィスを構築するためには、これまで紹介した機能性を確保するためのルールに加え、洗練されたデザインが必要になります。おしゃれにレイアウトするためのコツについて解説します。

コンセプトに合わせてデザインする

オフィスのデザインは、会社のイメージを参考にコンセプトを決めて構築すると良いでしょう。ゲストや従業員に対して、企業のブランドや価値観を明確に伝えるために効果的です。

またデザインにコンセプトを設けることで、オフィス内外の印象を統一し、一貫性のあるブランドイメージを演出できます。例えばエントランスや共有スペースに企業のロゴを設置したり、コーポレートカラーを取り入れたりすることで、会社のアイデンティティを視覚的に表現可能です。またオフィス内の壁面や家具・照明などのデザインも、空間の雰囲気に影響を与えます。

コンセプトに合わせたデザインは、従業員のモチベーションや自律性を高め、ゲストに対してもプロフェッショナルな印象を与える効果があります。

おしゃれな家具を取り入れる

オフィスにおしゃれな家具を取り入れることは、単に外見の美しさだけでなく、従業員の快適性や効率性、企業のイメージ向上にも影響を与えます。

モダンでスタイリッシュなデザインの家具によって、従業員やゲストに対して先進性や創造性を表現可能です。また快適なチェアやデスクは正しい姿勢をサポートし、長時間の作業でも身体的な負担を減少させることで、従業員のモチベーションや創造性を引き出します。

社員の目線になって考える

オフィスは、社員にとって快適に働ける環境を目指してデザインされることも大切です。
従業員の仕事内容や目的に応じて、異なる作業スペースや家具を用意しましょう。集中して作業する業務の場合は個室のブース席が必要ですし、チームでアイデアを出し合う場合にはカジュアルなミーティングスペースが適しています。

また居心地の良い空間を作るために、リラックスできる色や素材も取り入れましょう。オフィス内に植物などのグリーンを配置することで、ストレス軽減や視覚疲労の緩和につながります。
さらには自宅のリビングルームのようなくつろげる空間を演出することで、従業員の創造性を刺激できます。ホテルライクなオフィス、カフェのようなくつろげるオフィスなど、従来の環境にとらわれない視点も心がけましょう。

シンプルなデザインにする

オフィスのデザインは、シンプルであることも重要です。過剰な装飾や複雑なデザインよりも、清潔感があり無駄のないシンプルなデザインが、オフィス全体の統一感を高めスッキリとした印象を与えます。日々の業務を行う上でもシンプルであることで効率性が高まり、社員の能力を発揮させやすくなります。またシンプルなデザインは誠実な印象を与え、ゲストからの信頼獲得にもつながります。

【オフィスデザイン事例紹介】おしゃれにこだわるコンセプトやレイアウト設計

【最新】おしゃれでかっこいいオフィス事例23選 規模別のレイアウト例とコツを解説

おしゃれなオフィスのレイアウト事例15選

レイアウトが洗練されたおしゃれなオフィスの事例を紹介します。

アース工業株式会社

アース工業株式会社のオフィスは、温かみのある空間を追求し、社員の快適性を重視してデザインされました。執務室では木製家具を基調にしたミーティングエリアが設けられ、モニター周りには多機能なブラックボードが配置されています。

さらに遊び心を取り入れた要素もあり、卓球台をモチーフとしたテーブルや、カラフルなボルダリングウォールが印象的です。外観もスタイリッシュで、従業員や地域住民とのコミュニケーションを促進しています。

コスモ調剤薬局

コスモ調剤薬局の新オフィスは、社員に魅力的な空間を提供し、地域社会への貢献も目指したデザインが特徴です。多目的フロアではセミナーや料理教室などのイベントが開催される予定で、オープンキッチンを中心にしたスペースが設けられています。さらにステージも備えられ、歌やダンスの発表会も視野に入れて設計されました。フリーアドレス制が採用されており、明るく心地よい照明で作業効率を向上させると同時に、コミュニケーションを活発化させる環境も整えられています。

また2つの異なるタイプのミーティングスペースも設けられているため、シーンに応じて選択可能です。さらに見渡しの良いオープンキッチンやカウンター席では、社員にリラックスできる空間を提供しています。

トランコム株式会社

トランコム株式会社の新オフィスは、東京駅の目前という好立地に建てられました。シンプルかつ先進性のあるインテリアでまとめられており、エントランスから受付、ラウンジ、応接室、各種会議室や執務室まで広々とした開放的な空間が特徴です。曲線の壁やガラスの間仕切り、木製のカウンターが使用され、ゲストにオープンで信頼性のある印象を与えます。

会議室や応接室は広々と使える対向型のレイアウトが採用されており、集中したミーティングから、日々のチームワークの構築まであらゆるワークシーンに対応しています。さらにガラスブースや大会議室ABCでは、用途や人数に合わせて柔軟にレイアウトを変更可能です。

NECネッツエスアイ株式会社新潟支店

NECネッツエスアイ株式会社の新潟支店は「コラボレーション」をコンセプトに先進的なオフィス空間を実現しています。オープンな空間を増やすことで、オフィス全体の見渡しをよくし、コミュニケーションを促進しています。デスクエリアには対向型やブーメラン型のレイアウトが採用されており、さらにはガラスブースも設置しているため、柔軟な作業スタイルに対応しています。

コラボエリアでは大型モニターを使用し、来客への商品案内などに活用されています。リラックスできる小上がりスペースには防災グッズも備え付けられ、万が一の際にも速やかに対応可能です。またエントランスはガラスで作られた開放的な空間で、社内だけではなくゲストとのコラボレーションも目指してデザインされています。

株式会社メディカル・コンシェルジュ阪急ターミナル梅田支社

株式会社メディカル・コンシェルジュの阪急ターミナル梅田支社は、医療関係の有資格者向けの人材サービスを提供しています。「URBAN JUNGLE」というテーマを掲げ、都会的な雰囲気の中にグリーンの要素を取り入れた空間づくりが行われました。

エントランスはクールな雰囲気の中にターコイズカラーのタイルが用いられ、親しみやすさを演出しています。面談ブースは壁面にグリーンを配置することで、自然の要素を取り入れた印象的な空間が作られています。面談室はシンプルで洗練されたデザインの家具で構成され、信頼感ある雰囲気にまとめられています。セミナールームは機能的でありながらも、落ち着いた雰囲気の中で学べる空間となっています。

株式会社マーケティング研究協会

株式会社マーケティング研究協会は、マーケティングに関するセミナーや研修を行っています。オフィス移転を機に、理想とするセミナー空間を自社内に設けました。エントランスにはセミナー受講者の受付スペースを確保し、セミナー案内を表示する液晶モニターを設置しました。セミナー受講者の交流を主な目的として設置されたラウンジでは、ゆったりとしたスペースで家具を配置し、利便性を高めつつエレガントで緊張感のある空間が演出されています。

また会議室はセキュリティを確保するためにブラインドを設置し、完全防音仕様になっています。さらにテーブルレイアウトを簡単に変更でき、元に戻す際にはフロアに引かれたラインをガイドにすることで、整然とした空間を実現しています。

株式会社フジミック

株式会社フジミックのオフィスリニューアルでは、役員会議室や大会議室など各部屋が異なるテーマで設計されています。役員会議室はダークトーンで重厚感を演出し、大会議室はスライディングウォールを採用しセパレート可能なフレキシブルな機能性を持たせています。

また姿勢を変えられる上下昇降テーブルを採用し、会議中のクリエイティビティや健康にも配慮されています。執務空間ではクロス型のデスク配置がコミュニケーションを活発化し、社長席は全体を見渡せる位置に配置されました。さらに窓からお台場の海が望める場所にファミレス席を設け、眺望にもこだわっています。

株式会社有村紙工

株式会社有村紙工の新しいオフィスは、地域や環境への配慮を重視し、自然素材やアースカラーを使用してデザインされました。エントランスは画廊のような雰囲気で、光の効果とレリーフの壁材が立体感を強調し、心地の良いコントラストを生み出しています。一方、受付は清潔感のあるモスグリーンの壁材を採用しており、ゲストに安心感を与えています。

また会議室の横にはラウンジが設けられ、心や仕事にゆとりをもたらします。応接室や社長室には穏やかな雰囲気を演出するためにナチュラルカラーと木目の素材が使用され、会議スペースは多目的に利用できるよう機能性を重視し、キャスター付きのデスクが採用されています。

株式会社メディカル・コンシェルジュ 新宿本店

株式会社メディカル・コンシェルジュ 新宿本店のオフィスは、ニューヨークのカフェをイメージしてデザインされています。エントランスには小窓や飾り棚などカフェのような雰囲気でまとめられています。面談ブースの中心にはオープンパントリーが配置され、人の流れる環境を生み出しています。

また視線を誘導するように大きな観葉植物が配置されており、プライバシー性を高める工夫がされています。面談ブースや個室は暖かな照明が採用され、落ち着いて利用しやすいのが特徴です。一方の執務スペースは穏やかかつスタイリッシュな印象で、シンプルな形状と色の家具でまとめられています。

株式会社クライム 群馬事業所

株式会社クライム群馬事業所のオフィスは、高い天井を活かしダイナミックで躍動感のある空間を目指しました。フリーアドレスを導入し、社員が自由に使える場や挑戦できる環境を提供しています。受付、待合、パントリー、打ち合わせ機能を一つの空間にまとめたラウンジスペースでは、企業イメージを表現するサイネージを設置しています。メインストリートを中心にワークスペースが点在しており、社員はその時々の仕事内容に応じて自ら席を選んで仕事が可能です。

またワークスペースとして使用するラウンジ2はカーテンで仕切られており、オープンすることで大規模なミーティングにも使用可能になります。オフィス全体で、機能的かつ快適な環境が整えられています。

公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構

ワンフロア化することでコミュニケーションを促進し、部署を超えたチームワークの構築を目指しています。エントランスはコンパクトな待合スペースを設け、木目を多用したナチュラルでスポーティなデザインが特徴です。執務室は仕切りのない開放的な空間で、回廊型の大きな通路がコミュニケーションのきっかけを作ります。接客をメインとしたミーティングルームが受付サイドに設置されており、多目的スペースではキャスター付きのテーブルが使用され、機能性とデザイン性を両立させています。

コミュニケーションスペースでは、人が集うスタンディングテーブルが配置され、さまざまな活動やコミュニケーションが促進される環境が整えられています。

株式会社アソビズム

株式会社アソビズムのオフィスは、クリエイティブな発想を生み出せる、多様なコミュニケーションを促進するデザインが特徴です。エントランスはレンガ調のブリックタイルでまとめられ、透明性のあるガラス壁が社内の雰囲気をゲストに伝えています。執務室のデスクは木製で、ナチュラルなインテリアで統一されています。

また書庫とカウンターを一体化し、オフィスを自然な形でセパレートしています。フリースペースではゲームやTVを楽しめるスペースが設けられ、ラウンジは昼間には商談や休憩、夜はバースペースとして利用されます。さらに通路上にはボルダリングスペースが設置され、仕事中に身体を動かすことで新しいアイデアの創出やリフレッシュ効果が期待できます。

住商グローバル・ロジスティクス株式会社茜浜センター

住商グローバル・ロジスティクス株式会社の茜浜センターは、海と山をテーマにしたオフィスを構築しました。海をイメージしたオフィスは、ブルーやグレー、白を基調とし、手塗感のある壁紙が採用されています。フリーアドレスが採用されており、フレキシブルな家具で構成され、レイアウトの変更が自由に行えます。ゲストを迎える海の見える会議室は、黒を基調としシャープな印象を与えるテーブルでまとめられています。

一方、休憩室は山をテーマにしており、イエローやグリーン、木を基調としたインテリアで構成されました。壁紙や木調のルーバーが空間に変化を与え、リラックスできる雰囲気を演出しています。

株式会社AIT

株式会社AITのオフィスは、Conference、Personal、Commonの3つのゾーンに機能を整理し、オフィスの活性化を図っています。カフェスペースはワークスペースとリフレッシュスペースを兼ね備えており、時間帯を問わず自由に使えるようになっています。スクエアテーブルはキャスター付きでレイアウトを自在に変えられ、ソファ席はゆったりとした仕事と休憩のどちらでも使用可能です。

また個別ソファやカフェ用チェアも窓側に配置され、リラックスとビジネスを両立しながら仕事ができる環境が整えられています。また応接室と会議室は同じエリアに集約され、壁面の一部はシート貼りにすることでアクセントになっています。

ニッカ株式会社

ニッカ株式会社のオフィスは、社員の主体性を尊重し、交流を促進する空間を目指してデザインされました。3階には営業・社長室が配置され、バーカウンターやラウンジスペースが設けられており、社内イベントなどに活用される集いの場となっています。2階は総務・経理・設計のフロアで、固定席と自由に席を選べるフリーアドレスが併設されています。4階には会議室やボードルームが配置され、上質さと機能性を両立した空間となっています。

各フロアをつなぐ階段は吹き抜けになっており、1階から4階までの空間に一体感を持たせています。各階が空間的につながっていることで、緩やかに社員間の交流が促進されています。

おしゃれなオフィスづくりはプラス株式会社へ

おしゃれなオフィスのレイアウトを決める際には、デスクの種類や運用方法など決めることが多く、タスクがかさみがちになります。そんな負担を減らしたいなら、ぜひプラス株式会社にご相談ください。今回紹介した事例は、全てプラス株式会社が携わったものです。機能性や安全性を確保しつつ、自社ブランドを反映させたおしゃれなデザインを提案します。

まとめ

オフィスをおしゃれにレイアウトするためには、自社の働き方に対応するデスクの種類や配置方法を決めることが大切です。実際にレイアウトを決める際には、動線や快適性、利便性にも配慮して社員の交流が自然と生まれるような配置を考えましょう。

また社員の声を聞き、必要とされるスペースを設置したりシンプルにまとめたりすることも大切です。紹介した事例を参考に、自社にぴったりなオフィスを検討してみてください。

この記事を書いた人

マーケティング部 コラム編集部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部 コラム編集部

プラス株式会社ファニチャーカンパニーのマーケティング部門です。オフィスに関する最新のトレンド情報や、オフィス移転・リニューアル・オフィスデザインに関する情報を発信しています。 オフィスの最新情報はInstagram「plus_kagu」で検索してフォロー!昨日よりもオフィスが好きになるような、「家具・働く空間にまつわる工夫・デザイン事例」などの情報をお届けしています。

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