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オフィスの中で、社外の人の目に最も触れる場所といえばエントランスです。そのため、エントランスのイメージがそのまま企業の印象につながるケースも珍しくありません。では、多くの人に良いイメージを持ってもらうにはどのようなエントランスが必要なのでしょうか。今回は、オフィスのエントランスの役割や必要なもの、設計ポイントなどを事例とあわせて紹介します。

オフィスエントランスの役割と重要性

オフィスエントランスが持つ主な役割として、次の2点が挙げられます。

企業の理念やビジョンのアピール

オフィスエントランスは多くの人の目に触れる部分だからこそ、企業理念やビジョンをアピールできます。単純に企業理念やビジョンを掲示するだけではなく、イメージとしてデザインし、アピールすることも可能です。

オフィスエントランスで企業理念やビジョンがうまく伝われば、企業のイメージアップにもつながり、顧客や新入社員の獲得にも効果を発揮しやすくなるでしょう。

自社商品のディスプレイスペース

オフィスエントランスは、自社商品をアピールできる場でもあります。オフィスエントランスにスペースを作り、商品をディスプレイすれば、訪問者に対し、自社がどのような企業で何を作っているのかを一目で伝えられるでしょう。

エントランスをつくるコツについては、『企業のイメージアップにも重要!オフィスエントランスをつくるコツ』の記事をご覧ください。

オフィスエントランスに必要なもの

オフィスエントランスのスペースにもよりますが、一般的なオフィスエントランスに必要なものとして挙げられるのは次の物です。

受付スペース

オフィスエントランスで最も重要なものは、訪問者に対応するための受付スペースです。受付スタッフがいる場合は、電話のほか、受付スタッフが使用するパソコンも置けるような受付カウンターを用意します。受付スタッフがいない場合は受付用の内線電話を設置し、訪問者が社員と連絡が取れるようにします。

エントランスや受付のデザインについては、「オフィスの受付デザインに求められるものとは?デザインのポイントについて解説」の記事をご覧ください。

サイン

企業のサイン(社名プレート、看板)もオフィスエントランスには必須のアイテムです。訪問者に一目で会社名がわかってもらえるよう、オフィスエントランスに入った際にすぐ目につく場所に設置します。

椅子

訪問者が多い企業であれば、訪問者が待機するための椅子も必要です。また、従業員が少なく呼び出されてから受付に向かうまでに時間がかかるような場合でも、椅子を用意しておけば、座って待っていてもらえます。

ただし、オフィスエントランスは人の出入りが多いため、出入りの邪魔にならない場所に設置しなければなりません。スペースが狭い場合は、椅子を置かないという選択をしても構いません。

企業イメージを良くするグリーン

コーポレートカラーとのバランスが悪くなければ、差し色としてグリーンを取り入れると、企業イメージの向上につながります。特に観葉植物は定期的に交換したり、手入れをしたりすることで、管理が行き届いている企業というイメージを持ってもらえるため、信頼感を得られる可能性も高まるでしょう。

オフィスグリーンの効果については、『オフィスグリーン(緑化)の効果とは?事例やグリーンの選び方も紹介』の記事をご覧ください。

資料を置く台

商品カタログや企業紹介パンフレットを設置する台です。訪問者が自由に持っていけるようにすれば、記憶にも残りやすく、採用や商談など次につながる可能性も高まります。

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森村商事株式会社様 事例

オフィスエントランスの設計ポイント

オフィスエントランスを設計する際にはいくつかの注意すべきポイントがあります。代表的なものは次の2つです。

お客様の動線を考慮する

訪問者とすぐに打ち合わせができるよう、応接室などのお客様用スペースへの動線については十分に考慮する必要があります。基本的には更衣室や給湯室などの前を通らないような動線がよいでしょう。

また、混雑なくスムーズに案内できるよう、社員の往来が多い場所を避けられるよう注意してください。

セキュリティに配慮する

誰でもオフィス内に入ることができる状態にならないよう、セキュリティにも十分な配慮が必要です。特に受付スタッフが常駐していない場合、エントランスから先へは社員が出迎えてからでないと進めないよう、ロックがかかるシステムの導入が欠かせません。

オフィスエントランスの事例

医薬・医療・医療機器・ヘルスケア業界向けにソリューション提供を行っている、株式会社EPファーマライン大阪支社様(以下同社)のオフィスを紹介します。同社では、面談に来られた方に清潔感とインパクトを与えたいという思いから、オフィスエントランスの壁面を森林の中にいるようなデザインを採用しました。

また、会議室へ向かう通路も「樹木の路」をイメージしたデザインにすることで、訪問者に驚きと親しみを感じてもらえる演出を実現しています。

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株式会社 EPファーマライン 大阪支社様 事例

自社のイメージを明確にし、訪問者にメッセージの伝わるオフィスエントランスを

オフィスエントランスはまさに企業の顔として、多くの人の目に触れるスペースです。そのため、オフィスエントランスのレイアウトがそのまま自社のイメージにつながる可能性も高いため、十分な配慮が求められます。

基本的には清潔感やクリーンなイメージを演出するのが好ましいのですが、業種や企業理念によっては革新的であったり、攻めたイメージをアピールしたりするのもよいでしょう。

重要なポイントは、自社のイメージを明確にし、デザインで訪問者に伝えられるようにすることです。動線やセキュリティを意識しつつ、好印象なオフィスエントランスを目指しましょう。

新たなエントランスを作る際の参考として、弊社がこれまで手掛けたエントランスの事例をまとめた「エントランス事例集~ブランド価値を高める20のデザイン例~」をぜひ、ご覧ください。

エントランス事例集~ブランド価値を高める20のデザイン例|PLUS
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この記事を書いた人

マーケティング部 コラム編集部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部 コラム編集部

プラス株式会社ファニチャーカンパニーのマーケティング部門です。オフィスに関する最新のトレンド情報や、オフィス移転・リニューアル・オフィスデザインに関する情報を発信しています。 オフィスの最新情報はInstagram「plus_kagu」で検索してフォロー!昨日よりもオフィスが好きになるような、「家具・働く空間にまつわる工夫・デザイン事例」などの情報をお届けしています。

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