リモートワークが定着しつつある今、オフィスに求められる役割とは?独自のアンケート結果を基に解説

リモートワークが定着しつつある今、オフィスに求められる役割とは?独自のアンケート結果を基に解説

ワークスタイル

リモートワークを導入する企業の増加により、多様な働き方が可能になりつつあります。その半面、社員同士が対面でコミュニケーションをとる機会が減り、「疎遠になってしまう」「チームの活気が出ない」など人とのつながりの希薄化が問題となっています。そこで今回はプラスが独自に行ったアンケート結果を基に、リモートワーク時の一体感や活気に関してオフィスがどのような役割を果たせるかについて解説します。

リモートワーク時に社員が感じる精神面での問題は?

オフィスワークとリモートワークで社員が気持ちの面で感じることにはどのような違いがあるのでしょう。ここではアンケート結果の上位に上がった回答を紹介します。

Q. リモートワークを行うことで、気持ちの面で問題を感じることはあるか(複数回答)

1. 「職場の人たちの顔を見る機会が減って、疎遠になる」 31%

リモートワークは在宅もしくは外出先からのモバイルワークなど、ひとりでの作業が中心となるため、どうしても社員同士が疎遠になってしまいます。アンケートでこの回答が上位に挙がったのは、以前は、休憩やランチ時なども含め、実は社員同士が顔を合わせるだけでも気持ち的に安心して仕事ができていたことに気づけた結果だといえるでしょう。

2. 「チームメンバーの様子が見えないと、仕事をしているのか不信に感じる」 29%

特にチームのリーダーや管理職にこの不安を感じる方が多いのではないでしょうか。社員を信用していないわけではないものの、相手の働いている様子が見えないため、成果が出てくるまでは不安になってしまうというケースも多いでしょう。

3. 「仕事を一緒に進めているチームの活気が出ない」 22%

チームの仕事とはいえ、個人で作業をしていると、どうしてもチームとしての一体感が出ず、活気も感じられません。集中できるという点がリモートワークのメリットではありますが、チームとしての活気を個人作業で感じるのは難しいでしょう。

4. 「職場の活気を感じられず、仕事への取組意欲を保ちづらい」 20%

電話の音やミーティングの声などオフィスにいた時には当たり前に感じていた職場の活気も、自宅作業では感じることができず、仕事に対する取組意欲を維持するのは困難です。前述した回答と同様ですが、あらためて「個人で活気を持つ」「維持する」のは簡単ではないと感じてしまうのでしょう。

5. 「他部署や他のチームの取組や進捗など、様子が聞こえたり見えたりしないと、興味が薄れてしまう」 19%

オフィスではさまざまな部署、チームが周囲にいて、それぞれが活発に作業を進めています。それに刺激されて自分たちの仕事に向かうといったケースも少なくないでしょう。自宅では他部署や他のチームの姿はまったく見聞きできないため、刺激が少なく、自分たちの仕事に対しても興味が薄れてしまう可能性が高まるようです。

社員同士の距離感などが変わったことで、改めて社内コミュニケーションについて考える必要が出てきていると言えます。『社内コミュニケーションとは?重要性や課題、改善策をあらためて考える』の記事もご覧ください。

リモートワーク下で社員がオフィスに求めるものとは?

リモートワークを行っている社員が抱える気持ち的な問題を見たうえで、社員はオフィスにどのような役割を求めているのかを見ていきましょう。アンケートの主な回答から見えてくるのは、社員同士の関係性やコミュニケーションへの渇望です。

Q. オフィスでの人とのつながりに何を求めているか(複数回答)

・「チームメンバーとすぐに打ち合わせの内容に適した場所で議論できる」51%

オフィスでは、会議室で行った打ち合わせの内容について、すぐにミーティングルームや自席で議論を行えます。リモートワークでは、Web会議はできるものの、会議が終わるとひとりの空間に戻ってしまい、続けて社員間で議論するのはなかなか難しいのではないでしょうか。それがこの結果に表れています。

・「チームメンバーとは仕事とは関係のない話もできる」41%

これもオフィスワークの強みのひとつです。雑談のなかから仕事のアイデアが出るケースも少なくありません。また仕事以外の会話が気分転換になり、次の仕事への集中力が増すこともあるでしょう。リモートワーク中心となって初めて雑談の重要性が顕著に表れ、課題を感じている方も多いのではないでしょうか。

・「他部署の人とも業務外で自然と会話ができる」30%

オフィスにいると、移動時や休憩時などさまざまな場面で他部署の社員と遭遇し、会話が生まれやすくなります。それが関係性の構築につながり、いざという時に協力体制をつくるきっかけにもなるのです。

このように、社内コミュニケーションの活性化を求める回答結果が上位を占めました。社内コミュニケーションについては、以下の記事も参考にしてください。

『職場内コミュニケーション活性化の実現にいますぐ取り組める施策とは?』

『社内コミュニケーションが不足する理由は?原因と対策を考えよう』

いごこちのいいオフィス空間デザインを実現するポイントは?

リモートワークを行う社員にも出社する機会がある場合、出社時に他の社員とのコミュニケーションを活性化させておきたいものです。その際のポイントとなるのが、いごこちのいいオフィス空間のデザインです。

「チームメンバーと意見交換や共同作業を行う場合に、いごこちがいいと感じる空間デザインは」(複数回答)という問いに対し、もっとも多かった回答は、「内装や家具が木目調であったり、観葉植物が設置されていたりと、自然を感じるスペース(45%)」でした。

無機質なデザインよりも自然を感じられリラックスできる空間をいごこちのいい空間と考える方が多いようです。リラックスできる空間にいることで、同僚とのコミュニケーションも活性化されやすくなることでしょう。

理想のオフィス空間をつくるためのポイントは、『オフィスの空間デザインとは?理想的な空間をつくるために重視したいこと』の記事で紹介しています。

リモートワークを導入したからこそわかる生産性を高めるためのオフィスデザイン

リモートワークによって、社員にとって必要な要素が見えてきました。それを基に、オフィスのあり方やリモートワークの運用を改善し、生産性の高い組織であり続けられる工夫が重要だといえるでしょう。生産性の高い仕事を実現するためのポイントのひとつは、オフィスの空間デザインです。アンケート結果にもあったように、無機質なデザインよりも、自然を感じられるデザインが高い人気です。この結果を参考に、自社のオフィスデザインを見直されてみてはいかがでしょう。

その他、独自アンケートをもとにした記事はこちら

『ハイブリットワークは今後も続く?独自調査から読み解く、出社する割合を多くしたい理由とは?』

『独自に実施したアンケート結果から見る、フリーアドレスを効果的に運用するポイント』