通勤時間を短縮するには?サテライトオフィス導入でワークライフバランスを実現

通勤時間を短縮するには?サテライトオフィス導入でワークライフバランスを実現

テレワーク・在宅勤務

日本人の通勤時間は都心に住む人ほど長い傾向があります。特に、東京や神奈川、埼玉などの首都圏では、通勤時間が1時間半を超えるケースも珍しくありません。通勤時間が長いことにはデメリットも多くあります。そのため、企業は通勤時間をできるだけ短縮し、時間を有効活用する方法を検討することが大切です。通勤時間を短縮する方法の一つとして、サテライトオフィスの導入が挙げられます。今回は、通勤時間を短縮する方法やサテライトオフィスのメリット、導入の流れなどを解説します。

通勤時間が長いことのデメリット

通勤時間が長いことで、次のようなデメリットが生じます。

帰宅時間が遅くなる

通勤時間が長いと、帰宅時間が遅くなりがちです。帰宅時間が遅くなるとプライベートな時間が少なくなり、帰宅してもゆっくり過ごせません。また、睡眠時間が短くなることもデメリットです。

通勤ラッシュによるストレス

通勤時間にはラッシュになることが多く、長時間立ちっぱなしで混雑した車内にいなければならない人もいるでしょう。長時間の通勤ラッシュはストレスになります。毎日ストレスを抱えた状態で出勤すると、仕事にも悪影響を及ぼすおそれがあります。

時間が無駄になる

普段、通勤時間を利用して仕事や読書などをする人もいるでしょう。しかし、混雑した車内では、仕事や読書をすることも困難なことがあります。何もできない状態で長時間過ごすことになるため、通勤時間が無駄になってしまいます。通勤時間を短縮できれば、より有意義な時間を過ごすことが可能です。

通勤時間を短縮または調整する方法

通勤時間はできるだけ短縮して、その分の時間を有効活用することが大切です。ここでは、通勤時間を短縮または調整する方法を紹介します。

多様な働き方の導入

テレワークやハイブリッドワーク、フレックスタイムなど多様な働き方を認めることで、通勤時間を短縮することが可能です。たとえば、テレワークは自宅やシェアオフィス、カフェなどで仕事ができるため、通勤時間を大幅に短縮できます。テレワークと出社を組み合わせたハイブリッドワークは、テレワーク・オフィスワークどちらかに限定するのではなく、本当の意味で社員の自主性に任せた働き方が可能です。

また、フレックスタイムは、オフィスへ出社することは変わりませんが、自分で出社時間を調整できるため通勤ラッシュを避けることが可能です。電車内が混雑していなければ、仕事や読書も可能かもしれません。通勤時間を調整することで、プライベートな時間も有効活用できるでしょう。

ハイブリッドワークについて詳しく知りたい方は、『ハイブリッドワークとは?テレワークの定着を実現させるポイントと注意点』の記事もご覧ください。

サテライトオフィスの導入

サテライトオフィスを導入する方法もあります。サテライトオフィスとは、本社や支社以外に都市近郊や地方に設置されるオフィスのことです。従業員によっては本社や支社よりもサテライトオフィスに通勤したほうが、通勤時間を短縮できる人もいるでしょう。また、郊外に設置すれば混雑した電車を避けられる可能性があります。通勤ラッシュに巻き込まれずに済めば、通勤によるストレスを軽減することが可能です。

もし、自社でサテライトオフィスの開設が難しい場合は、シェアオフィスやレンタルオフィスからスタートする方法もあります。シェアオフィスやレンタルオフィスなら、時間単位や月単位でオフィスを借りられるため気軽に利用できます。

サテライトオフィスの導入について詳しく知りたい方は、『サテライトオフィスとは?メリット・デメリット、成果を上げるための導入のポイント』の記事もご覧ください。

サテライトオフィスのメリット

サテライトオフィスには、通勤時間の短縮やストレスの軽減などさまざまなメリットがあります。ここでは、サテライトオフィスのメリットを紹介します。

通勤時間の短縮

サテライトオフィスを住宅地に近い郊外へ設置すれば、従業員によっては通勤時間を短縮することが可能です。通勤時間が減った分、業務やプライベートに割く時間を増やすことができます。

ストレスの軽減

サテライトオフィスの設置により通勤ラッシュを避けられるようになれば、ストレスも大幅に軽減できるでしょう。従業員の健康維持や仕事のパフォーマンス向上も期待できます。

従業員満足度について詳しく知りたい方は、『従業員満足度を向上させることのメリットとその方法』の記事もご覧ください。

ワークライフバランスの実現

通勤時間を短縮することで、友達や家族と過ごす時間が増えます。趣味に割く時間を持つことも可能です。

離職率の低下

通勤時間が長いと、子育てや介護との両立が難しくなります。サテライトオフィスの設置によりオフィスが近くなれば、子育てや介護との両立もしやすくなり、離職する人が減る可能性があります。

優秀な人材の確保

通勤時間の短縮やワークライフバランスの実現がしやすくなれば、優秀な人材も集まりやすくなるでしょう。これまで自宅からの通勤が難しかった人も求人に応募できるようになります。

働く環境の整備

テレワークは自宅で行うことも可能ですが、自宅や家族の状況によっては働く環境を整えられないケースもあります。サテライトオフィスなら仕事に必要な家具や備品が整備されているため、より効率的に働くことができます。

業務効率化について詳しく知りたい方は、『企業の取り組みや個人でもできるアイデアを紹介!業務効率化の事例』の記事もご覧ください。

緊急時の対応

本社や支社以外にも複数のオフィスがあれば、緊急時の対応がしやすくなります。たとえば、災害の影響で本社まで通勤できなくなった場合でも、サテライトオフィスなら通勤できる可能性があります。災害時でも労働力を確保することが可能です。

BCP対策について詳しく知りたいかたは、『いざというときのためのBCP対策、その進め方と作成のポイント』の記事もご覧ください。

補助金の利用

サテライトオフィスの設置に補助金を支給している自治体もあります。補助金の支給が適用されれば、サテライトオフィスの設置にかかるコストを抑えられるでしょう。

補助金について詳しく知りたいかたは、『サテライトオフィスのメリットとは?開設で利用できる補助金申請の方法を解説』の記事もご覧ください。

サテライトオフィス導入流れ

サテライトオフィス導入の流れは次のとおりです。

1.導入目的や基本方針を決める

まずは、導入目的を明確にする必要があります。目的によって設置する場所や規模が異なってくるためです。たとえば、通勤時間を短縮することが目的であれば、従業員が多く住むエリアに設置する必要があります。導入目的が決まったら基本方針を固めていきます。設置場所やオフィスの規模、利用人数、利用にあたってのルール作りなどが必要です。

2.サテライトオフィス導入のための環境を整備する

サテライトオフィスの環境を整備するため、ICT環境の整備、ツールの導入、就業規定の改定などが必要です。ICTやツールがあれば本社や支社など拠点となるオフィスで働く人とも連携しやすくなります。また、労働時間や通勤手当などに変更がある場合は就業規定の改定も必要です。

3.勤怠管理や評価制度の周知

サテライトオフィス勤務の場合、勤怠管理や勤務態度の評価が難しくなるケースもあります。そのため、場合によっては勤怠管理や評価制度を見直し、周知する必要があります。

4.試行導入

サテライトオフィスの導入を全社で一斉に進めてしまうと、業務が滞ってしまう可能性があります。想定外のトラブルが発生するおそれもあるため、一部の部門から試験的に導入する方法がおすすめです。

5.本格導入

試行導入で問題なければ、全社で導入を進めましょう。

サテライトオフィスなら通勤時間短縮以外のメリットも!

通勤時間を短縮するには、サテライトオフィスの設置がおすすめです。サテライトオフィスなら、在宅ワークよりも仕事をしやすい環境を整えることができます。また、オフィスを分散させることで、緊急時の対応もしやすくなるでしょう。サテライトオフィスの開設には、自治体によるさまざまな補助金制度もあります。補助金の支給が適用になれば、導入コストを抑えることが可能です。自社でもサテライトオフィスの導入が可能か、ぜひ検討してみてください。


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