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企業として商品やサービスの質を向上させ、業績を上げるのに重要なポイントのひとつとして挙げられるのが社員の士気です。社員が士気を高めて業務に向かうことができれば、商品やサービスの質が上がり、業績向上につながります。では、社員の士気を高めるために企業としてどのような取り組みが必要なのでしょう。今回は、社員の士気が高まらない要因を見つつ、オフィスデザインの面から士気を高めるポイントをお伝えします。

社員の士気が高まらない理由

社員の士気が高まらない理由はさまざまですが、主な理由として挙げられるのは、「上司からの評価が低い」「周囲とのコミュニケーション不足」「帰属意識の低下」などです。それぞれについて説明します。

人事評価基準が曖昧

正当な評価を受けていないと感じる社員はどうしても士気が低くなってしまうでしょう。評価基準が曖昧だったり、仕事の成果ではなく評価者の好き嫌いによって評価が変化したりすると、人事評価への納得感が得られにくくなります。

周囲とのコミュニケーション不足

互いに意見を言い合えない、一部の社員しか知らない決まりごとがあるなど風通しの悪い職場で働くのも士気が高まらない理由のひとつです。

部署やチームが一丸となって同じゴールを目指すには、活発なコミュニケーションが欠かせません。コミュニケーションが取れないとゴールが見えず、士気も高まらないでしょう。

社員が働きやすい環境について詳しく知りたい方は、「社員が働きやすい環境を整えるために!企業が取り組むべきことは?」の記事をご覧ください。

帰属意識の低下

業務効率化や感染症対策としてテレワークを導入する企業が増えています。テレワークの実施により、自由な働き方が可能になった反面、オフィスで顔を合わせて働く機会が減ったことで帰属意識の低下が大きな課題となっている企業も少なくありません。

一般的に帰属意識の低下は士気の低下にもつながると言われているため、テレワークの取り入れ方によっては、士気を高めるのが難しくなってしまう場合もあるでしょう。

帰属意識について詳しく知りたい方は、「ハイブリッドワーク下でも帰属意識は高められる?帰属意識を高めるポイントとは」の記事をご覧ください。

社員の士気を高めることで得られるメリット

社員の士気を高めることで得られる主なメリットとして挙げられるのは、「業績向上」「組織力向上」「帰属意識や貢献意欲の向上」などです。それぞれについて説明します。

業績向上

社員の士気が高まれば、業務に対する意欲も向上し、商品やサービスの質向上につながります。その結果、業績も向上する可能性が高まるでしょう。

組織力向上

企業は、基本的に部署やチームなど複数人でひとつのプロジェクトに臨みます。そのため、社員一人ひとりが成果を上げるために動くことも重要ですが、組織として一丸となって進んでいくことでより大きな成果を得られます。

チームで密なコミュニケーションを行い、情報共有を徹底して風通しのよい職場を実現できれば、組織として同じ目的を持って業務に当たれるようになるでしょう。

帰属意識や貢献意欲の向上

帰属意識の低下は士気の低下につながると説明しました。逆に、士気が高まれば帰属意識が高まるということも言えます。帰属意識が向上すれば、会社に対して貢献しようという思いも強くなるため、士気を高めることが帰属意識、貢献意欲の向上につながるでしょう。

社員の士気を高めるオフィスデザインのポイント

社員の士気を高める施策として、透明性の高い評価制度やハイブリッドワークの導入などが挙げられます。しかし、仮にハイブリッドワークを導入したとしても、風通しの悪い職場であれば、帰属意識も向上せず、士気も高まらないでしょう。そこで、職場の風通しを良くするために必要なオフィスデザインのポイントを説明します。

フリーアドレスの導入

フリーアドレスは、コミュニケーション不足解消対策として効果を発揮するオフィスデザインです。さまざまな部署やチームの社員とコミュニケーションを取れるようになり、風通しの良い職場の実現にも貢献します。

フリーアドレスについて詳しく知りたい方は、「フリーアドレスがもたらすメリットを生かしデメリットを解消する方法」の記事をご覧ください。

コミュニケーションスペースの設置

オフィスカフェやマグネットスペース(マグネットゾーン)など、業務以外で他部署や他チームの社員と気軽に雑談できるスペースを設置します。コミュニケーション不足解消と同時に、雑談のなかから新たなビジネスアイデアのヒントを得られる可能性も高まるでしょう。

オフィスカフェについて詳しく知りたい方は、「社内コミュニケーション活性化に効果!事例で見るオフィスカフェの効能」の記事を、マグネットスペースについて詳しく知りたい方は、「職場コミュニケーションの円滑化に効果あり!マグネットスペース(マグネットゾーン)とは」の記事をご覧ください。

「ピアレンス」の導入

「ピアレンス」とは、PLUSが新たに提案するオフィススタイルです。同じ部署やチームで集まるスペース、複数の部署やチームとコミュニケーションを取りながら業務を行えるスペース、そして、静かな環境で集中して仕事をするためのスペースの3つに分け、つながりを感じながら柔軟に働くことが可能です。

ピアレンスについて詳しくは、「PEERence」をご覧ください。

社員の士気を高めるにはピアレンスの導入がおすすめ

社員の士気低下は、業務に大きな影響が出るだけではなく離職率を高めてしまうリスクもあります。そのため、業績向上を目指すのであれば、社員の士気を高めるのは企業にとって重要なポイントと言えるでしょう。

社員の士気を高めるには、「透明性の高い評価制度の導入」「コミュニケーション活性化」「帰属意識の向上」などが欠かせません。そして、これらの課題解決策として高い効果が期待できるのが、オフィスの風通しを良くするデザインです。

フリーアドレス導入やコミュニケーションスペースの設置も重要ですが、より高い効果が期待できる施策としておすすめなのが、ピアレンスの導入です。ピアレンスは、オフィスで働く社員が空気感を共有し、つながりを感じながら高め合えるスタイルであり、士気の向上にも貢献します。社員の士気低下に悩んでいる際は、ぜひご相談ください。

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