この記事でわかること
- おしゃれなオフィスがモチベーションに与える影響
- おしゃれなオフィス作りのポイント
- モチベーションが下がるオフィスの注意点
- 自社らしさを活かしたおしゃれなオフィス事例
近年は、無機質にデスクが並ぶ没個性的なオフィスとは異なる、デザインにこだわったオフィスが増えてきました。おしゃれなオフィスの多くは、自社のコンセプトや理想の働き方が反映され、使いやすい環境になっています。そういったオフィスに共通してあるのは、自社のブランド発信のみならず、従業員の働く意欲を高めたいというニーズです。
この記事では、おしゃれなオフィスが従業員のモチベーションに与える影響や、モチベーションが上がる理由、作り方のポイントのほか、成功事例を紹介します。
おしゃれなオフィスはモチベーションにどう影響する?
この記事における「おしゃれ」とは、見た目の美しさだけでなく、働きやすさ・自社らしさ・自分らしさを含めた空間価値のことです。まずは、おしゃれなオフィスがモチベーションにもたらす影響について見ていきましょう。
■デザイン性×機能性で見るオフィス空間の4つのタイプ

働きやすさが伴った空間は、働く意欲を支える
働きやすさが伴った空間は、従業員の働く意欲を支えやすくなります。働きやすさの土台になるのは、電源や座席を自由に選択できる、ときには静かに作業できる場所を利用するといった、やりたい作業を選べる機能です。その上でオフィスの色彩・素材・光が整っていると気分の切り替えや業務への集中がしやすくなります。
一方、見た目の演出だけが先行し、機能性が伴わない空間は、かえって働きにくいと認識されやすいものです。働きやすい空間は「ここで働き続けたい」と思わせる環境であり、それは定着率の向上にもつながっていきます。
関連記事:ES(従業員満足度)を高めるオフィスとは?設計のポイントや注意点を解説
自社らしさが表現された空間は、帰属意識を育てる
自社らしさが表現された空間は、従業員の帰属意識を育てやすくなります。帰属意識を高めるのは「おしゃれさ」そのものではなく、自社の理念や価値観が空間として表現されている環境です。自社らしさが感じられる空間は、働く場所を通じて会社への理解と共感を深めるきっかけとなります。
つながりを大切にする企業であれば、カフェ風ラウンジやマグネットスペース、開放的な動線など、人と自然に交わる場所を設けると、自社のカラーがより濃く表現されます。そういった環境では「自分の居場所」という感覚が育まれやすくなり、物理的な心地よさ(快適さ・機能性)と社会的な心地よさ(つながり・自社らしさ)の両立が、モチベーションの土台になりやすいと考えられます。
プラスが提案する「イゴコチメイキング」は、この2つの心地よさを両立させる空間作りの考え方です。
「おしゃれ」を空間価値として考える
「おしゃれ」は、見た目だけでなく複数の価値が重なった空間作りとして考えることが大切です。見た目はデザイン性、働きやすさは機能性、自社らしさはブランド表現、居心地の良さはコミュニティ性へとつながっていきます。
この4つの要素がそろって初めて、従業員のモチベーションに好影響を与えるオフィス空間に近づきます。
なぜおしゃれなオフィスは働く人のモチベーションを高めるのか
「おしゃれ」という概念が効果を発揮するのは、見た目そのものだけではなく、空間が働く人に与える3つの作用によるものです。ここでは、おしゃれなオフィスが従業員のモチベーションを支える理由を紹介します。
<おしゃれなオフィスが働く人のモチベーションを高める理由>
- 理由1:コンセプトのある空間は、働く意味への納得感を生む
- 理由2:デザインと機能が両立した空間は、日々のストレスを減らす
- 理由3:多様な働き方に対応した空間は、自律性と安心感をもたらす
理由1:コンセプトのある空間は、働く意味への納得感を生む
コンセプトのある空間は、働く意味への納得感につながるため、モチベーションを高める理由となります。テーマが明確に反映された空間は、自社が何を大切にしているかを日常的に伝え続けます。事業内容や文化などと一致した空間ほど、従業員は「自分の働く場所」として受け入れやすくなるでしょう。コンセプトを感じられる空間は、日々の意欲の持続にも寄与してくれます。
理由2:デザインと機能が両立した空間は、日々のストレスを減らす
おしゃれな空間がモチベーションを高めるもう1つの理由は、デザインと機能が両立しており、日々のストレスが減ることにつながるからです。座り心地や収納、動線などに日常的な不便が積み重なると、集中力と意欲は次第に削られていきます。しかし、こうした負荷を取り除いた空間であれば、業務そのものに向かうエネルギーが確保しやすくなるでしょう。
ただ、見た目ばかりを優先して実際には働きにくいオフィスだと、意欲がむしろ下がってしまう点には注意が必要です。
照明やグリーン、アートなどから感じる心地よさは、機能面が整っているからこそ効果を発揮しやすくなります。
理由3:多様な働き方に対応した空間は、自律性と安心感をもたらす
多様な働き方に対応した空間が自律性と安心感をもたらし、モチベーションを高めることにつながります。集中したいときや、会話したいとき、その都度自分で場所を選べると、従業員は自律性を実感していきます。働く場所を選べるという感覚は、働き方を自分でコントロールできているという手応えです。
また、安心して過ごせる場所があることも、従業員同士の関係性が育まれやすくなるでしょう。

おしゃれなオフィス作りのポイント
おしゃれなオフィス作りでは、コンセプトの統一や、空間のリズムへの演出、従業員の意見の反映という3つのポイントを押さえることが大切です。オフィスを改装する際は「誰に何を伝え、どんな働き方を支えるか」を決めると、方向性がぶれにくくなります。
<おしゃれなオフィス作りのポイント>
- コンセプトに沿ってカラーや素材を統一する
- 家具・照明・グリーンなどで空間にリズムをつくる
- 従業員の意見を取り入れて「使われるおしゃれ」にする
コンセプトに沿ってカラーや素材を統一する
コンセプトに沿ってカラーや素材を統一することは、おしゃれなオフィス作りのポイントです。壁・床・家具・アクセントのトーンをそろえると、空間全体に一貫性が生まれます。ほかにも、来客エリアと執務エリアで色使いや素材の強弱をつけると、それぞれの用途に合った印象を演出できるでしょう。
なお、トーンを統一する際は、自社のコーポレートカラーやブランドイメージを起点に考えると、方向性がぶれにくくなります。
家具・照明・グリーンなどで空間にリズムをつくる
家具・照明・グリーンなどで空間にリズムをつくることも、おしゃれなオフィス作りのポイントです。単調になりがちな空間にデザイン性のあるデスクやチェア、照明などでアクセントを加えると、見た目にも強弱がハッキリと伝わります。グリーンやアートなどで落ち着いた雰囲気を加えることも、空間にリズムをつくる工夫のひとつです。
プラスの「5 TSUBO CAFE」のように、木を基調としたデザインでオフィス空間に安らぎを演出する場所を用意する方法もご検討ください。
関連記事:【規模別事例40選】おしゃれなオフィス・事務所にするレイアウトのコツを解説
従業員の意見を取り入れて「使われるおしゃれ」にする
従業員の意見を取り入れることが、実際に「使われるおしゃれ」なオフィスにするためのポイントです。集中・対話・休憩など、働く際の場面ごとのニーズを、アンケートやワークショップで把握しましょう。担当者の独断で空間を決めてしまうと、見た目は整っていても現場の実態に合わず、使われないスペースが生まれやすくなります。
モチベーションが下がってしまうオフィスの例
見た目を優先しすぎたオフィスは、かえって従業員のモチベーションを下げてしまうことがあります。デザイン優先で機能性を犠牲にしたケースと、現場の働き方とそぐわない空間になったケースについて解説します。
デザイン優先で機能性を犠牲にしたオフィス
デザイン性の高い家具・レイアウトを優先した結果、コンセントが不足する、通路が狭くなる、座席が長時間座りにくいといった使い勝手の悪いオフィスになる可能性もゼロではありません。見栄えがよくなることが、心地よく働くことを上回ると、従業員の意欲を削ぎやすくなるため注意しましょう。
現場の働き方とそぐわない空間になったオフィス
現場の働き方とそぐわない空間になってしまうことも、従業員のモチベーションを下げる例のひとつです。従業員の動線やきっかけを検討せずに、人が集まりにくい場所にマグネットスペースを設置してしまうと、無駄な空間が増えるだけに終わるかもしれません。業種や来客頻度、出社率に合わない無駄な空間になることは意識的に避けましょう。
モチベーションを上げるオフィスにするには、目的を決めた上で要件をまとめ、そのあとにデザインを検討する順番を守ることが大切です。
働く意欲を意識したおしゃれなオフィスの事例
ここでは、プラスのサービス導入事例を、空間づくりの参考として紹介します。おしゃれなオフィスを検討したい担当者さまは、ぜひ参考にしてください。
関連記事:オフィスデザイン事例30選!機能的なレイアウトや費用相場などを紹介
関連記事:【規模別事例40選】おしゃれなオフィス・事務所にするレイアウトのコツを解説
【約280平方メートル】老舗旅館を改装し、仕事と暮らしの共存を目指している株式会社アソビズム 様

| 入居人数 | 12名 |
| 延べ床面積 | 約280平方メートル |
| 業界・業種 | ゲームの企画・開発・販売 |
株式会社アソビズム 様の長野支社の、家具計画と調達をプラスがお手伝いさせていただきました。築100年ほどの旧老舗旅館を改装したもので、「仕事と暮らしは共にある」というコンセプトと、「クリエイターを育てる」という目的にフィットするようサポート。地域コミュニティの活性化、産業創生、人材育成といった多方面に波及する意欲的事例として、社会的にも注目が集まっています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
明確なビジョン。可能性拡がる新拠点 – 株式会社アソビズム長野ブランチ様
【約120平方メートル】緑と共に未来を育むライブショールームを実現した株式会社テラヤマ 様

| 入居人数 | 約30名 |
| 延べ床面積 | 約120平方メートル |
| 業界・業種 | 建設業 |
グリーンインフラ事業を手掛ける株式会社テラヤマ 様の企業としてのアイデンティティを表現するため、オフィス全体に豊かなグリーンを取り入れた改修計画を行いました。執務室ではフリーアドレスを導入することで、部門を越えたコミュニケーションを促進し、新たな発想が生まれる環境を創出しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
緑と共に未来を育むライブショールーム – 株式会社テラヤマ 様
【約1,000平方メートル】ともに成長するオフィスへとリニューアルした株式会社ビーケージャパンホールディングス 様

| 入居人数 | 約90名 |
| 延べ床面積 | 約1,000平方メートル |
| 業界・業種 | 飲食サービス業 |
世界的有名ブランド「BURGER KING」の日本法人として、国内での店舗展開や運営を行うビーケージャパンホールディングス 様の本社移転プロジェクト。異なる素材が複雑に組み合わさって完成するハンバーガーのように、社員一人一人の個性 (異なるスキルや性格)を強みとして発揮できるよう、さらなる成長への期待感を表現したオフィスです。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
“STEP UP” 個性を力に、ともに成長するオフィス – 株式会社ビーケージャパンホールディングス 様

オフィス内装工事の費用相談・空間作りはプラスへ
おしゃれなオフィス作りでは、見た目のデザインと、働きやすさ・企業らしさを両立させる視点が欠かせません。費用と目的に沿った空間作りを目指すには、デザイン・施工・家具調達を一体で進められるワンストップの体制が有効です。
プラスは、オフィスのデザインから施工、家具調達まで対応し、既存オフィスの改装では、ゼロ地点からの伴走やオリジナルな空間提案を行っています。
おしゃれなオフィス作りのご相談がありましたら、『オフィスリニューアル」や『オフィス 内装工事」をぜひご覧ください。また、ショールーム見学をご希望の際は『PLUS DESIGN CROSS」でお申し込みをお待ちしています。

従業員のモチベーション向上につながるおしゃれなオフィスに関するよくある質問
おしゃれなオフィスはモチベーション向上に効果がありますか?
見た目の演出だけでなく、機能性と自社らしさが伴えば、おしゃれなオフィスはモチベーション向上に効果を発揮するでしょう。おしゃれな空間であれば必ず業務に好影響が出るわけではなく、企業コンセプトへの納得感や業務の負荷軽減、座席の自由な選択などから実感できる自律性が、意欲を支えることにつながります。
詳しくは「なぜおしゃれなオフィスは働く人のモチベーションを高めるのか」を参照ください。
予算を抑えておしゃれなオフィスを作るにはどうしたらいいですか?
おしゃれなオフィスを作るには、コンセプトに沿ってカラーや素材を統一し、家具・照明・グリーンなどで空間にリズムをつくることから始めるのがおすすめです。大掛かりな改装をしなくても、トーンの統一やアクセントの工夫で印象は大きく変わります。従業員の意見を取り入れながら進めると、限られた予算でも「使われるおしゃれ」なオフィスに近づけます。
詳しくは「おしゃれなオフィス作りのポイント」を参照ください。
おしゃれなのにモチベーションが上がらないオフィスの例を教えてください
デザイン優先で機能性を犠牲にしたオフィスや、現場の働き方とそぐわない空間になったオフィスはモチベーションをかえって下げる代表例です。具体的には、開放感を優先しすぎて音が響く、動線を考えずにマグネットスペースを設置してしまうといったケースが挙げられます。おしゃれなオフィスに改装する際は、目的を決めてから要件をまとめ、次にデザインを検討するという順番を守ることが大切です。
詳しくは「モチベーションが下がってしまうオフィスの例」を参照ください。

