テレワークに欠かせないWeb会議で起こりがちなトラブル「ハウリング」の解消方法

テレワークに欠かせないWeb会議で起こりがちなトラブル「ハウリング」の解消方法

ワークスタイル

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言をきっかけにテレワークを導入した企業は多いのではないでしょうか。また、テレワークは導入していないとしても、できるだけ移動を避けるため、出張や取引先への訪問を控えめにしている企業も少なくありません。そこで、オフィスや自宅にいながらに会議を行えるツールとして注目を集めているのがWeb会議システムです。しかし、特にマイクやスピーカーの調整ミスによるトラブルは起こりがちです。今回はそのなかでもよく起こるトラブルであるハウリングの原因や解消方法についてお伝えします。

Web会議で起こりがちな音声トラブル、ハウリングとは?

ひと口に音声トラブルといってもその種類は多岐にわたりますが、そのなかでも頻繁に起こりがちなのがハウリングです。ハウリングとは、スピーカーから出た声をマイクが拾ってしまい、その音をまたスピーカーから出してしまうことで起こるもので、スピーカーから突発的に「キーン」といった高音が鳴り出す現象です。主な原因には、以下のようなものがあります。

  • スピーカーの音量が大きすぎる

オフィスで会議への参加人数が多い場合、全員に聞こえるようにとスピーカーの音量を上げてしまいがちですが、あまり大きくしすぎるとハウリングが起こりやすくなります。

  • マイク部分を手で塞いでしまう

これはオフィス、自宅のどちらでも起こり得るもので、マイクの通話部分を手で塞いでしまうと高い確率でハウリングが起こります。

  • スピーカーとマイクが近すぎる

これもオフィス、自宅のどちらでも起きやすい原因のひとつです。特に、ノートパソコンでマイクとスピーカーが近くに設置されていると起こりやすくなります。

Web会議中にハウリングが起きた際の解消方法

ハウリングが起きてしまう原因を見たところで、どうすれば解消できるのかについて説明します。

オフィス、自宅でハウリングをなくすには、ノートパソコンのマイクとスピーカーは使わず、ヘッドセットを使うようにすれば、スピーカーがマイクの音を拾うことはなくなります。パソコンのマイクやスピーカーの設定を見直すことでもハウリングがなくなる場合もありますが、広さや人数によって毎回、変更しなければならなくなる可能性もあるため、ヘッドセットを利用したほうが効率的です。

特にひとつの会議室で複数のノートパソコンがWeb会議に参加する場合は、ハウリングするだけでなく、ほかの人が話している内容を二重に拾ってしまう可能性が高くなるため、ヘッドセットを使用したほうがよいでしょう。また、オフィスの場合、別途ノイズ除去機能のあるマイク付きスピーカーを設置してもハウリングは避けられます。

自宅でヘッドセットがない場合は、マイクはパソコン内蔵のものを使い、スピーカーは使わずにイヤホンで聞くようにすれば、マイクが音声を拾わなくなるため、ハウリングは起きにくくなります。

ほかの注意点としては、「マイク部分を手で塞がない」、「置型のマイクを使う場合はスピーカーからできるだけ離れた場所で使う」といったことが挙げられます。これらの点に注意すれば、ハウリングが起こるリスクを軽減することが可能です。

ハウリング以外の音声トラブルの種類と解消方法

Web会議でハウリング以外に起こる可能性が高いトラブルは、エコー、ノイズ、音声が途切れてしまうことなどです。これらのトラブル解消方法は次のとおりです。

  • エコー

カラオケをする際には欠かせないエコーですが、Web会議では同じ音が何重にも反響してしまい何を話しているのかわからなくなります。エコーも、マイクがスピーカーの音を拾ってしまうことで起こりやすいため、ハウリングと同様の方法で解消可能です。

  • ノイズ

オフィスでよく起こるトラブルで、マイクがプロジェクターやエアコンのファン音、参加者が一斉に資料をめくる音などを拾ってしまう際に起こります。解消方法としては、そうしたノイズの原因となるようなものの近くにマイクを置かないことです。

  • 音声が途切れる、遅延する

オフィスでも自宅でも起こりがちなトラブルで、Web会議の途中で音声が途切れたり、遅延したりします。最大の要因はネットワークにあります。解消方法は「無線LANではなく有線LANにする」、「Web会議に必要のないソフト、アプリケーションは終了させる」などです。また、通信品質の良いWeb会議システムを利用するのもおすすめです。

快適なWeb会議実現のためには音声トラブルに対する正しい知識を持とう

ハウリングをはじめとしたWeb会議の音声トラブルは、その原因を知ってしまえば実は簡単に解消できるものがほとんどです。しかし、まだWeb会議自体が普及段階であるため、解消方法がわからず、トラブルに発展してしまうケースが多いのではないでしょうか。

今後、新型コロナウイルスの影響にかかわらず、テレワークや遠隔地にいる社員・取引先とのやりとりでWeb会議システムの重要性はさらに増していくでしょう。その際、ちょっとした音声トラブルですぐに中断となってしまわないよう、しっかりした知識を持ち、対応できるように解消方法を把握しておきましょう。