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社員のモチベーションアップや創造性を高めるための方法として、おしゃれなオフィスづくりを進める企業も増えています。オフィスデザインを考えるうえで、できればおしゃれな要素を取り入れたいと考えている企業も多いのではないでしょうか。とはいえ、おしゃれなオフィスとは、どのような空間なのかイメージできないという担当者もいるかもしれません。そこで、今回はおしゃれなオフィスとはどのようなものなのか、おしゃれなオフィスのメリットや事例などをご紹介します。

おしゃれなオフィスとは?空間づくりに欠かせないポイント

おしゃれなオフィスに見せるには、どのようなポイントがあるのでしょうか。まずは、おしゃれなオフィスづくりに欠かせないポイントを3つご紹介します。

インテリア性を重視する

おしゃれなオフィスを実現するには、従来のような無機質なオフィスではなくインテリア性を重視した空間にすることが重要です。おしゃれな空間づくりでは、インテリア性の高いオフィス家具を取り入れたデザインにすることもひとつの方法です。また、家具だけでなく細部までこだわりを持つことも大切です。おしゃれなオフィスを実現した企業では、コードが見えないように収納する、あるいはパーティションを使わずに広々とした空間を演出するといった工夫も見られます。

統一感のある空間を演出する

おしゃれな空間にするには、テーマやコンセプトをあらかじめ決め、色や雰囲気に統一感を持たせることもポイントです。そのため、インテリアにコーポレートカラーを取り入れている企業も多く見られます。特に、外部からのお客様が訪れる受付やエントランス、応接室などは、企業のイメージづくりの場としても重要な場所です。たとえば、これらの場所に黄色や赤などの明るい色を取り入れるとアクティブな雰囲気を、茶色や紺などのシックな色なら重厚感のある雰囲気を演出することができます。

デザインにこだわりを

デザインによってオフィスの雰囲気を一新することも可能です。従来のオフィスは白やグレーなどのモノトーンが主流でしたが、最近では木材や和の要素を取り入れたデザインなど、独自のオフィスデザインを取り入れている企業も多くなっています。たとえば、木材や観葉植物などを取り入れてナチュラルなデザインにすると、親しみが持てる雰囲気を演出できるでしょう。中には古民家を活用したオフィスを取り入れた企業もあります。古民家を活用して和の空間を演出し、オフィスとしては斬新な雰囲気になっています。

オフィスデザイン構築マニュアル

おしゃれなオフィスにするメリット

おしゃれなオフィスにすることで、訪れる人や働いている人の気持ちの変化があらわれ、それに伴うメリットが期待できます。具体的にどのようなメリットが生まれるのかをご紹介します。

従業員のモチベーションアップ

おしゃれなオフィスは従業員にとって居心地が良く、仕事をするモチベーションのアップにもつながります。従業員が仕事をしやすい空間にするために、執務室はゆとりを持ったスペースにすることも必要です。また、使い勝手のよいオフィス家具を設置し、リラックスできる休憩スペースを取り入れるなど、従業員が仕事をしやすい環境も整えましょう。

コミュニケーションの活性化

オフィスレイアウトを工夫することで、コミュニケーションの活性化を図ることもできます。人が集まりやすいミーティングスペースや気軽な打ち合わせに最適なラウンジなどを取り入れ、人と人とをつなぐ空間を設けることが大切です。最近では、席を固定しない「フリーアドレス制」を導入して、業務の内容に合わせて席を移動できるようなレイアウトにする企業も増えています。

企業のイメージアップ

おしゃれなオフィスは外部の人にもよい印象を与えます。お客様に信頼感や親近感を抱いてもらうには、見た目もおしゃれイメージのよいオフィスであることも大切です。また、近年では人材不足が深刻化していることから、人材確保の面でも企業のイメージアップが重要になってきているといえます。特に、コーポレートカラーを取り入れたデザインは、企業イメージを印象づけるのに効果的です。

創造性の向上

AIの発達に伴い、よりクリエイティブな仕事が求められる時代になってきました。そのため、オフィスにも創造性を高められるデザインや工夫が求められています。たとえば、創造性を高めるためにあえてインパクトのあるデザインや遊び心を重視したオフィスづくりをする企業も増えています。さらに、さまざまな人と意見を交わせるディスカッションスペースや、個室のような業務に集中できるスペースを設置するなど、従業員が創造性を発揮できるような配慮も必要です。

おしゃれなオフィスにする方法&事例

おしゃれなオフィスづくりは、すでに多くの企業で実現されています。これから、オフィスづくりを進めるうえで、参考にしたい事例を3つご紹介します。

自然素材のインテリアにする

木目調の自然素材を使ったインテリアなら、室内が明るい雰囲気になり、居心地のよい空間が演出できます。実際に自然素材のインテリアを取り入れた企業(事例:リコージャパン株式会社様)では、オフィス全体をナチュラルなデザインでまとめています。エントランスやロビーなど外部の人も目にする空間では、ダークブラウンと白を取り入れた落ち着いた雰囲気を演出する一方で、執務室や会議室など従業員が使うスペースにはビタミンカラーやブルーの家具を取り入れた快活な雰囲気に仕上げました。

間接照明を取り入れる

こちらは、間接照明を取り入れることで洗練された空間を演出した企業(事例:クレアシオン・インベストメント株式会社様)の事例です。金融サービスを提供しているこの企業では、レセプションホールに間接照明を取り入れ、重厚感のある雰囲気にまとめました。ダークブラウンをベースカラーにすることで、まるでホテルのような空間をつくり上げています。さらに、間接照明が空間全体を柔らかく包み込み、来客を暖かい雰囲気で出迎えいます。このように、間接照明は使い方次第で空間の雰囲気を一変させることができるため、ぜひ取り入れたい方法です。

イメージカラーを取り入れる

イメージカラーを取り入れることで、インパクトのあるオフィス空間を実現した企業(事例:日本アキュレイ株式会社様)事例もご紹介します。アメリカに本社を置くこの企業では、グリーン、ブルー、バーガンディーの3色のコーポレートカラーをオフィスに取り入れました。エントランスや来客スペースにバーガンディーを取り入れ、インパクトのある空間を演出しています。また、執務室にはグリーンとブルーを配し、仕事に集中しやすい空間にしました。

各社の事例を参考におしゃれなオフィスを実現!

おしゃれなオフィスにすることで、従業員のモチベーションアップやコミュニケーションの活性化などのメリットが期待できます。おしゃれなオフィスをつくるにはデザインだけでなく、インテリアや家具、レイアウトなどにも工夫が必要です。リラックスできるように自然素材を取り入れたオフィスやイメージカラーを取り入れたオフィスなどの事例を参考に、自社にマッチしたおしゃれなオフィスづくりを進めてみてはいかがでしょうか。

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