オフィスづくりの舞台裏 BLUE-ing story #5
「PLUS DESIGN CROSS 大阪」ができるまで 内装工事レポート

関西エリアにおけるプラスの旗艦ブランディング拠点「PLUS DESIGN CROSS(プラスデザインクロス)大阪」が2026年8月にオープンしました。当施設の全体コンセプトは、プラスがこれまで大事にしてきたブランドカラーの「BLUE」に込めた価値観を動詞化した「BLUE-ing」です。お客様に寄り添い伴走しながら、ともに進化し続ける姿勢を表現しています。
本シリーズ「BLUE-ing story」では、オフィス内装工事の進捗を全10回にわたりレポート。実際の施工過程や設計の考え方をご紹介しながら、オフィス移転やオフィス改装をご検討中の企業様に役立つ情報をお届けします。
完成までの進捗を、ぜひ一緒にお楽しみください。
#5 オフィスの表情をつくる床仕上げ工事がスタート
若葉がまぶしい5月、大阪・淀屋橋ゲートタワー11階で進行中の「PLUS DESIGN CROSS大阪」では、床仕上げ工事がスタートしました。これまでの天井や造作工事によって空間の骨格が整い、いよいよ仕上げの工程へと進んでいます。今回は、タイルカーペットやロールカーペットの施工を通じて、空間デザインと働きやすさを両立する床づくりの様子をご紹介します。
快適性とデザイン性 足元から描くワークプレイスデザイン
オフィス空間において床は、我々が最も長い時間接する内装材のひとつです。歩きやすさや快適性だけでなく、空間の印象にも大きな影響を与えます。

床貼り作業の初日。驚く量の床材が届きました。
作業効率を高めるため、施工エリア別・色柄別に仕分けをして粛々と下準備を進めます。
「PLUS DESIGN CROSS大阪」の執務エリアでは、既存のOAフロアを活かしながらタイルカーペットを貼っていきます。OAフロアとは、床下に配線スペースを確保するための二重床構造のことで、オフィス移転やレイアウト変更が発生しやすい現代のワークプレイスにおいて広く採用されている工法です。
今回採用したタイルカーペットは、水面の揺らぎをイメージした色柄が特徴的なデザインです。天井のミステリアスミラーや後に設置する造作カウンターと呼応する曲線を床にも表現するため、型板を用いてデザイン貼りを行います。

ラボスペースのセンターラインを起点に、外に広がるように1枚ずつ柄を合わせながら貼っていきます。カットが必要な場所をなるべく端に、見える面積が大きい中央の部分は1枚ものでおさめることで、床材のデザインを活かした仕上がりが叶います。柄の向きや貼り始め位置を設計段階から決めておくことで、デザイン性と施工品質の両立を図っています。

一方、応接室としての機能を持つVIP ROOMでは既存OAフロアを撤去し、万協フロアという支持脚で床パネルを支えて二重床をつくる部材を採用し、床面精度をより高く仕上げていきます。
さらにその上から下地補強のための板を貼っていきます。

さらにその上から下地用のカーペットを敷きます。
念入りな下地補強で床の不陸を抑制し、仕上げ品質を高めるための重要な工程です。
そして最後に、VIP ROOMの要ともいえる色鮮やかな柄が特徴のロールカーペットが登場です。

「PLUS DESIGN CROSS大阪」のVIP ROOMでは、Brintonsのロールカーペットを採用しています。ラグジュアリーホテルやハイブランド店舗などで採用される高品質なカーペットが、お客様をお迎えする上質な空間づくりを支えます。
フリーアドレスを導入している「PLUS DESIGN CROSS大阪」では、日々変化する市場や働き方に対応できる基盤づくりを重視しています。
そのため、将来的なレイアウト変更を視野に入れ、柔軟に対応すべくOAフロアを活用しています。
ラボエリアやイベントスペースなどの共創エリアには、視覚的なつながりを生み出しながら、人が自然と集まり交流できる空間づくりのため、水面の波紋をイメージしたデザインを取り入れました。
一方で、VIP ROOMには高品質なロールカーペットを採用し、執務エリアとは異なる上質な空間を演出しています。お客様を迎える空間として、企業の価値観や品質へのこだわりを体現する設計です。
様々な視点で比較する オフィス空間でよく見る床材たち
オフィス空間で採用される床材は、デザインだけでなく働きやすさやメンテナンス性にも大きく影響します。
近年のオフィスでよく見かける、「タイルカーペット」「ロールカーペット」「塩ビタイル」それぞれの特徴を見てみましょう。
タイルカーペット
オフィスで最も多く採用される床材です。汚れた部分だけを交換できるため、メンテナンス性に優れており、フリーアドレスやレイアウト変更が多いオフィスに適しています。歩行音やキャスターの走行音を軽減できるため、執務環境との相性が良いのが特徴です。
素材組成やパイル(糸をループさせて織る繊維)によって、防汚性や耐摩性など強みとする機能が異なる商品があります。また、場所によっては、防炎機能を持たないカーペットは施工できない場合があります。
用途に合わせるのはもちろん、法律や他の階への音にも配慮したタイルカーペット選びが大切です。
ロールカーペット
ホテルや役員室・応接スペースで見かけることが多い床材です。継ぎ目が少なく上質な印象を与えるほか、防音性能にも優れており、毛足の長さによって歩行感の違いを体感できます。
一方で、部分補修が難しく、汚れた場合はタイルカーペットよりも広範囲の張り替えが必要になることがあります。
塩ビタイル
木目や石目などリアルな質感を表現できるため、近年のオフィスデザインで採用されるケースが増えている床材です。耐久性が高く、水拭き清掃が可能なため、メンテナンスが比較的容易です。エントランスやカフェエリアなど来客が多い場所に適していますが、カーペットに比べると足音が響きやすい傾向があります。
「PLUS DESIGN CROSS大阪」では、社員が昼休憩で利用するスペースに採用されています。
今後の工事予定
次回からは、床工事が最終段階を迎えます。
イベントスペースに隣接する展示スペースには、床上げデッキを採用しました。執務スペースとは異なる仕上げを経て、いよいよオフィスの完成が近づいて参ります。
オフィス見学ツアーがおすすめ
PLUS DESIGN CROSS大阪は、お客様やパートナーの皆様との共創活動を通じて、Mbr>オフィスのあり方を共に考え、検証する「ライブショーケース」です。
これからフリーアドレスや共創空間を備えたオフィスへと変化していく過程を、引き続きお届けしてまいります。

現在、オフィス見学ツアーのお申込みを受付中です。
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