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情報を発信する側と受け取る側での認識のズレが生み出す「ミスコミュニケーション」。ビジネスを行ううえでミスコミュニケーションが起これば大きなミスにつながるリスクも高く、早急な解決が欠かせません。コミュニケーションは取っているものの双方に認識のズレが起きるのは、なぜなのでしょう? 今回はミスコミュニケーションとディスコミュニケーションの違いや発生の原因を解説し、ハイブリッドワーク下でのミスコミュニケーション解決のポイントをお伝えします。

ミスコミュニケーションとは

ミスコミュニケーションとは、情報を発信する側と受信する側で認識のズレがあり、お互いもしくは一方の真意が伝わっていない状態を表すものです。

ディスコミュニケーションとの違い

ディスコミュニケーションとは、コミュニケーションが取れていない状態を指します。真意が伝わっていない、そもそも伝えていないといった違いはありますが、コミュニケーションに問題があるという点ではミスコミュニケーションと同じです。

ミスコミュニケーションが起きる原因

ミスコミュニケーションが起こる原因はいくつか考えられますが、主なものとして挙げられるのは次の点です。

伝えるべきことをしっかりと伝えない

伝えるべきことを明確にせずに省略して伝えてしまうと、ミスコミュニケーションが起きやすくなります。たとえば、「資料作成をできるだけ早く」と明確な期限を省略して伝えた際、その言葉を受けた側がいくつかの作業を抱えていた場合、何からやればよいのかハッキリとはわからず、仕事の優先順位が決められません。その結果、先に頼まれた別の仕事を優先してしまい、資料作成の期限に間に合わないといったケースが考えられます。

特に、テレワークをしている社員とのやり取りでテキストだけで相手に伝えた場合、詳細を省いてしまって、このようなケースが起こる可能性は高いでしょう。

伝えられたことを勝手な解釈で受け取ってしまう

伝える側の真意を歪曲して受け取ってしまうケースです。たとえば、テレワーク中の社内Web会議でオフィスにいる側の上司が、「みんなで食事に行こう」といったのをオフィスにいる者だけで行くと勝手に受け取り孤立感を持ってしまうといったケースが考えられます。

すべての人が自分と同じ価値観だと思ってしまう

自分の考えは一般的だと思い込んでしまうのもミスコミュニケーションを起こす原因のひとつです。たとえば、「明日まで」といえば「明日の朝いちばん」が一般的だと思っていても、人によっては「明日いっぱい」が一般的だと考える人もいます。この思い込みが多ければ多いほど、ミスコミュニケーションも起こりやすくなってしまうでしょう。

社内コミュニケーションについては『社内コミュニケーションとは?重要性や課題、改善策をあらためて考える』もご覧ください。

ハイブリッドワーク下におけるミスコミュニケーション解決のポイント

感染症対策としてのテレワークが一段落したところで、オフィスワークとテレワークを融合したハイブリッドワークに移行する企業が増えています。そこで、ハイブリッドワーク下におけるミスコミュニケーション解決のポイントを見ていきましょう。

コミュニケーションのルールを明確にする

特にオフィスワークの社員とテレワークの社員間でのコミュニケーションには明確なルールの策定が欠かせません。たとえば、重要な事項にはテキストではなく、電話やWeb会議システムを使う、チャットやグループウェアを使う際に基本的にはDMは使わず全員で情報を共有できるようにするなど、できるだけ齟齬がなくなるようなルールが必要です。

コミュニケーションの取りやすいオフィスレイアウトにする

ミスコミュニケーションをなくすには、オフィスレイアウトも重要です。普段テレワークをしている社員とオフィスワークの社員が気軽に打ち合わせできるミーティングルームを設置し、コミュニケーションを取りやすくする施策が求められます。

また、オフィスカフェをつくり、業務以外のことでも話せる環境を整備することで、業務上のコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。

職場でのコミュニケーション活性化については『職場内コミュニケーション活性化の実現にいますぐ取り組める施策とは?』もご覧ください。

ミスコミュニケーションを防ぐにはコミュニケーションのルール策定とオフィス環境づくりが重要

ミスコミュニケーションとは、情報の発信者と受信者に認識のズレがあり、お互いもしくは一方の真意が伝わっていない状態を表します。勘違いや思い込み、言葉足らずなど原因はさまざまですが、真意が伝わらないと大きなミスにつながるケースも多いため、早い段階で解決しておくべき課題といえるでしょう。

ミスコミュニケーション解決のポイントは、コミュニケーションのルールを明確にすること、そして、コミュニケーションの取りやすいオフィスレイアウトにすることです。普段から面倒がらずにコミュニケーションを取れる環境をつくることが、ミスコミュニケーション解決につながるといえるでしょう。

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この記事を書いた人

マーケティング部 コラム編集部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部 コラム編集部

プラス株式会社ファニチャーカンパニーのマーケティング部門です。オフィスに関する最新のトレンド情報や、オフィス移転・リニューアル・オフィスデザインに関する情報を発信しています。 オフィスの最新情報はInstagram「plus_kagu」で検索してフォロー!昨日よりもオフィスが好きになるような、「家具・働く空間にまつわる工夫・デザイン事例」などの情報をお届けしています。

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