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長時間のデスクワークで体が疲れやすかったり、不調を感じたりしたことはないでしょうか。デスクワークをする際には正しい座り方を心掛けることが大切です。椅子の座り方が悪いと、腰痛や肩こりなどの原因にもなります。また、集中力が低下しやすく、作業が滞ってしまう可能性もあります。今回は、デスクワークをするときの正しい椅子の座り方を解説します。正しく座るために重要な椅子の選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

デスクワークにおいて椅子の座り方が重要な理由

デスクワークをする際に、座り方が悪いとさまざまな体の不調の原因になります。特に、以下のような症状がある場合は、椅子の座り方が悪い可能性があるため注意が必要です。

腰痛や肩こりになりやすい

デスクワークが多い場合、腰痛や肩こりに悩まされる人も少なくありません。腰痛や肩こりは椅子の座り方が原因になっている可能性もあります。背中が丸まっていたり、頭が前方へ突き出ていたりすると、頭を支えるために肩に負担がかかります。また、座っているときに足を組むと骨盤や背骨の片側に負担がかかり、腰痛の原因になるのです。

疲れやすい

長時間同じ姿勢で座り続けると、体の筋肉がこわばり疲労を感じることがあります。また、デスクワークでは運動不足になりやすいため体内の水分や血液の循環が悪くなり、慢性的な疲労感に悩まされる人も多いようです。

集中力が低下しやすい

デスクワークで長時間座りっぱなしになると、集中力も低下しやすくなります。特に、無理な姿勢を続けていると、疲れがたまりやすく、やる気も徐々に失われてくるでしょう。ときどき体を伸ばしたり、立ち上がったりして、体をほぐすことが大切です。

体型が崩れる可能性がある

座り方が悪いと、内臓を支えている骨盤がゆがみ、骨盤の中に内臓が落ちてしまうことがあります。そのため、血流や代謝が悪くなり、体型が崩れやすくなるのです。下半身太りを改善するには、正しい座り方を心掛けることが重要です。

仕事に集中する方法については、『作業が効率的に進む!仕事に集中できる方法とは?』をご覧ください。

良い座り方とは

体の不調を防止し、集中力を持続させるには正しい姿勢で座ることが大切です。ここでは、正しく座るためのコツを紹介します。

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椅子に深く腰掛ける

椅子に腰掛けるときには、できるだけ腰を背もたれに近づけるように深く座りましょう。座り方が浅いと、背中が曲がりやすくなり腰に負担がかかります。

骨盤を立てて座る

椅子に座っているときは、骨盤を左右水平にして立てておくようにしましょう。骨盤をしっかり立てるには、肩とあごを左右水平にし、座面に垂直になるように座るのがコツです。

ひじ、腰、ひざの角度が90度になるようにする

椅子に座ったときに、ひじや腰、ひざの角度が90度になっているか確認しましょう。

背筋を伸ばす

腰が曲がらないように背筋を伸ばして座ることも大事です。ただし、肩や首筋に力が入りすぎないように注意する必要があります。長時間同じ姿勢を続けていると肩に力が入りやすくなるため、できるだけ肩の力を抜くようにしましょう。

足の裏全体を床につける

足のつま先からかかとまで、足の裏全体が床についているか確認します。かかとが浮いている場合は座面の高さが合っていない可能性があるため、座面の高さを調整しましょう。

机との距離を調整する

最後に、机と椅子の距離を調整します。パソコンを操作する場合は、ひじが90度になる位置まで机に近づけると作業がしやすいでしょう。

椅子の選び方も重要

正しい座り方をするためには椅子選びも重要です。ここでは、椅子を選ぶ際のポイントを解説します。

座面の高さ

前述のとおり、正しい座り方をするには床に足の裏全体がついている状態が理想的です。しかし、足の長さには個人差があるため、適切な座面の高さも人によって異なります。そのため、使う人に合わせて座面の高さを調整できる椅子を選ぶことが大切です。

座面の素材

長時間座りっぱなしでも疲れにくい椅子を選ぶには、座面の素材も重要なポイントです。やや硬めのウレタンなど適度に体圧を分散できる素材を選ぶとよいでしょう。

背もたれの調整機能

正しい座り方を維持するには、背骨を自然なS字に調整できる椅子を選ぶのもおすすめです。例えば、ランバーサポート機能のある椅子なら腰回りがクッションで支えられるため、背骨をS字に保ちやすくなります。

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アームレスト

肩こりや腕の疲労感を和らげたいなら、アームレスト付きの椅子を選ぶとよいでしょう。作業中に腕をアームレストに乗せておけば、腕の重さが分散されて体の負担を軽減できます。アームレストの高さは机と同じくらいに調整すると効果的です。

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ロッキング機能

ロッキング機能とは、背もたれや座面を動かせる機能で、体を伸ばしたり仮眠をとったりするときに便利です。リクライニング機能とは異なり、体の動きに合わせて背もたれや座面が動くため、体を揺らしてリフレッシュできます。長時間のデスクワークが多い場合におすすめです。

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オフィスチェアの選び方に関心がある方は、『オフィスチェアの選び方』をご覧ください。

椅子の座り方を改善することで業務に与えられる好影響

椅子の座り方を改善することで、以下のような好影響があります。

長時間のデスクワークでも疲れにくい

椅子の座り方を改善すると、長時間のデスクワークでも疲れにくくなります。体への負担が分散されるため、肩こりや腰痛の予防にもなるでしょう。

体への負担が少なくなり集中力が持続する

体への負担が少なくなると、集中力も持続しやすくなります。集中力が続くことで作業を効率的に進められるため、作業時間の短縮にもつながります。また、単純ミスが減り、業務の質も向上するでしょう。

このように椅子の座り方を改善することで、業務の効率化が期待できます。正しい座り方を維持するためには、椅子選びも重要です。また、長時間の作業をするときは、こまめに休息時間を設けてストレッチをしたり、仮眠をとったりすることも体への負担軽減に効果的です。椅子の座り方や選び方を見直し、適度な休息がとれる環境も整えましょう。

椅子だけでなく机にも関心がある方は、『座りにくさは高さのせい?人間工学に基づくイスと机の最適な高さ』をご覧ください。

椅子の座り方を改善して業務効率を高めよう!

椅子の座り方を改善すれば、腰痛や肩こりなどの不調を防止し、疲れにくい働き方が可能になります。集中力が高まるため、業務効率も上がるでしょう。正しい座り方を維持するには椅子選びも重要です。特に、座面の高さを調整する機能は正しい座り方をするのに欠かせません。また、座った状態で背骨を自然なS字に近づけるには背もたれの調整機能も必要です。長時間のデスクワークが多い場合は、椅子の座り方や椅子選びを工夫してみましょう。

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この記事を書いた人

マーケティング部 コラム編集部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部 コラム編集部

プラス株式会社ファニチャーカンパニーのマーケティング部門です。オフィスに関する最新のトレンド情報や、オフィス移転・リニューアル・オフィスデザインに関する情報を発信しています。 オフィスの最新情報はInstagram「plus_kagu」で検索してフォロー!昨日よりもオフィスが好きになるような、「家具・働く空間にまつわる工夫・デザイン事例」などの情報をお届けしています。

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