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ワークブースとも呼ばれるテレワークブースは、オフィスにいながらにして周囲から隔離された状態で働けるブースです。集中して働きたいときはもちろん、Web会議を行いたいときにも使えるため、多くの企業から注目を集めています。そこで今回はテレワークブース(ワークブース)の概要や種類、導入のメリット、選択のポイントについてお伝えします。オフィス内での多様な働き方を模索されている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

テレワークブース(ワークブース)とは?

テレワークブースとは、オフィス内においてひとりで集中して働けるよう、周囲に仕切りを設置したブースのことを指します。テレワークからオフィスワークもしくはハイブリッドワークへと働き方が変化し、社員がオフィスに出社する機会が増えるにつれ、多くの企業が導入を進めています。

実際、2021年1月27日、株式会社日本能率協会総合研究所が発表した、「国内ワークブースの市場規模」を見ると、2019年には1千万円だったワークブースサービス市場規模が、2025年には24億円まで増加すると予測。わずか6年で240倍も増加するとしています。

出典:ワークブースの市場規模・予測(MDB Digital Search)|PRTIMES

テレワークブースが注目を集めたのは、新型コロナウイルスの感染拡大がきっかけだと考えられます。しかし、今後はオフィスでの多様な働き方を実現するためのひとつの施策として当たり前のように設置されていくようになるでしょう。

テレワークブース(ワークブース)導入のメリット

オフィスにテレワークブースを設置する主なメリットは次のとおりです。

業務内容に応じて席の選択が可能になる

通常時は部署やチームのメンバーと近い席で、情報共有をしながら仕事を進める。そして、データ分析や企画立案を行う際など集中したいときにはテレワークブースを使うといった形で、業務内容に応じて柔軟に席を変えて働けるようになります。

Web会議、ミーティングなどを気軽に行える

周囲に人がいる状況でWeb会議やミーティングを行うと、気が散って集中できないものです。また、周囲にいる人にとっても、隣で長時間会議を行われていれば、気になってしまうでしょう。

しかし、会議室をひとりだけで使うのは効率が悪いだけではなく、予約が必要となるため、急にWeb会議をしたいと思っても使えないケースも少なくありません。一方、テレワークブースは、周囲の雑音を避けられるのに加え、予約の必要もないため、気軽にWeb会議、ミーティングを行えます。

オフィス内の集中ブース活用については、『コミュニケーションと集中のメリハリを実現する集中ブースの効果的活用方法』の記事を、集中力を高める施策については、『オフィス、テレワークで集中力を高めるための効果的な施策とは?』の記事をご覧ください。

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テレワークブース(ワークブース)の種類

ひと口にテレワークブースといっても、その種類は多様です。ここでは主な種類を3つ紹介します。

集中ブース

ソファ・パネル一体型

ソファにパネルが固定されているタイプです。パネルは座ったときに自身の頭より少し高く設定されていて、前がオープンになっているタイプや四方をパネルで囲まれているタイプなどがあります。また、座るだけのスペースしかないものから、ソファの隣に棚を置くスペースのあるものもあり、用途によって使い分けも可能です。

パネル可動式

設置する場所に合わせてパネルを可動させられるタイプのテレワークブースです。テーブルから支柱が出ていて、2~4面の可動式パネルにつながっているタイプで、オフィスのどこにでも設置できるメリットがあります。また、タイプによっては、ひとりだけではなく、2~4人で集中して業務を行えるものもあり、チームで使うことも可能です。

ボックス型

電話ボックスのような形で完全に個室として使えるテレワークブースです。最近はオフィス以外でも駅やホテルなどで見かけるケースが増えています。周囲から完全に遮断されるため、機密情報を扱う場合や周りに聞かれたくない打ち合わせをする際にも活用可能です。

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テレワークブース(ワークブース)選択のポイント

さまざまな種類があるテレワークブースですが、実際に導入する際には、どのような点に注意する必要があるのでしょう。ここでは、テレワークブース選択のポイントを解説します。

テレワークブースを導入する目的を明確にする

たとえば、機密資料の作成や分析が主目的であればボックス型が第一候補になります。集中して仕事がしたいときに限らず、ちょっと気分転換をしたいときにも使うのであれば、ソファ・パネル一体型がおすすめです。自社ではどのようなシチュエーションで最も使われるのかを明確にしたうえでの選択が必要でしょう。

法律に準拠しているかどうかを確認する

周囲の音を完全に遮断できるボックス型を選択する場合、注意すべきは消防法です。ボックス型は四方だけではなく、頭上と床も完全に密閉されています。そのため、消防法により、感知器や自動消火装置、放送設備のスピーカーなどの設置が必須です。

オフィスのスペースや予算も検討したうえで決める

一般的にソファ・パネル一体型やパネル可動式はボックス型よりも低コストで導入できます。予算を抑え、数を増やしたいのであれば、低コストのものを選択するのもおすすめです。ただし、1か所に集めてしまうと、密閉式ではないため、Web会議には使いにくくなります。オフィススペースと予算を十分に考慮したうえで、選択してください。

テレワークブース(ワークブース)の導入で生産性向上の実現を

テレワークブースは、ひとりで集中して業務を行えるスペースであり、Web会議にも使えるため、オフィス内でも業務内容に応じて柔軟な働き方が実現します。

テレワークの増加により、オフィスに求められる役割は大きく変わりつつありますが、テレワークブースもそのひとつです。社員同士のコミュニケーション、情報共有の場であるのと同時に、自宅と同じ環境を提供することで、高い生産性が実現する可能性も高まります。

テレワークからハイブリッドワークへの移行を検討されている際は、ぜひテレワークブースの導入も併せて検討されてみてはいかがでしょうか。

集中ブース|PLUS

集中ブースの選び方|PLUS

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集中スペースが仕事を効率化する

この記事を書いた人

マーケティング部 コラム編集部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部 コラム編集部

プラス株式会社ファニチャーカンパニーのマーケティング部門です。オフィスに関する最新のトレンド情報や、オフィス移転・リニューアル・オフィスデザインに関する情報を発信しています。 オフィスの最新情報はInstagram「plus_kagu」で検索してフォロー!昨日よりもオフィスが好きになるような、「家具・働く空間にまつわる工夫・デザイン事例」などの情報をお届けしています。

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