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※この記事は、2021年のコロナ禍で執筆された記事です。2023年5月8日の5類感染症移行後の対応とは異なりますが、当時の記録として掲載しています。最新のオフィスづくりをご希望の方は、是非お問い合わせくださいませ。

社内でのコミュニケーションは、新型コロナウイルスの感染拡大前から重要性は高かったものの、緊急事態宣言発令の前と後とで、その質は大きく変わっています。最も異なるのは、オフィスにいることが前提だったものが、ウィズコロナによってテレワークやサテライトオフィスなどの導入により、オフィスでのコミュニケーションが前提ではなくなった点です。そこで、今回は緊急事態宣言発令の前後に行われた社内コミュニケーションに関するアンケートを基に、ウィズコロナにおける社内コミュニケーションの重要性と活性化のためのポイントについてお伝えします。

緊急事態宣言発令前の社内コミュニケーションの課題点

ウィズコロナによって、社内コミュニケーションに対する意識はどう変わったのでしょう。ここでは、緊急事態宣言発令の前後に行われた社内コミュニケーションに関するアンケート調査結果から探っていきます。

人事関連の情報を提供しているポータルサイト、HRプロが2020年3月6日に発表した「社内コミュニケーションに関するアンケート調査」によると、社内コミュニケーションの現状に課題を感じている企業は76%、社内の情報共有が「十分にできている」と認識している企業は3%という結果でした。そして、「コミュニケーションを阻害している要因」として、最も多い回答は「管理職のコミュニケーション力」で48%。その後、「組織風土・社風」「社員のコミュニケーション力」「経営層のコミュニケーション力」「対面コミュニケーションの減少」と続いています。また、同じオフィスにいながらも、部門間、経営層と社員、部署内の課長とメンバーなど、立場の違う相手同士でのコミュニケーションに課題を感じているという結果も出ています。

緊急事態宣言発令後の社内コミュニケーションの課題点

日経BPコンサルティングが2020年4月21日~27日に実施した調査「コロナで変質した企業内・企業間コミュニケーション」によると、コロナ禍における社内コミュニケーションの課題で最も多いのは、「上司・同僚・部下の行動が見えない」。その後、「社内で気軽な会話ができない」「必要な情報の共有が徹底できない」「親睦をはかる場をもてず、コミュニケーションが激減している」と続いています。また、「新型コロナの影響により、今後、勤務先で社内外のコミュニケーションにどのような問題が起きると思うか」を尋ねたところ、「コミュニケーション不足によるトラブル」「人間関係の希薄化」「組織的目標の一体感の低下」「アイデア創出の低下」「変化についていけない社員の離職」などが今後の懸念材料として挙げられました。

緊急事態宣言発令後では、社員間で物理的な距離が生まれているため、緊急事態宣言発令前よりもコミュニケーションが困難になっているのは当然といえるかもしれません。それよりも問題なのは、緊急事態宣言発令前に、コミュニケーションを阻害する要因として挙げられていた、社員のコミュニケーション力です。

ほぼ全員がオフィスにいる状態でもコミュニケーションを取るのが困難であったのに、さらに物理的な距離があっては、よりコミュニケーションは取れなくなってしまいます。それが、緊急事態宣言発令後のアンケートでの今後の懸念材料にも表れているといえるでしょう。

≪一緒に読みたい記事≫ 社内コミュニケーションが不足する理由は?原因と対策を考えよう

ウィズコロナでの社内コミュニケーションを活性化させるポイント

コロナ禍でテレワークにより勤務場所が自宅とオフィスに分かれるケースが増え、時差出勤で全員が顔を合わせる機会が以前よりも減少しつつあります。以前であれば定期的な社内イベントや交流会を実施し、コミュニケーションの場をつくることも可能でした。ただ、現在ではそうした施策の実施は難しい状況です。

しかし、緊急事態宣言発令後のアンケート結果にも出ているように、緊急事態宣言発令前にも増してコミュニケーションを活性化させる施策を検討しなければ、さまざまな問題が生じる恐れがあります。そこで、こうした状況のなかで社内コミュニケーションを活性化させるためのポイントを紹介します。

改めて社内コミュニケーションの重要性を認識する

対面でのコミュニケーションが難しくなってくると、自然と社内コミュニケーションの重要性も薄れてしまいがちです。そこで、改めて社内コミュニケーションを活性化させるメリットの認識を行います。

≪一緒に読みたい記事≫ 職場内のコミュニケーションが不足する理由は?原因と対策を考えよう

社内コミュニケーションを行える「場」をつくる

オフィスに出社したとしても、コミュニケーションを図れる場がなければ、以前と同じように経営層、管理職、社員の壁はなくなりません。そこで、同時に出社する人数が減っている今だからこそできるレイアウトで、コミュニケーションを図れる場をつくってみてはいかがでしょう。

オフィスの一角にちょっと息抜きができる場所としておすすめなのが、PLUSの5TSUBO CAFEです。部署の垣根を越え、従業員同士の雑談を促すオフィスのコミュニケーションスポットとして、大きな効果を発揮します。

≪一緒に読みたい記事≫ 【事例】社内コミュニケーション活性化を実現するオフィスレイアウトとは?

積極的にコミュニケーションの場をつくることが重要

緊急事態宣言発令以降、以前にも増して社内コミュニケーションが難しくなっています。しかし、難しいからといって放置していては、新たなアイデアを創出する機会の喪失、離職率の増加など、会社にとって大きな損失を生んでしまう可能性も少なくありません。

そこで、重要なポイントは、社内コミュニケーションの重要性を認識し、そのうえで積極的にコミュニケーションの場をつくることです。

チャットやウェブ会議など離れた場所でのコミュニケーションはもちろん、社内でも少人数で集まれる「場」の構築がコミュニケーションを活性化させます。

プラスでは、以前よりも顔を合わせる機会が減っているからこそ、社内でちょっとした雑談ができる場所として5TSUBO CAFEをおすすめします。

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