自社が求める人材を確保!採用戦略の目的と立て方

ワークスタイル

企業にとって優秀な人材を獲得することは必要不可欠です。しかし、近年の人材不足により思うように採用が進まない企業も多く、頭を悩まされる人事担当者も多いのではないでしょうか。このような状況のなかで、自社が求める人材を獲得するためには、採用戦略を立てることが大切です。ここでは、採用戦略とは何か、なぜ必要なのか、採用戦略の立て方について紹介します。また、採用戦略のひとつとしてオフィス環境づくりにも着目します。

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採用戦略とは?なぜ必要なのか

日本では人材不足が深刻化しており、2017年の平均有効求人倍率は1.5倍で、業種によっては7倍を超えています。中途採用も新卒採用も、苦戦を強いられている企業は多いようです。そのような売り手市場が続く状況で、優秀な人材を確保するためには、採用戦略を立てることが不可欠です。

採用戦略とは

採用戦略とは、企業が採用活動を行うにあたり、自社に最適な人材を獲得するための方策を立てることをいいます。優秀な人材の確保は今後の企業の成長に欠かせません。採用活動が厳しくなっている状況だからこそ、有効な採用戦略が求められています。

採用戦略はなぜ必要なのか

最近では採用活動の範囲が広がり、人事担当者だけで完結せずにさまざまな部署を巻き込むケースも増えています。そういった状況で採用戦略を立てることにより、企業にとってはどのような効果があるのでしょうか。

自社に合った人材を確保できる

自社に合っていない人物を採用してしまうと、内定後に辞退されたり、入社後すぐに退職してしまったりするケースが多くなります。入社しても戦力とならず、企業の成長に結びつきません。また、採用活動に費やされる時間や労力といったコストが無駄になってしまいます。

運に頼らない採用活動ができる

採用戦略が必要となる理由として、運に頼らない採用活動ができるということも挙げられます。従来の採用活動では、限られた応募者のなかから筆記試験や面接で候補者を絞るという方法が一般的でした。しかし、募集や選考方法を見直すことで、有力な人材にターゲットを絞り、精度の高い選考活動を行うことが可能です。そのためには、運ではなく戦略的な採用活動が必要となります。

知名度や事業内容にかかわらず、優秀な人材を確保できる

人材不足といわれている現在、応募者は注目度の高い企業に集中してしまいがちです。しかし、採用戦略を立てることで知名度や事業内容にかかわらず、優秀な人材を確保することができます。新たな採用手法を採用し、ライバル企業より先に人材を獲得しましょう。

採用戦略の立て方

自社に合った人材を確保するためには、より具体的な採用戦略を立てることが大切です。ここでは、人物像の設定から選考までに必要となる戦略の立て方を説明します。

自社に最適な人材像を設定する

まずは、自社に最適な人物像を具体的に設定することが重要です。そのためには、今後の事業計画をしっかりと確認しておかなければなりません。そのうえで、採用したい人物像を決定します。活躍している社員などを基準に、能力や専門性、経験といった要件をできるだけ詳しく設定していきます。自社の社風に合った性格や価値観、勤務条件なども考えておくといいでしょう。

採用目標を設定する

次に、いつまでに何人採用するのか、採用目標を設定します。とくにポイントとなるのは、採用までの期間。選考は慎重に行う必要がありますが、採用までの期間が長くなると採用活動にはマイナスになります。たった1日の差でライバル企業に人材を奪われてしまうこともあります。効率的に採用活動を進めるためにも、具体的な採用目標を設定しましょう。

有効な求人手法を決める

従来の求人手法といえば、求人サイトなどのメディアへ募集要項を掲載したり、説明会で応募者を募ったりするのが主流でした。しかし、そういった手法だけでは、効率的な採用活動が難しくなってきているのが現状です。紹介やスカウト、SNSを利用した手法などさまざまな方法を検討することで、採用機会を積極的に増やしていくことが必要となります。

選考力のある面接官を育成する

採用活動のなかで、最も大切なプロセスが面接です。選考力のある面接官が面接を行えば、回数を重ねることなく自社に最適な人材を見極めることが可能となります。採用までの時間を削減することもできるでしょう。そのためには選考力のある面接官を育成する必要があります。既存の社員に面接官トレーニングを行い、面接の質を高めましょう。

採用戦略のひとつとしてのオフィス環境づくり

「働き方改革」が進むなかで、企業のオフィス環境づくりが注目されています。応募者にとって、働きやすい環境は企業を選ぶ際の目安となっているためです。オフィスデザインはブランディングに有効ですが、採用活動においても企業がアピールするポイントとなります。

オフィス環境の改善

採用活動のひとつとして、社内見学を活用する企業もあります。説明会や面接では会議室を使用することが多いですが、応募者は入社まで実際に自分が働く場を見ることができません。しかし、社内見学でオフィスを見てもらうことで、入社後のイメージが湧き、応募や動機づけにつながりやすくなるでしょう。
社内見学を応募のきっかけにしてもらうには、オフィス環境の改善が大切です。自社の取り組みやコンセプトを反映させたオフィス、働きやすい快適なオフィスは、応募者に自社をアピールできるポイントとなるでしょう。

工夫されたデザインやレイアウト

デザインやレイアウトが工夫されたオフィスで、働きやすい職場であることをアピールすることができます。オフィス環境は、職種によっても求められることが異なるものです。例えばエンジニアなら、集中できるスペースや新しいアイディアを生むためにリラックスできる空間を必要とします。営業職ならコミュニケーションがとりやすいレイアウトが必要になるでしょう。このように、仕事のパフォーマンスを上げられる環境が整っていることをアピールすることが大切です。
また、オフィスのデザインやカラーなどで理念や社風を表すこともできるため、事前に知ってもらうことで採用のミスマッチを防げるでしょう。

社員が「働きたい」と思うようなオフィス環境づくりは、採用戦略として有効です。オフィスは社員が多くの時間を過ごす場所であり、応募者が会社を選ぶ際の重要な要素となります。応募者は、この会社に入社したら、どのような環境で働くことになるのか知りたいはずです。自社のオフィス環境が応募者にとって魅力あるものなのか、見直してみましょう。

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戦略採用を立てることで効率的な選考を!

自社に最適な人材を確保し、採用活動を成功させるためには、採用戦略を立てることが大切です。採用したい人物像や採用目標を設定したうえで、求人手法の選定や面接官の育成が必要となります。また、オフィス環境づくりも採用戦略のひとつとして有効です。応募者が働きたいと思うオフィスを整え、採用活動でアピールしていきましょう。