オフィスのイメージを大きく変えるオフィスリノベーションのメリットと注意点

オフィスデザイン

オフィス移転を考えているものの、「立地、広さといった条件が合わない」「移転に伴う手続きをする時間がない」といった理由でなかなか進まないといったケースはよくあります。そうした場合におすすめなのが、オフィスのリノベーションです。最近は、築年数の古いオフィスビルをリノベーションして生まれたシェアオフィスも注目を浴びています。移転の手間や多大なコストをかけずにオフィスの雰囲気を大きく変えられるリノベーションについて、そのメリットや注意点を説明します。

古くなったビルが増えたことで注目を浴びるオフィスリノベーション

今、オフィスのリノベーションが注目されるようになった背景のひとつとして、築年数が20年を超えるビルが増えていることが挙げられます。リフォーム産業新聞2019年1月21日付の「2019年トレンド【非住宅リフォーム~オフィス~】ストック数は1万棟超え」によると、東京都23区の中小ビルの87%が築20年以上であるという調査結果が出ています。

オフィスのリノベーションが注目を浴びるようになったもうひとつの背景には、新築オフィスの人気があります。リフォーム産業新聞の同記事によると、東京都心部の新築オフィスビルは常に人気が高く、空室率が非常に低く新築すればすぐに満室になるといった状況です。オフィスビルの人気が新築物件に集中する一方で、築年数の古いオフィスビルの空室率が増加の一途をたどる。こうした状況を打破する手段のひとつとして、築年数の古いオフィスビルのリノベーション、とりわけシェアオフィスのリノベーションが増えているのです。

オフィスをリノベーションするメリット

オフィスのリノベーションが注目されている背景は前述のとおりですが、リノベーションが注目されている理由は、ほかにもあります。リノベーションを行うことで、企業にも多くのメリットがもたらされるのです。そのなかでも主なメリットを見てみましょう。

  • 社員の気分も一新され、快適に業務が行えるようになる

古い施設、デザイン、レイアウトが新しく生まれ変わることで、社員の気分が一新されます。オフィスの機能性も上がり、快適な環境での業務となるため、生産性の向上も期待できます。

  • 経費節減効果がある

古いビルは耐熱性、断熱性が低く、思った以上に光熱費がかかります。しかしリノベーションを行うことでそうしたデメリットが解消され、経費削減効果を発揮します。

  • 移転に伴う手間がなくなる

オフィスの移転は時間と手間がかかる以上に、精神的な負担も少なくありません。しかし現状のオフィスをリノベーションする場合、移転に際して行う新しい物件探し、手続きといった手間がなくなります。

  • 自社のオリジナリティを出せる

リノベーションはリフォームのような原状回復ではなく、新たな価値を創造することが可能です。そのためアイデア次第で自社のオリジナリティを発揮することができ、他社との差別化にもつながります。

オフィスをリノベーションする際の注意点

企業にさまざまなメリットをもたらすリノベーションですが、注意すべき点もあります。特に次の3つのポイントについては、事前に確認をする必要があります。思いもよらぬトラブルやコストが発生してしまう可能性があるので注意しましょう。

  1. 大幅な改修をするため、退去時の原状回復工事の可否を確認する

賃貸物件は原則として、退去時に原状回復を行う必要があります。しかしリノベーションをした場合、原状回復をするには多額の費用が必要となります。どこまでの原状回復が必要であるかを事前に確認しておきましょう。

  1. 工事期間中の仮オフィスの確保

リノベーションは基本的にオフィス全体を改修することになるため、工事期間中に業務を行うことは難しくなります。そのため事前に仮オフィスの場所を確保しておかなければなりません。この際、仮オフィスの賃料もリノベーション費用に含めておく必要があります。

  1. 費用がメリットを上回らないか確認する

オフィスのフルリノベーションとなると、一般的な相場は坪単価30万円程度とそれなりの費用がかかります。単純に移転したほうがよいのか、リフォームのほうがよいのかなど、リノベーションをすることのメリットと費用をしっかりと検討してから行わなければ、大幅なコスト増となってしまいます。

予算を考慮したうえでリノベーションの実施を

都内を中心に築年数の古いオフィスビルが増えていることもあり、オフィスのリノベーションは大きな注目を浴びています。

リノベーションというと、多額の費用がかかるのではと思われるかもしれません。しかし、スタートアップ企業や小規模オフィスを探している企業などのように、あまり予算がかけられない場合でも、部分的なリノベーションは可能です。予算とメリットを考慮したうえで、社員の士気向上につながるリノベーションを検討してみてはいかがでしょう。