プログラマーが高い生産性を実現するためのオフィスレイアウトとは?

オフィスデザイン

ひと口にオフィスレイアウトといっても、部署や職種によって働きやすい環境は異なります。例えば、社員があまり社内にいることがない営業部署であれば、個人のデスクはそれほど必要なく、フリーアドレスが最も適している場合もあります。では、常にオフィス内にいるプログラマーやエンジニアにとって、働きやすく快適なオフィスとはどのようなものなのでしょうか? 今回はプログラマーが働きやすいオフィスレイアウトについて考察していきます。

プログラマーやエンジニアにとって快適なオフィス環境とは?

プログラマーやエンジニアが快適に働けるオフィス環境にするための主なポイントは大きく3つに分けられます。それは次の通りです。

1.一定のプライバシーが確保されている

一般的なオフィスのレイアウトとして対面型、スクール型などがありますが、プログラマーやエンジニアの場合、ブース型がおすすめです。周囲を比較的高めのパーティションやデスクトップパネルで囲むことで、ある程度の雑音や視線を遮断できるため、プライバシーを確保しつつ業務に集中できる体制が整います。

2.集中して働くためのスペースがある

自席がブース型レイアウトであっても、周囲で電話音があったり気軽に話しかけられるような環境の場合もあります。雑音が集中を妨げてしまうような場合は、完全に周囲の雑音を遮断できるよう、自席とは別の完全に独立した集中スペースを用意するとよいでしょう。

3.コミュニケーションを取るためのスペースがある

プログラマーやエンジニアの業務はひとりで黙々とやる仕事というイメージをお持ちの方もいるかも知れませんが、基本的にチームで行うことが多い業務です。そのためプログラムを書く作業はひとりで集中できる環境を用意しながらも、何かあった際にはすぐに集まってミーティングができるようなスペースを用意することで全体の業務効率がアップします。

プログラマーやエンジニアのためのオフィスレイアウト

デスク周り

それでは、次に具体的なオフィスレイアウトについて、デスク周りとオフィス全体に分けて見ていきます。まずはデスク周りですが、ポイントは次の3点です。

1.デュアルディスプレイ用に広めのデスクにすること

プログラマーやエンジニアの作業環境として、デスクはデュアルディスプレイが置けるほどの余裕がある広さであることが前提です。最低でも横幅120cmの大きさは欲しいところです。人によってはトリプル、クワッドディスプレイが必要となる場合もあるため、オフィスの広さを考慮しつつ、可能な範囲で大きめのデスクを用意します。PC業務がメインの職種にとっては、ディスプレイの広さが業務効率に直結するので、デスクやディスプレイサイズの決定に際しては現場社員のヒアリングを交えながら慎重に決めることが大切です。

2.長時間座っていても疲れない椅子を選ぶ

デスク以上に重要なのが椅子です。プログラマーやエンジニアはどうしても長時間座ったままでの作業が続くため、多少コストをかけてでも、椅子はしっかりとしたものを選択することをおすすめします。健康のため、椅子の代わりにバランスボールを使用する企業もありますが、人によって合う・合わないがあります。社員の健康の為にも、安価な椅子を一括購入するなどは避け、アンケートを取ったり試座してもらうなど、現場の声を聞いたうえで決めるとよいでしょう。また、長時間座ることが前提なので、肘掛け付の椅子が推奨されます。

3.集中力を持続できるよう、後ろからの視線が気にならないレイアウトにすること

デスクの前にパーティションやパネルを置き、作業中に人の動きが視線に入らないようにすることも重要ですが、それと同様に気をつけなければいけないのが背後からの視線です。視線に入らないとしても、背後を頻繁に人が通るようでは作業に集中することができません。そのためできるだけ背後を通り道としないレイアウトにすることが重要です。

オフィス全体

デスク周りに続いてはオフィス全体のレイアウトについてですが、主なポイントは2点あります。

1.すぐに集まってミーティングができる簡易的なコミュニケーションスペースがあること

会議室やミーティングルームは、予約をしなければいけなかったり、自席から離れた場所にあったりと、思い立ったときにすぐミーティングをすることが簡単ではありません。しかしプログラマーやエンジニアは作業を進めていくうえで頻繁にミーティングが必要になるため、自席のすぐ近くにちょっとした打ち合わせができるスペースを確保することで業務効率がアップします。

そこで、すぐに打ち合わせができるスペース作りにおすすめなのが、立って打ち合わせができるスタンディングテーブルです。常に座りっぱなしで作業していることから、気分転換になるうえ、打ち合わせの長時間化を防ぐ効果もあります。

2.周囲の雑音をシャットアウトできる個別スペースがあること

先述したようなブース型レイアウトであっても、電話がかかってきたり周囲の話し声が聞こえてきたりして、集中がそがれることはあり得ます。そのため、オフィスの中でも人の行き来が最も少ない場所を選び、そこに個別作業スペースを設置するとよいでしょう。締め切り間際や自席で考えがまとまらなくなったときなどに、大きな効果を発揮します。

プログラマーやエンジニアの在籍有無にかかわらず、オフィスレイアウトにはおさえるべき基本的なポイントがあります。より詳しく知りたい方は下記関連記事も参考にしてください。
【関連記事】業務効率化を目的とした、オフィスレイアウトのポイント

ストレスをため込ませないレイアウトがプログラマーやエンジニアの生産性を上げる

プログラマーやエンジニアが生産性を高めるうえで最も重要なポイントは、とにかくストレスがたまらないようにすることです。ほかの部署と違い、作業中のほとんどを自席で過ごすため、例えば、自分のデスクに好きなものを置いたり、自分好みにデザインしたりといったことを認めるなどが効果的です。できるだけ余計な雑音が入らない環境で集中できるよう、ゾーニングをきっちりと行うといったことも必要になるでしょう。

また、先述のようにプログラマーやエンジニアの業務はチームで行うことが多いため、常に集まってコミュニケーションが取れるスペースを作ることも重要です。ひとりで集中できるスペースとコミュニケーションが取れるスペースを、うまく組み合わせて取り入れることが、プログラマーやエンジニアの生産性を上げるためのオフィスレイアウトを実現すると言えるでしょう。

特に、フリーアドレスを導入しようとされている場合はプログラマーやエンジニアの座席をどうするか?というのは重要なポイントとなります。フリーアドレスを導入する場合にはメリット・デメリットを把握した上で導入を決めた方がよいでしょう。
【関連記事】失敗例から学ぶフリーアドレスを成功させるポイントとは?

オフィス事例(株式会社アソビズム様)

株式会社アソビズム様ではゲームクリエイターの方が多数在籍しています。
移転をされる際には、以前チャレンジしたフリーアドレスの導入などの反省を活かしながら、プログラマーの方が高いパフォーマンスを発揮できるオフィスづくりを実現しました。
クリエイターがパフォーマンスを発揮できる環境づくりのためにどのようなことに気をつけたのか、代表へのインタビューを記事にしています。

株式会社アソビズム様の移転インタビュー記事はこちらから。