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ビジネスマンの方にとってランチタイムは、単なる食事休憩ではありません。これから始まる午後の仕事への活力になったり、同僚とのコミュニケーションの場であったりする重要な時間ではないでしょうか。ところで、ランチといえばオフィスの外に出て好きなお店で好きなものを食べるといった方も多いかもしれません。しかし意外とオフィスで食べる方も多いようです。そこで今回は、最近のビジネスマンのランチ事情から、ランチタイムを有意義に過ごすためのオフィス設計について考えていきます。

意外と多いオフィスでランチを食べる最近のビジネスマン

ビジネスマンは普段、どこでランチをとっているのでしょう。株式会社ジェイアール東海エージェンシーが行った「ビジネスパーソンの「ランチ」に関する調査2017」によると、「購入したものを職場で」が41.0%で、「職場近くの店で」の38.6%を上回る結果となっています。また「自炊または家族が作った弁当を職場で」も37.1%と、総じてオフィス内でランチをとるビジネスマンが多いという結果が出ています。

同調査では「ランチとして最もとりたい形態は」という設問があり、1番多い回答は「自炊または家族が作った弁当を職場で」となっています。このことから、オフィス内でランチをとりたいと思っているビジネスマンが多いからこその結果であることがわかります。

リラックス効果の高い休憩スヘ?ース事例集

外食に比べ落ち着いて食事を楽しめるオフィス

外食よりもオフィス内でランチをとるビジネスマンが多い理由はさまざまですが、そのなかでも大きな理由として考えられるのは次の2点でしょう。

「節約できるから」「作ってくれる人がいるから」「作ったものの方がおいしいから」

これは前出の調査において、「自炊または家族が作った弁当を食べる理由」という設問に対する回答で出たものです。特に「節約できるから」は68.5%とかなり高い数字となっています。また年代別に見ると「節約」は若い年代に多く、「作ってくれる人がいる」は年代が上がるにつれ割合も高くなっています。なお、60代では「作ったものの方がおいしいから」という回答が「作ってくれる人がいる」を上回っています。このことからも年代によりそれぞれオフィス内で食べる理由が異なることがわかります。

食事時間が短いから

これも前出の調査ですが、昼の休憩時間は45分以上60分未満が58.9%と最も高い結果となっています。また、30分以上45分未満も18%おり、外食にするとゆっくりと食事を楽しめないということも、オフィス内でランチを食べる理由のひとつといえるでしょう。そのため、外食に比べ比較、落ち着いて食事をとれるということから、オフィス内でランチをとるビジネスマンが多いともいえそうです。

さまざまな形態のオフィスランチ

オフィスでランチというと昔ながらの社員食堂を思い浮かべる方も多いかもしれません。実際、前出の調査でも社員食堂でランチをとる方は22.2%と決して少なくありませんでした。しかし社員食堂がすでに設置されている企業であれば問題ありませんが、新たに設置しようとする場合は、厨房(ちゅうぼう)や食堂が必要となり、コストがかかりなます。また、それだけの場所を確保するのも簡単ではないでしょう。そこで、大きなコストをかけることなく、充実したオフィスランチが可能となる方法をいくつかご紹介します。

社食デリバリーサービス

会社に弁当を届けてくれるサービスは古くから存在していました。しかし最近では、新しいサービスが続々と増えています。専用の冷蔵庫に弁当や総菜を届けておいてくれたりアプリで予約ができたり、数千種類ものメニューがある、スペースがあればブッフェ形式のランチが楽しめるなど、種類豊富です。福利厚生として導入すれば社員満足度に貢献してくれそうです。手軽においしいランチが用意できれば、ランチミーティングもはかどりますね。

オフィスコンビニ

弁当は持ってきたのでサラダだけ買いたい、デザートのプリンやヨーグルトを買いたいといった場合にオフィス内で買い物を済ませられるのが、オフィスコンビニです。コンビニというと大がかりな設備が必要かと思われるかもしれませんが、専用の冷蔵庫やケースをオフィスの一角に設置するだけで利用が可能。商品の入れ替えもすべて提供会社が行ってくれます。

社食デリバリーサービスもオフィスコンビニも、社員食堂のような設備や広さがなくても実現が可能であり、なおかつ社員の福利厚生としてもおすすめの方法です。
これらのサービスは当然ながら厨房を設置する必要がないため、広めの休憩スペースがあれば十分に対応できるでしょう。休憩スペースは、ランチタイム以外はミーティングが行えるおしゃれなスペースとして利用すれば、限りあるオフィススペースで有効的なスペース活用が実現します。

オフィス内のランチスペースがコミュニケーション活性化を実現

今回ご紹介したように、オフィスでランチを食べる方は実は外食よりも多いということがわかりました。そこで短い時間のなかで、少しでも有意義なランチタイムを過ごしてもらう方法として、オフィス内に落ち着いてランチを食べられるスペースをつくることをおすすめします。

社員食堂となると、設備費や人件費などコストがかさんでしまいます。しかし自宅で作ったり、外で購入してきたりした弁当を食べるだけのスペースであれば、それほど大きなコスト増にはなりません。そのうえ食事時間以外はミーティングスペースとして社員同士のコミュニケーション活性化にも大きな効果を発揮します。スタッフの福利厚生といった観点からもオフィス内のランチスペースを検討してみてはいかがでしょうか。

【お役立ち資料】

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マーケティング部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部

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