時代にあった快適な「職場環境」で社員のモチベーションアップ!

ワークスタイル

時代とともに変わる「職場環境」の考え方

1990年代まで、「職場環境」というと、職場の照明や空調、音など、職場のハード面の基準を示すものでした。しかし、最近では「ストレスが少ない」とか「気分転換できる」などソフト面が重視されるようになってきました。 この時代の変化に合わせて、法律面も対応が進み、2014年には職場環境について基準を示す労働安全衛生法が改正されました。この改正では、ストレスチェックの義務化や、受動喫煙防止措置の努力義務など、「働きやすい職場環境」整備、つまりソフト面での施策が織り込まれています。 このように、「職場環境」の定義も時代とともに変化しています。

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職場の「働きやすさ」が社員のモチベーションを左右する

時代の流れとともに、よい「職場環境」の定義も変わってきており、明るさや温度・音などのハード面が快適なだけでなく、人間関係や健康などのソフト面へも良い影響がある「職場環境」が求められています。 実際、厚生労働省が2014年に全国の企業・従業員を対象にとったアンケートでは、作業環境の改善とともに、メンタルヘルス相談などの心の健康に関する支援や、福利厚生面の支援など、心のサポート・ケアがなされている職場・会社のほうが働きがいがある、と回答する人が約2割高い結果となっています。また、同僚の離職理由として、仕事上のストレスが2位に、職場での人間関係が4位に挙げられており、心にとっていい「職場環境」が求められていることがわかります。

「働きやすい」職場の作り方

では、「働きやすい」職場とはどのように作ればいいのでしょうか。先のアンケートによれば、ストレスや人間関係の問題が離職の理由となっています。これらを解決する一つの考え方として、「コミュニケーション」が活発で、「風通しの良い」職場づくりがあげられます。 WHO(世界保健機関)の「職場環境とストレス」によれば、「仕事のストレスは、仕事に関して周囲からの支援が多ければ多いほど、感じることが少なくなる」といいます。そのためには社員同士が「コミュニケーションしやすい場」を作る、というのが一つの手法でしょう。オフィスの同じフロア内に、ちょっと雑談できるスペースがあるだけでも、新たな会話の機会を作りやすくなります。もちろん、そのスペースを活用するには職場の意識改革も大切です。雑談の場を「サボり」と見るのか、新たな発想や人間関係作りに役立つ場として重要と考えるのかの意識改革がポイントになってくるでしょう。

「働き方改革」のスタート地点として

このように「職場環境」を整えて、心身ともに働きやすい職場をつくることは、今後ますます重要になってくるでしょう。それに伴い、これまでは効率重視であまり重要視されていなかった、ゆとりある職場づくりが注目されています。 今の時代、職場で働く人たちが前向きで積極的に働けるために、ハード面・ソフト面ともにゆとりある職場が良い「職場環境」と言えるのではないでしょうか。「働き方改革」のスタート地点として、まずは職場の環境から見直すことをおすすめします。

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<参考>

働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書 概要(厚生労働省 平成26年(2014年)(PDF)

厚生労働省ホームページ 「職場環境を整備・改善したい」

「職場環境とストレス」(WHO 日本語訳)(PDF)