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12月16日(金)、福岡県添田町で開催された「早生樹センダン記念植樹祭2022」に参加いたしました。

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福岡県添田町では、「未来につなぐ森づくり」を目指し、新しく建設予定の小中学校へ地元百坂町有林の木材を積極的に活用することを目標としています。
今回、添田小学校の6年生が植樹会へ参加。子どもたちとともに成長したセンダンが、将来学校の机や棚として長く愛されていくことを目指します。

国産広葉樹センダンとは?

今回植樹する国産広葉樹センダンは、植えてから20~30年で伐採期を迎える早生樹です。
成長が早い分、二酸化炭素の吸収量も高く、サステナブルな木材として注目を集めています。
この植樹祭に協賛している協同組合 福岡・大川家具工業会さまは、センダンの植樹、育成、家具材への活用を通じて
持続可能な森林サイクルの構築を目指す「センダンサイクルプロジェクト」に取り組んでいます。
プラスはこの取り組みに賛同、「MOKURAL(モクラル)プロジェクト」をスタートさせ、この度、植樹祭へ参加させていただく運びとなりました。

MOKURAL(モクラル)プロジェクト

前述のように、脱炭素社会の実現に向けて木材のもつ潜在的な力が注目を集める中、オフィスにおける木材活用は大きな可能性を秘めています。
プラスは、国産材の中でもCO2吸収量が高い「早生樹」に注目。
MOKURAL(モクラル)、それは、早生樹を活用した木材循環システムの構築により、森林の健全化とカーボンニュートラル実現を目指すプロジェクトです。

センダンを使用したMOKURALプロジェクト第一弾製品「Vicenda Series」について詳しくはこちら>

植樹祭当日の様子をご紹介

当日は曇り空となりましたが、朝の冷え込みの中でも添田小学校の皆さんは元気いっぱい。
植樹方法の説明に真剣な様子で聞き入っていました。
10時からの開会式の後、各植樹地点へ移動し、いよいよ植樹がスタートです。
植樹のために整備していただいたこちらの斜面に苗木を植えていきます。

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まずはセンダンの苗木の根本20~30㎝が埋まるくらい穴を掘ります。

IMG_0592.jpg←こちらがセンダンの苗木です。

掘った穴へ肥料を入れたのち、苗木を植え、しっかりと土をかけていきます。
根が長いため、想像以上に深い穴が必要なのだということが分かりました。

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このあたりでは鹿が多く生息しているとのことで、苗木が食べられてしまうことがあるのだとか。
最後に苗木を守るためのカバーをして植樹は完了となります。

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成長の早いセンダンですが、植えて終わりではありません。
植樹後2年目あたりまでは、生えてきた脇芽を芽かきする(取り除く)作業が必要になります。
こうすることで、樹幹が通直になり、家具材などへ活用しやすくなるのです。

だんだん白い保護カバーが増えてきました!
添田小学校の皆さんもとても楽しそうに、そして真剣に取り組んでいる様子が印象的でした。

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森林が循環していくということ

今回植樹した斜面の下には針葉樹が広がっていました。
植樹したセンダンの成長を見守りながら、次はこちらの針葉樹を伐採し、またそこへセンダンの苗木を植えていくことになります。

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木を使い、そこへ新たな木を植え、育て、それをまた伐採し、利用していくことは、森の健全化を促します。
それはつまり、若く元気な木によってCO2吸収量を増やすという意味でカーボンニュートラル実現の一歩へと繋がっていくのです。

そして、それだけではなく、伐採した針葉樹、育ったセンダンは、やがて学校の机や棚、オフィスのデスクなどに生まれ変わりその先も温かみのある家具として人々に愛されていくことになります。
こうした植樹活動は、『次世代へ森の記憶をつなげていく』という意味でも非常に大切な活動なのだと理解することができました。

プラスでは、今後も森がもつストーリーを大切にしながら、オフィス空間への木材活用による森林の健全化およびカーボンニュートラル実現への貢献を目指してまいります。

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