柔軟な働き方ができるリモートワーク!企業側と従業員側の課題は?

ワークスタイル

リモートワークとは、従業員が自宅やカフェ、コワーキングスペースなど会社以外の場所で行った作業を勤務とみなす働き方です。似たような言葉で、テレワークと表現されることもあります。企業側には、生産性の向上やコスト削減などのメリットがあります。従業員側にとっても、通勤時間の短縮や家庭との両立が可能になる働き方です。一方で、リモートワークには、「コミュニケーションが不足する」「労働時間の管理が難しい」などの課題もあります。このような課題を解決するにはどのような対策が必要なのか、リモートワークの種類やメリットについて考えていきましょう。

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リモートワークとはどのような働き方なのか?

リモートワークとは、先述のとおり、オフィスから離れた場所で働くことです。しかし、具体的にどのような働き方なのか、明確に決められているわけではありません。ここでは、リモートワークの意味や種類、企業側と従業員側のメリットを紹介します。

リモートワークの意味

リモートワークは、直訳すると「遠隔作業」という意味になりますが、実際にはオフィス以外の場所で仕事をすることを指します。パソコンやスマートフォンなどデバイスの普及により、オフィス以外の場所でも仕事ができるようになりました。従業員はオフィス以外の場所で、会社のシステムやメール、電話などを使い仕事をすることができます。ただし、一言でリモートワークといっても、働き方や雇用形態は人によって異なるのが実情です。

リモートワークの種類

リモートワークには、主に四つの種類があります。

  • ハイブリッド・リモートワーク

ハイブリッド・リモートワークとは、雇用契約を結んでいる従業員が、オフィスやオフィス以外の場所で働くことです。通常のオフィスワークとリモートワークのハイブリッド型の働き方となります。

  • フルタイム・リモートワーク

フルタイム・リモートワークとは、雇用契約を結んだうえで、オフィス以外の場所で働くことをいいます。ハイブリッド・リモートワークとは異なり、基本的にオフィスで勤務することはありません。

  • リモート・アウトソース

リモート・アウトソースとは、ワーカーが企業からのアウトソースを受けて、オフィス以外の場所で働くことをいいます。フルタイム・リモートワークとは異なり、雇用契約がないことが特徴です。

  • テンポラリー・リモートワーク

テンポラリー・リモートワークとは、一時的にオフィス以外の場所で仕事をすることです。例えば、家庭の事情で出勤できない従業員が、一時的に自宅で業務を行うこともテンポラリー・リモートワークに含まれます。

企業側のメリット

リモートワークは、労働者の柔軟な働き方を可能にします。個人的な事情でオフィスに出勤できない人でも働くことができます。企業にとっては場所を選ばずに働いてもらえるため、効率よく業務に取り掛かることを優先してもらうことで、生産性をアップさせることも可能です。また、通勤にかかる経費が不要になることから、コスト削減にもつながります。人材不足のなか、従業員にとって魅力のある働き方を提供すことで、離職率の低下や優秀な人材の確保を目指すことも可能です。また、オフィスに通勤できないエリアに住んでいる人にも働いてもらえるというメリットもあります。

従業員側のメリット

リモートワークは、従業員側にも多くのメリットがあります。そのひとつとして、通勤時間の短縮があります。遠方から通勤している人にとっては、通勤に割く時間が減ることになります。その分の時間を家事や仕事に充てることが可能です。家事や育児の両立もしやすくなります。仕事の合間に家事をしたり、子どもの送迎を行ったりすることもできるのです。また、育児や介護が理由で出社しての就業が困難だった人も、就業機会を得られるようになります。

リモートワークの企業側の課題と解決策

リモートワークには、多くのメリットがある一方で、企業側が抱える課題もあります。ここでは、企業側の課題を洗い出し、解決するための方法を考えていきましょう。

コミュニケーション不足

リモートワークは、従業員が同じ場所で一緒に働く機会が減ってしまうため、コミュニケーション不足になりがちです。メールやチャットなどのツールでやり取りすることは可能ですが、仕事内容によっては細かい指示を出すことが難しいケースもあります。文字や音声通話だけのやり取りでは誤解が生まれる可能性もあります。

コミュニケーション不足を解決するためには、定期的に面談を行い、お互いの希望や改善点を話し合う必要があります。

直接教育を受ける機会がない

オフィスでは、先輩や上司に直接教わりながら仕事を進めていくことができます。しかし、リモートワークでは現場を見ながら教育を受ける機会がオフィスで仕事をするよりも少なくなってしまいます。

リモートワークで働く人も教育を受ける機会が持てるように、定期的に研修やセミナーに参加してもらいましょう。

セキュリティ対策が必要

個人情報や機密情報を扱う業務が、リモートワークでどこまで可能なのか、判断が難しいところです。自宅で業務を行う場合にも、セキュリティ対策が求められます。

セキュリティツールを導入したり、セキュリティに関する研修を行ったりするなどの対策が必要です。リモートワークの場合は、個人情報や機密情報を扱わない仕事に限定することも、解決策のひとつになるでしょう。

リモートワークの従業員の悩みと解決策

リモートワーク制度を成功させるためには、働く従業員側の悩みにも耳を傾けることが大切です。企業側の課題にもあるように、従業員もコミュニケーション不足を感じている可能性があります。また、勤務時間の管理が難しいという点も課題です。ここでは、従業員側の悩みと解決策に着目します。

コミュニケーション不足

リモートワークで働く人は、メールやチャット、電話で仕事を受けることが多いため、ほかの社員と直接対面して話す機会が少なくなります。ちょっとした相談や雑談がしずらいこともデメリットです。コミュニケーションの時間が少ないため、孤独を感じることもあるでしょう。

そういった悩みを解決するためには、定期的に出社してもらうことも大事です。定期的に顔を合わせる機会があれば、リモートワークでもコミュニケーションが取りやすくなります。

セルフコントロールが難しい

リモートワークの場合、スケジュールや勤務時間などの管理は自分で行う必要があります。セルフコントロールができないと、与えられたタスクをこなせなくなってしまうでしょう。また、いつでも働ける環境にあるため、かえって過重労働に陥る可能性もあります。

このような悩みを解決するためには、タスク管理や労務管理を徹底することが重要です。勤怠管理ツールを使うことで、働いた時間を正確に把握することもできます。

リモートワークで生産性アップも実現できる!

リモートワークは、有効に活用すれば高い生産性や満足度が得られる一方で、対面でのコミュニケーション不足やセキュリティ、労働時間管理に課題があるのが実情です。しかし、ルール作りやツールの導入により、課題を解決することができます。リモートワークを実施する際には、導入前の運用方法の検討が大切ですが、運用後に浮き彫りになった課題に対しても、一つひとつ解決していくことが大切です。人材不足や働き方改革が進むなか、リモートワークは従業員の新しい働き方として注目されています。リモートワークがうまく機能すれば、従業員が働く場所を限定されずに、生産性を上げることもできるでしょう。

 

参考: