
プラスファニチャーカンパニーでは、従業員エンゲージメントを向上させるオフィス空間づくりの考え方として「イゴコチメイキング」(※)をご提案しています。本記事では東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」での実践を踏まえ、「イゴコチメイキング」の有効な方法をご紹介します。
※「イゴコチメイキング」とは
物理的な機能性と社会的なつながりの両面を整え、ワーカーの求めるイゴコチに寄り添うオフィス空間づくりの考え方です。家具の使い心地や空間の印象だけでなく、相手との関係性や自分の状況に応じた自然な交流を促すことで、個々のベストを引き出しみんなのシナジーを起こします。詳しくはコチラ>>
フリーアドレス席でも「チームで働きたい」
フリーアドレス席の導入により、他部門との交流や目的に合わせた席選びがしやすくなる一方で、同じ部署のメンバーと顔を合わせる機会が減るという声も多く聞かれます。フリーアドレス経験者向けに行った調査(プラス調べ(2023年12月、n=300))では、
・約7割が「席が分散することによるコミュニケーション課題」を感じており、
・約8割が「同じ部署の人たちと近くで働く時間がほしい」と回答しています。
この結果からも、打合せ以外の目的でも自然と集まれる場所を整えることが、チームの一体感や帰属意識を高める鍵であることがわかります。
チームの一体感を育む「チーム席」
こうした課題を受け、プラスファニチャーカンパニーの東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」では、チームで気軽に集まれる「チーム席」を設け、フリーアドレスでも一体感を育める運用をしています。ここでは、3種類のチーム席をご紹介します。
チーム席① チーム単位で予約できる執務席
やわらかな曲線の天板と“ヤグラ”と呼ばれるフレームが特徴的な4人用テーブルで、チーム単位で予約可能なフリーアドレス席として運用しています。曜日を決めて毎週チームで集まる「チームデイ」を設けている部署も多く、ここで相談しながら作業を進めたり新人の指導を行ったりするなど、日常的にチームが同じ空気を共有する場として活用されています。座席管理システム「Suwary」により、チーム単位での予約もスムーズです。

チーム席② 一緒に手を動かせるプロジェクトスペース
フレームにパネルやカーテンを組み合わせた、予約不要のプロジェクトワークスペースです。透過性のあるカーテンを閉じることで視線をゆるやかに遮りつつ、閉塞感のない半個室空間をつくれます。1on1、2〜3人でのペアワークなど、向き合って会話をしたり、一緒に考えながら手を動かしたりするのに適した場所としてよく利用されています。

ゾーニングフレーム/Work Pilotiを使用しています。
チーム席③ 会話を中心としたコミュニケーションスペース
曲線形状のスクリーンに囲われた円形テーブルで、予約不要のフリーアドレス席です。
外から見る以上に視界が遮られるため周囲が気になりにくく、自然と会話が生まれるレイアウトになっています。チームでのブレストやちょっとした相談など、会話を中心としたコミュニケーションに活用されています。

スクリーン・テーブル・ソファ/Work Harborを使用しています。
チーム内コミュニケーションの質が向上
社内調査では、自部署の人に対して
・業務の相談をしやすい
・業務以外の話題も気軽にできる
と回答した人が9割を超え、フリーアドレス運用で不足しがちな日常的なコミュニケーションを十分に補えていることがわかりました。

さらに入社歴の浅いメンバーからは、「離れた席の先輩に声を掛けに行くのは心理的ハードルが高いが、週に1度のチームデイがあることでちょっとした相談もしやすい」という声も聞かれます。チームで集まる時間と場所があることは、心理的安全性の向上やオンボーディングの促進にもつながっています。
フリーアドレスのメリットを活かしながら、チームの一体感や帰属意識を高めるためには、「気軽に集まれるチーム席」を設けることが有効なアプローチです。コミュニケーションの質を高め、相談や学びが自然と生まれる環境づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。
オフィス見学ツアーがおすすめ

東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」では随時見学ツアーのお申込みを受け付けています。働き方や家具などに触れ、「イゴコチメイキング」のさまざまな実践方法を体感して頂ける機会です。ぜひご来場いただき、実際の働き方をご自身の目でお確かめください。>>詳しくはコチラ

