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フリーアドレスデスクとは?タイプや機能、選ぶ際のポイントを解説!

フリーアドレスを導入する場合、従来のような一人1席のデスクではなく、フリーアドレスデスクを使用するケースが多いようです。フリーアドレスデスクにはロングタイプのデスクやソロワークに適したブース型など、さまざまな種類があります。また、拡張性があるタイプやキャスター付きのタイプなど、柔軟にレイアウト変更に対応できるタイプもあります。今回は、フリーアドレスデスクのタイプや機能、選ぶ際のポイントなどを解説します。

フリーアドレスデスクとは

フリーアドレスデスクとは、フリーアドレスに適したデスクのことです。従来のような一人1席の固定席ではなく、複数人が使用できる大型のデスクが多いのが特徴です。在席率に応じて席を拡張したり、容易にレイアウトを変更したりできるタイプもあります。自社のオフィスに最適なフリーアドレスデスクを選ぶには、まずどのようなタイプがあるのかを把握することが大切です。さらに、オフィスの使用人数や一人あたりのスペースを考慮したうえで、オフィスレイアウトやデザインに合ったタイプを選ぶ必要があります。

フリーアドレスデスクのタイプ

フリーアドレスデスクをタイプ別に3つに分け、それぞれの特徴とメリットを解説します。

両面タイプ

人が向かい合わせで座れるタイプのフリーアドレスデスクは、コミュニケーションがとりやすい点がメリットです。従来のような島型レイアウトに近い形で、デスクワークが中心のオフィスに向いています。フリーアドレスデスクのなかで最も一般的なタイプになるため、サイズや素材、デザインなどの種類が豊富で、自社のオフィスに合うタイプを選びやすいのもメリットです。ロングタイプならデスクワークのほか、ミーティングにも活用できます。

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両面タイプのフリーアドレスデスク Genela(ジェネラ)

片面タイプ

片面だけに座れるタイプのフリーアドレスデスクは、向かい側に人がいないため集中しやすいことがメリットです。特に、学校のようなスクール式(並列式)のレイアウトに適しています。スクール式のレイアウトは銀行や秘書室などのように来客を迎えるオフィスでよく見られる形式です。受付側に向かってデスクを配置するため、機密情報などが外部の人に見えにくいレイアウトになります。一方で、社員同士のコミュニケーションがとりづらいため、別途ミーティングスペースを設ける必要があるでしょう。集中スペースとして使用したい場合は、ブース型を選ぶのもおすすめです。

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片面タイプのフリーアドレスデスク STAGEO FREE(ステージオフリー)

キャスター付き

キャスター付きのフリーアドレスデスクは、デスクの下にキャスターが付いているため移動しやすい点がメリットです。ワークスタイルに合わせて自由にレイアウト変更ができるため、より柔軟に活用できるのが特徴です。1人で業務に集中したいときはソロスペースとして、グループワークがメインのときは複数のデスクを組み合わせてミーティングスペースとして活用できます。

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キャスター付きのフリーアドレスデスク Pixta(ピクスタ)

フリーアドレスデスクを選ぶポイント

フリーアドレスデスクを比較・検討する際のポイントを解説します。

座席設定率

フリーアドレスデスクを選ぶ際には、社員数に対するオフィスの座席数の割合(座席設定率)を求めて必要な座席数を決める必要があります。座席設定率は部署やテレワークの実施状況によっても変わってくるでしょう。例えば、週に1回テレワークを実施している場合は座席設定率を80%に設定するなど、在籍している社員数よりも少なく設定します。日中外出が多い営業職は、さらに座席設定率を下げることもできます。

フリーアドレスでの席決めについては、『フリーアドレスで成果を上げるために欠かせない席決めのポイントを解説』をご覧ください。

一人あたりのスペース

一人あたりのスペースは業種によっても異なりますが、3~4坪が平均的といわれています。また、隣の人との間隔は1~2メートルくらい開けることが望ましいでしょう。フリーアドレスデスクを設置した際に、オフィスの面積に対して十分なスペースが確保できるかを確認することが大切です。

デザイン

オフィスデザインは社員のモチベーションや生産性にも影響するといわれています。そのため、フリーアドレスデスクを選ぶ際にはデザイン性の高いタイプを選ぶこともポイントです。フリーアドレスデスクには、重厚感のある木目調のデスク、シンプルですっきりとしたデスクなど、さまざまなタイプがあります。オフィスの雰囲気に合ったデザインを選びましょう。

機能

パネルやシェルフ、ライト、モニター、キャスター、拡張性の有無など、デスクによって機能性は大きく異なります。デスクの機能性が高ければ、社内コミュニケーションの活性化や業務効率化につながる可能性もあります。そのため、フリーアドレスデスクを選ぶ際には、どのような機能があるのかもよく確認しておくとよいでしょう。

収納については、『フリーアドレスでは収納が課題に!収納のポイントや役立つグッズを紹介』をご覧ください。

配線

ペーパーレス化が進むなか、業務のほとんどをパソコンやタブレットなどの電子機器で行うことも珍しくありません。そのため、配線機能はフリーアドレスデスクを選ぶ際の重要な要素です。開閉式ダクトカバー、大容量配線ダクト、立ち上げ配線機能など、フリーアドレスデスクの配線用付属品や配線機能にはさまざまなものがあり、何が備わっているかはデスクによって異なります。配線のタイプが適したデスクを選ぶと、ストレスなく業務が進められます。

社員の業務内容

導入するフリーアドレスデスクの種類や数は業務内容によっても異なるでしょう。企画やマーケティングなどミーティングが多い業務ならグループで使えるデスクを多くするのがおすすめです。一方、ソロワークやWeb会議が多い業務なら集中ブースを多くしたほうが使い勝手がよくなるでしょう。

使用ルール

フリーアドレスを導入するにあたり、使用ルールを決める企業も多いでしょう。そのような企業においては、席の決め方や収納、デスクの清掃などのルールに応じてフリーアドレスデスクを選ぶことが大切です。例えば、複数の部署が連携しやすいように席を固定化しない場合は、グループで使えるデスクを多くするなどの工夫が必要になります。

奥行きサイズ

ノートパソコンを使用するなら、奥行きにはある程度ゆとりが必要です。一般的に使いやすい奥行きサイズは60~70cm(D600~D700)程度です。オフィスのスペースに制限がある場合やデスクでの作業時間が短い場合、書類を広げるスペースが不要な場合などは奥行き60cmも選択肢になるでしょう。

フリーアドレスの運用方法に応じてデスクを選ぼう

フリーアドレスの運用を成功させるには、使い勝手のよいオフィスを実現することが重要です。一口にフリーアドレスといっても、企業や業務内容によって運用の仕方はさまざまです。フリーアドレスデスクを選ぶ際には自社の運用方法に合ったタイプを選ぶ必要があるでしょう。どんなフリーアドレスデスクが適しているかは、座席設定率や一人あたりのオフィススペース、オフィスのデザイン・レイアウトなどによっても変わってきます。フリーアドレスデスクの選び方に迷った場合はぜひご相談ください。

【お役立ち資料】

フリーアドレス導入前のポイントを説明 フリーアドレス導入ガイド

在宅勤務の広がりなどで働く場が広がり、オフィスのフリーアドレス導入も増えています。フリーアドレスを導入する際、メリット、デメリットを把握した上でどのような点に注意したらよいのか、ポイントについてご説明します。 フリーアドレスの導入を検討されている方はぜひご覧ください。

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