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この記事は、プラス株式会社ファニチャーカンパニーのオフィスのライブショーケースと連動した企画記事です。

プラスのオフィスは、自分たちが実際に働くオフィスを”ライブショーケース”と位置づけており、たくさんの方にご見学いただいています。当記事では、私たちの”働く場”に散りばめられた様々な工夫やストーリーをTIPSとしてご紹介。オフィスでの働き方のヒントを、より詳しく知ることができます。(※)

ライブショーケースとして公開しているオフィスは、直接ご来場頂いてのご見学はもちろんのこと、一部オフィスはオンラインでもご見学頂けます。詳しくはこちらをご覧下さい。

(※)記事内のTIPSは公開中のすべてのオフィスに共通して反映されているものではありません。詳しくはお問合せください。

今回ご紹介するのは「プロジェクトルーム」についてです。

プロジェクトルームとは

プロジェクトルームとは、部門を越えたプロジェクトの単位で協働での仕事や打ち合わせをする際に、プロジェクトメンバーが一同に会するための部屋です。
周囲からは活動状況がわかり、内部にいる人も周囲から刺激を得られるよう、ある程度内部の見えるセミクローズドな部屋を採用することが一般的です。
(機密性の高いプロジェクトであれば、会議室のように完全に閉鎖された部屋を採用する場合もあります。)

こちらのオフィスのプロジェクトルームは周囲からもは活動状況がわかるようガラスを採用している

特に、フリーアドレスを採用しているオフィスでは、定期的にプロジェクトチームが顔合わせし、団結するために有効な場所となっています。

プラスの「プロジェクトルーム」をご紹介

弊社では、テレワークを導入しフリーアドレス制の座席にするのに伴い、連携力を高めるためにプロジェクトルームを新たに設置しました。その際にこだわったポイントについてご紹介します。

設置場所に自由度のある会議室

天井まで壁の高さがある閉鎖的な会議室を設置する場合には、フロアの中央に設置すると威圧感があったり天井照明の位置を考慮したりする必要があり、壁際に寄せることが一般的です。一方で、天井がなく、側面パネルだけで囲われた会議室は天井が抜けたデザインとなるため、躯体の制約を受けにくく設置場所に自由度があるのが特徴です。

置き型のプロジェクトルームは躯体の制約を受けにくく設置場所に自由度がある

実際こちらのオフィスではフロアの中央あたりに置き型のプロジェクトルームを設けており、どの席に座っていてもさっと集まりやすくなっています。

換気性に優れた構造

プロジェクトルームにはプロジェクトメンバーが一同に会することになるので、空気がこもりがちです。
天井と壁面の間に隙間を設けて常にその隙間から換気を行えるようにし、加えてスライドドアの採用により換気量を手軽に調節できるようにしました。

ウイルス感染の防止対策としての換気はもちろんのこと、長時間の議でも空気が常に入れ替わることで高い集中力を維持することができます。

吸音性を考慮した素材

換気性を担保するために天井の抜けたプロジェクトルームを採用する場合、内部で議論している声などの音が外に漏れない工夫が必要です。そのひとつの対策方法として、吸音性に優れた木製パネルで構成することも有効です。弊社のプロジェクトルームは、壁面の素材が木調とガラスの組み合わせで構成されており、高い意匠性を保ちながら機能も両立しています。

状況がすぐにわかるガラスパーティション

ガラスパーティションを採用することで、利用状況がひと目でわかるのも特徴です。フリーアドレス制を採用している東京オフィスでは「誰がどこにいるのか」がすぐに分かることも重要です。ガラスパーティションを採用することで、内部の状況が遠目にもわかりやすく、どんなメンバーがどんな取り組みをしているのか周囲の人たちも認識できます。

ガラスだと内部の状況が遠目にもわかりやすい

また社内のプロジェクトチームが活発に議論している姿がガラス越しに見えることで、モチベーションの伝播も期待できます。

情報セキュリティのための工夫も

ガラスパーティションは内部の状況がひとめでわかるメリットがある一方、スペース内で扱う情報の流出は避けたいという場合もあります。

プラスのオフィスでは、特殊なフィルム『Casper Cloaking Technology by Designtex』をガラス面に貼り、LEDや液晶が発する光を遮断させることで、会議室の様子は見えたまま、モニターに映った画面だけを見えにくくし、ガラスパーティションのデメリットを補うアイテムとして活用しています。

フィルムを貼ったガラス面だけモニターの画面が外部から見えない仕組み

遠方のチームメンバーともコミュニケーション

プロジェクトルーム内にはすぐにオンライン会議がはじめられるように、ディスプレイなどの会議ツールが用意されています。
テレワークをしているメンバーや、社外のプロジェクトメンバーなどとも円滑に接続し、プロジェクトチームとして働きやすい環境が整っています。

プロジェクトルームのメリット

プロジェクトルームを導入するメリットについてご紹介します。

部門を越えたチームの連携が容易になる

様々な立場の知見を盛り込みながら議論を進めることで創造性を高める必要性が謳われており、その意味で多種多様なメンバーの集結するプロジェクト型の仕事が増えています。特に、ソフトウェアの開発やイベントの運営など、業務終了が明確な仕事は、プロジェクトでの仕事と相性が良いと言えるでしょう。

プロジェクトチームは、目標達成のために短期間でチームビルディングする必要があります。また、多様なスキルの組み合わせで仕事が進むため、部門を越えたチームはもちろんのこと、時には社外のメンバーも巻き込んだチームになります。

そのようなメンバーが、連携力を高めスピード感を持って意思決定をするためには、一体感を得られるプロジェクトルームのような拠点となる場所が必要なのです。

フリーアドレス制オフィスでの顔合わせが容易になる

フリーアドレス制の座席運用をしていると、部門内のメンバーであってもオフィスで顔を合わせる機会が減ってしまいます。また、近年はテレワークも浸透し、オフィスで顔を合わせて仕事をすること自体が貴重な機会となっています。

そのような中で、会議や打ち合わせをするためだけに集まるのではなく、顔を合わせながら仕事を行うことを目的に使えるプロジェクトルームは、部門メンバー同士の一体感や仲間意識を醸成する場所となります。

プロジェクトルームはフリーアドレス制オフィスでのチーム連携の鍵!

テレワークの導入や、フリーアドレス制の座席運用を開始する際に、顔を合わせる機会が減ってもチームでの連携や一体感の醸成を損ねないよう、物理的に集まりやすいプロジェクトルームの活用をおすすめします。また、部門や企業を越えた連携を取りやすいプロジェクトルームは、社内外の人がアクセスしやすい場所に設置することで、より効果を発揮します。是非、プロジェクトルームの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

プラスファニチャーカンパニーのオフィスのご紹介

プラスファニチャーカンパニーでは、社員が実際に働いているオフィスを見学することができます。オフィスづくりのヒントがたくさん詰まったオフィスツアーに、是非ご参加ください。詳細はこちらのページをご覧くださいませ。

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