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ビジネスの意思決定の場として重要な会議用テーブル。ほかのオフィス家具と同様にさまざまな形状のものがあり、それぞれシーンや用途によって適したものが異なります。選ぶ基準やその用途をまとめてご紹介します。

テーブルサイズは、用途と人数で決める

会議用テーブルにはさまざまなサイズやデザインのものがありますが、大きさについていえば、選ぶ基準は用途と使用予定人数の2つを考えておけばいいでしょう。使用する人数が多い場合は大きなテーブルが必要であることは言うまでもありませんが、その用途や使用する人によっても適切な大きさは変わります。

例えば、1530分程度の比較的短時間の会議で使用する場合や、研修などの聴くことがメインの会議では、テーブルのサイズは小さくても問題ありません。目安としては、一人あたり600700mm程度の幅があれば問題ないでしょう。

逆に、長時間にわたる会議が多い場合や、ノートパソコンや資料などを机に広げる必要がある場合、また重役会議などでは相応のスペースが必要になります。こちらは使用する状況にもよりますが、目安は一人あたりの幅が8001000mmと考えておけばいいでしょう。テーブルを置く会議室のスペースを考慮しながら、適切な大きさのものを選んでください。

オフィスデザイン構築マニュアル

会議用テーブルの形状

会議用テーブルにはさまざまな形状のものがあり、それぞれシーンや用途に応じて適したものが異なります。テーブルの形状と用途について、まとめてご説明しましょう。

4本脚テーブル

4本の脚で天板を支える、最もスタンダートな形状のテーブル。見た目がスッキリとしているので周囲との調和も取れやすく、数台を並べるなどレイアウトの自由度も高いのが特徴です。一般的には移動させず、場所を固定して使われます。

T字脚テーブル

T字型の脚で天板を支えるタイプのテーブル。脚部分が妨げになりにくいため、テーブルの使用人数が定まっていない会議の場などに適しています。キャスター付きのタイプであれば、使用人数にあわせてテーブルを組み合わせるときも簡単に移動できます。

正方形/丸型テーブル

天板が正方形や丸形など特殊な形状をしているテーブル。利用者同士の距離を縮めて、コミュニケーションを取りやすくすることができるため、簡易的な打ち合わせの場やリラックスした会議に最適。もちろん、待合室や休憩室などのテーブルとしても適しています。

折りたたみテーブル/スタッキングテーブル

天板や脚部分を折りたたむことができるタイプのテーブル。テーブルを積み重ねて収納できるため、大会議室や多目的ホールなどの使用に適しています。他の形状に比べると、比較的持ち運びやすく軽いものが多いため、使用人数に合わせて組み合わせやすいのも特徴です。

会議室の外で実現!効率的な打ち合わせとは

会議と聞くと一つの部屋にメンバーを集めて、全員が座って行うものというイメージがありますが、最近ではラウンジやデスクまわりなどでさっと打ち合わせするスタイルも増えてきています。

もちろん、議題がたくさんあったり、腰を据えてじっくりと話し合う必要がある場合は会議室で行うほうが有用性は高いものの、必ずしもそういったものばかりとは限りません。会議の中にはプロジェクトの進捗報告や作業内容の確認など短時間で済むものも多く、会議室にメンバーを集めることのほうが、かえってコスト面や効率面でのデメリットを生み出すことになってしまうのです。

また、会議室での打ち合わせはメンバーが緊張してしまうケースもあり、発言しにくい雰囲気になってしまったり、率直な意見を引き出しにくくなったりといったデメリットも指摘されています。従来のようにテーブルに張り付いて会議するのではなく、カジュアルな雰囲気でさっと行うことで、より効率的で内容の濃い打ち合わせが実現できるのです。

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より良い会議のために、まずは自社のスタイルをリサーチしよう

ビジネスの意思決定の場である会議をよりよいものにするためには、参加者がストレスなく議論できる環境を整えることはもちろん、場合によっては会議のあり方自体を見直すのも効果的といえるでしょう。自社ではどのようなタイプの会議が多いのかをリサーチし、それに合わせた環境を整えていきましょう。

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