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オフィスに緑を取り入れることによるメリット

リラックス効果とストレス軽減

オフィスに緑を取り入れることで、社員のストレス軽減やリラックス効果が期待できます。
無機質なオフィスに植物があることで気持ちを落ち着けられ、ストレスが軽減されるためメンタルヘルスの向上につながるとされています。
実際に観葉植物を置いている企業は多く、全体的な職場の雰囲気が和やかになるため、リラックスした状態で仕事に取り組むことができます。

コミュニケーションの活性化

オフィス内に観葉植物やガーデンエリアを設置することで、社員同士の交流が増えるきっかけとなります。
リラックスした雰囲気の中で自然に会話が生まれ、コミュニケーションが活性化します。
目の前にある植物を話題にしたり、育て方を共有したりすることで、社員同士の交流や情報交換が起こりチームワークの強化にもつながります。

目の疲労軽減

仕事中は長時間のパソコン作業や書類の読み書きで目が疲れることが多く、ドライアイや眼精疲労などに悩む人は大勢います。
緑色には目の疲労を和らげる効果があると言われており、オフィスに緑を取り入れることによって視覚的な癒し効果が得られ、目の疲れを軽減できます。
植物を見ることで目の緊張がほぐれ、リフレッシュできるため、結果的に業務効率の向上が期待できるでしょう。
デスクワーカーの多い執務室に設置することで、ふとした時に緑の癒し効果を得ることができます。

保湿や空調

感染症予防の観点からも、オフィスの湿度は適切に保っておく必要があります。
加湿器などを設置するのも有効ですが、植物は水分を放出して周囲の湿度を適切に保つ効果があります。
特に広くて人の出入りが多く乾燥しがちなオフィス環境では、植物が自然の加湿器として機能し、肌や喉の乾燥を防ぎます。
さらに植物は空気中の二酸化炭素を吸収し酸素を放出するため、オフィス内の空気をきれいに保ちます。
緑を取り入れることで快適な湿度と清浄な空気が得られ、従業員の健康を守ることにつながります。

視線の誘導

観葉植物には、視線の誘導効果があります。
適切に配置された植物は視線を自然に導き、オフィス全体のレイアウトをより効果的に見せることが可能です。
また背の高い観葉植物はパーテーションの代わりにもなり、オフィスのスペースを緩やかにゾーニングします。
執務スペースと休憩スペースを分けたり、動線を確保したりとさまざまなシーンで使用できます。
パーテーションと比較して圧迫感も少ないため、開放感のある空間が構築できるでしょう。
植物の配置によってオフィス内の動線がスムーズになり、社員の移動が効率的になるとともに、美しい景観が保たれるため働く意欲が高まります。

オフィスに取り入れる緑(植物)の選び方

手入れが簡単な植物を選ぶ

オフィスに植物を取り入れる際には、手入れが簡単な種類を選ぶのがポイントです。
水やりの頻度が多いと管理が大変ですし、葉が落ちる植物だと掃除の手間も増えます。
またオフィスは、基本的に直射日光が当たらず乾燥しています。そのため環境にあった植物を選ぶ必要があります。
例えばパキラやサボテンは乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済むため、忙しいオフィスでも育てやすい植物です。

目的に応じてサイズを選ぶ

オフィスのレイアウトや用途に応じて、適切なサイズの植物を選びましょう。
デスクの上に置く小さな観葉植物から、部屋の角に配置する大きなものまで、スペースや目的に応じたさまざまな植物が販売されています。
大きな植物は視覚的なアクセントになり、目隠しとしても利用できます。
逆に、小さな植物は従業員の作業スペースを彩りあるものにします。
配置場所やスペースに応じて適切なサイズの植物を選ぶことで、オフィス全体のバランスと美観を保ちましょう。

適切な設置方法を選ぶ

植物を設置する際には、置き方も大切です。
大きな鉢植えは床に直接置くため、スペースの広さによっては空間を圧迫してしまうこともあります。
そんな時は壁掛けのプランターや吊り下げ式のプランターを利用することで、スペースを有効活用しながら立体的に緑の配置が可能です。
その他にも、壁や家具に直接植物を埋め込む方法もあります。
設置方法を工夫することで、オフィスの広さを保ちながらさまざまな場所で緑の癒し効果を得られます。

オフィスで簡単に管理できる緑(植物)の特徴

葉が落ちにくい

葉が頻繁に落ちる植物は、掃除の手間が増えるため業務の妨げになることがあります。
サンスベリアやゴムの木などは、葉がしっかりとついていて簡単には落ちないため、定番のオフィス向き植物として人気があります。
風が吹いたり人が触れたりしても葉が散らかる心配が少なく、掃除の頻度も少なくて済みます。

水やりの頻度が少ない

多肉植物やサボテンは乾燥に強く水やりが少なくて済むため、頻繁に世話をする必要がありません。
パキラやドラセナも週に一度程度の水やりで十分に育つため、手間がかからず初心者にも扱いやすいです。
さらに、時期によっては1ヶ月近く水やりを必要としない植物もあります。
こうした植物は、忘れがちな水やりの負担を軽減してくれます。
ただし、水やりの適切なタイミングは植物によって異なります。
誤ったタイミングで水やりを行うと、根腐れを起こしてしまうため注意が必要です。

日陰でも育つ

オフィスは自然光が少ない場所が多いため、日陰でも育つ植物を選ぶのがポイントです。
モンステラやポトスは、直射日光がなくても元気に育つ代表的な品種です。
窓から離れた場所や蛍光灯の光だけでも成長するため、デスクや棚の上などさまざまな場所に配置でき、レイアウトの自由度が高くなることもオフィスに向いているポイントです。
オフィス全体に緑を配置しやすくなるため、暗い場所でも室内の雰囲気を明るく保つことができます。

乾燥に強い

オフィスの空気はエアコンなどの影響で乾きがちなため、乾燥に強い植物を選ぶことで管理がしやすくなります。
サボテンやアロエベラは乾燥した環境でもしっかりと育つため、水やりの頻度を気にせずに済みます。
これらの植物は、空気中の水分が少なくても枯れることが少なく、手入れも簡単です。
また、水を与えることでオフィスの保湿にも寄与します。
ただし乾燥に強い植物の一部には、季節によっては水を与えてはいけないものもあります。
例えば、サボテンの多くは冬に水をあげると枯れてしまうため注意しましょう。

オフィスの緑化におすすめの植物

モンステラ

モンステラは大きくて魅力的な葉を持つ観葉植物で、エキゾチックな雰囲気で人気のある観葉植物です。
日陰でも育つため、窓から遠い場所でも元気に育ちます。
手入れも簡単で、週に一度の水やりで十分です。
また成長が遅いため頻繁に手をかける必要がなく、オフィスの美観を長期間保つことができます。
インパクトがあるため、エントランスなどに置かれることが多い植物です。

サンスベリア

サンスベリアは、直立した葉が特徴の丈夫な観葉植物です。
乾燥に強く水やりの頻度が少なくて済むため、忙しい時期でも健康に育ってくれます。
また葉が大きく空気清浄効果が高いため、オフィスの空気を清潔に保てます。
日陰でも育ちやすく、光が少ない場所でも問題ありません。
コンパクトなため、棚やデスクの上にも配置できます。

パキラ

パキラは幸運や成功を招くといわれる、オフィスで人気のある観葉植物です。
明るい場所を好みますが、間接光でも育つためオフィスのどこにでも置けます。また成長が比較的遅いため、形を整えるための手入れも少なくて済みます。
職人によって茎が編まれているものは見た目も華やかで、オフィスの印象をグッと向上させます。

ドラセナ

ドラセナはお祝い事にも用いられることから、新規出店や開店祝いの贈り物として定番の観葉植物です。
縦に細長くスタイリッシュな印象なため、現代的なオフィス空間にもマッチします。
見た目が華やかなだけでなく、大型に育つ品種が多いため、オフィス内の視線をコントロールするのにも向いています。

オフィス緑化の具体的な取り組み方

鉢植えの設置

オフィス緑化の最も手軽な方法は、鉢植えを置くことです。
インテリアショップや園芸店・ネットショップなどで手軽に購入でき、届いたら任意の場所に置くだけで完了します。
執務スペースや休憩スペースなどの人々が集まる場所に配置することで、自然の癒しとリラックス効果を提供できます。
またエントランスや応接室に置くことで、外からの訪問者に対しておもてなしの気持ちを表現することにつながります。

壁面に植物を埋め込む

オフィスの壁面に、植物を埋め込む方法もあります。
コケの一種である、スカンディアモスが埋め込まれたパネルを壁に設置するのがその例です。
設置には工事が必要なものの、スカンディアモスはほとんどお手入れの必要がなく、管理の手間があまりかからないことがメリットです。
壁という目に入りやすく面積の広い場所に設置することで、オフィス全体が柔らかい印象になります。

棚・デスクの緑化

棚やデスクの上に小さな植物を配置することで、作業スペースを緑化できます。
エケベリアやサボテンなどの多肉植物ならサイズが小さい種類が多く、スペースを取らずに緑の要素を取り入れられます。
また、緩やかに成長するため植え替えの頻度も少なく済むのもメリットです。
手間が少なく、将来的にもコンパクトにおさまります。
作業をしながら植物を感じられるため、手軽に癒し効果を得られるでしょう。

屋外の景色を活用する

オフィスの近くに公園や街路樹などあることが条件ですが、オフィスから見える景色を活用することも緑化を進める手段の一つです。
窓の近くにデスクを配置し、透明なガラスを用いることで、自然にある樹木を眺めながら仕事をすることが可能です。
またバルコニーやテラスに植栽や花壇を設けることで、従業員が自然と触れ合う機会を提供できます。

人工芝を敷く

床面に人工芝を敷くことで、広い空間を緑化できます。
人工芝は執務空間の一部や休憩スペースに敷くことが多く、空間全体を柔らかい雰囲気にします。
手入れが比較的簡単であり、耐久性も高いためオフィスに導入しやすいのもポイントです。
シートになっているものなら、カーペット感覚で設置できます。

天井から吊るす

天井から吊るすハンギングプランターを活用することで、床面のスペースを使わずにオフィスを緑化できます。
オフィスのスペースが限られている場合や、動線を確保したい時などに有効な手段です。
高い位置に設置できるため目に止まりやすく、オフィスを快適な印象にしてくれます。

オフィス緑化の際のポイント

予算を決める

オフィスの緑化を検討する際には、まず導入するための予算を決めましょう。植物の種類や数、設置するスペースの広さ、メンテナンスの頻度などによって費用は大きく異なります。
植物の価格は安いものだと数百円単位から、大きなものになると数万円と幅広く、予算を最初に決めることで膨大な選択肢をある程度絞ることができます。
また壁に埋め込むなどの工事が必要な場合では、搬入費用や工賃がかかることがあるため、それを念頭に置いて予算を組みましょう。

担当者を決める

予算が決まったら、社内で緑化を推進する担当者を決めておきます。
緑化担当者の主な役割は以下の通りです。
設置場所の検討
設置する植物と発注業者の選定
メンテナンス業務
また大規模なレイアウト変更を伴う場合は、一括で外注業者に委託することもあります。
その場合でも、植物を設置したら基本的には社内でメンテナンスする必要があるため、担当者や緑化プロジェクトチームを編成しておくと良いでしょう。
社内的に意義のあるプロジェクトを任せることで、従業員の成長も見込めます。

設置計画を立てる

担当者を中心に、植物の設置場所を決めていきます。
オフィス内のどのエリアにどのような植物を配置するか、また各植物の成長予測や必要なスペースを考慮して、具体的な設置計画を作成しましょう。
基本的には、動線の妨げにならないレイアウトで植物を設置する計画を立てることが大切です。
また棚やデスク上、壁面や天井から吊るすなど、適切な配置方法を選ぶことで業務に支障を来すことなく緑化を進められます。

設置する植物を選ぶ

管理しやすい植物を選ぶことで、導入後のタスクを減らせます。
オフィス環境では、葉が落ちにくく水やりの頻度が少ない植物がおすすめです。
以下にオフィスに導入しやすい植物をまとめました。

オフィスで管理しやすい植物
サンスベリア
ゴムの木
パキラ
ユッカ・エレファンティペス
シマトネリコ
ペペロミア
テーブルヤシ
ゼラニウムなど

手入れが行き届かないことが予想されるなら、フェイクグリーンを使用することで手入れの手間を省くこともできます。

定期的に状態をチェックする

植物の設置後は定期的に状態をチェックし、必要に応じて水やりや剪定などのメンテナンスを行いましょう。
植物の健康状態を見逃さず、早期に対策することできれいな状態を保ちます。
また、外部の業者にメンテナンスを委託するという手段もあります。
予算やタスクに応じて、適切な方法で管理しましょう。

オフィスの緑化にかかる費用相場

イニシャルコスト

オフィスの緑化にかかる費用は、大きくイニシャルコストとランニングコストの2つに分けられます。
イニシャルコストはオフィスの緑化に必要な初期のことで「設置費用」「植物の購入費用」「工賃」「デザイン費用」などが含まれます。
導入する植物の数や種類、オフィスの広さ、所在地の相場によって大きく変化するため、具体的な費用は専門業者に依頼する必要があります。
設置場所1坪あたり、数万円かかるケースが多いようです。

ランニングコスト

ランニングコストは、植物を設置してから必要になる諸々の諸経費です。
メンテナンスを外注する場合に必要な管理費や、社内で管理する場合は担当者の人件費もランニングコストにあたります。
そのほか肥料や栄養剤、植物が大きく成長した際には新しい鉢植えやプランターが必要になります。
ランニングコストを抑えたいなら、メンテナンスフリーのフェイクグリーンの導入を検討しましょう。
生きた植物のようなエネルギッシュな感じはないものの、本物の植物同様に一定のリラックス効果を得られます。

新しいオフィスをつくるなら「プラス」へ

近年、自然を取り入れたデザイン技法である「バイオフィリックデザイン」がオフィスでも用いられるようになりました。
積極的に緑が取り入れられている背景には、人手不足による一人当たりの負担の増加があります。
オフィス内に自然や緑の要素があることで、日々の業務の中で癒しを感じる機会も増えるでしょう。
働く環境を整えることは、従業員が気持ちよく働けるようになり結果的に企業の成長につながっています。
オフィスの緑化を検討しているなら「プラス」までご相談ください。
プラスでは大規模なオフィスの改装から、予算に応じた緑化のプランまで幅広く提案可能です。
ホームページでは、これまで扱ってきた緑化の事例を掲載していますのでぜひ一度ご覧ください。

この記事を書いた人

マーケティング部 コラム編集部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部 コラム編集部

プラス株式会社ファニチャーカンパニーのマーケティング部門です。オフィスに関する最新のトレンド情報や、オフィス移転・リニューアル・オフィスデザインに関する情報を発信しています。 オフィスの最新情報はInstagram「plus_kagu」で検索してフォロー!昨日よりもオフィスが好きになるような、「家具・働く空間にまつわる工夫・デザイン事例」などの情報をお届けしています。

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