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リフレッシュルームとは?

リフレッシュルームとは、会社で働く人々が業務の合間にリラックスする空間のことを指します。
基本的にはおしゃれな家具や、心を落ち着かせるようなオフィスグリーンなどのインテリアが置かれています。
一言でリフレッシュルームといっても、食事が取れるカフェのようなスペース、ゲームの楽しめるレクリエーションスペース、静かに過ごせるブース席など、企業によってさまざまな形態があります。
また会社によってはリフレッシュルームでの業務が可能で、レイアウトを工夫すればセミナーやイベントなど幅広い用途での利用が可能です。
メインの業務スペースではありませんが、落ち着けるスペースを設けることで業務にメリハリが生まれ、結果的に仕事にも良い影響を与えるでしょう。

リフレッシュルームが近年注目されている理由

リフレッシュルームが注目される背景には、働き方の変化が関係しています。
従来の「作業場所」としてのオフィスから、クリエイティブなアイデアやイノベーションを生む空間へとシフトする動きが見られ、「クリエイティブオフィス」の考え方が広がっています。
クリエイティブオフィスとは、従業員の知識創造を促しイノベーションを起こしやすくすることを目的としたオフィスです。居心地がよく、五感を刺激する空間設計を特徴としています。
2007年に経済産業省が「クリエイティブ・オフィス推進運動実行員会」を設置したことで、オフィスの価値やニーズが多様化し、リフレッシュルームの重要性が再び注目されるようになりました。
現在では多くの企業が従業員のクリエイティビティを引き出し、企業価値を高めるためにリフレッシュルームの導入を進めています。

リフレッシュルームの7つのメリット

ストレスの軽減

リフレッシュルームがあることで、従業員は仕事の合間にリラックスできるようになります。
快適な環境で一息つくことで、業務による軽度のストレスを軽減し、パフォーマンスを発揮しやすくなるでしょう。
また各社員のストレス管理ができることで、職場環境の向上にもつながります。

生産性の向上

短時間の休憩を挟むことで、集中力が回復し仕事の効率が上がります。
人間が本当に集中できる時間は意外と短く、30〜50分程度だといわれています。
合間に5〜10分の休憩を入れることで、集中力を持続させやすくなります。

コミュニケーションの促進

リフレッシュルームは、コミュニケーションが生まれる場所でもあります。
リラックスできる空間では、業務中には生まれなかった会話が発生し、従業員同士が自然な形で交流できます。
職位や部署を超えてのやりとりも発生するため、情報の共有やアイデアの創出にもつながり、企業全体の結束力を向上させます。

企業イメージの向上

おしゃれで快適なリフレッシュルームを設置することで、企業イメージの向上につながります。
近年はワークライフバランスが重要視され、多様な働き方を実現する企業が増えてきました。
リフレッシュルームを置いて働く環境に配慮する企業は、時代に即した先進的な企業と見なされ、世間からの評価も上がります。
イメージが上がることで、自社のサービスや製品が選ばれるきっかけになるでしょう。

社員の満足度向上

働きながら適度にリフレッシュできるスペースがあることで、従業員の満足度も向上します。
働きやすい環境を提供することは、従業員の会社への帰属意識を高め、愛着を持ってもらうことに直結します。
長期的に働き続けたいという意欲を高めることで、離職率の低下にもつながるでしょう。

福利厚生の一環

リフレッシュルームには、軽い運動ができる設備やリラクゼーション用の家具が設置されることが多く、健康管理をサポートする福利厚生の側面もあります。
長時間のデスクワークによる健康への影響が問題視される中、従業員が適度に体を動かせる環境は多くの企業に必要とされています。

リクルート効果

人手不足が深刻な問題となる中、優秀な人材の確保は多くの企業の課題です。
先進的なリフレッシュルームを求人サイトや自社ホームページに掲載することで、求職者の目にとまりやすくなり、リクルート市場でアドバンテージを得られます。
また働く環境を重視する人も多く、より多くの人材とのマッチング機会が増え、優秀な人材の確保につながります。

リフレッシュルームをオフィスにつくる際のポイント

目的を決める

リフレッシュルームを設置する際は、最初に目的を決めましょう。
リラックスを目的とするのか、活発なコミュニケーションを促進するのかによって、必要なデザインや什器が異なります。
リラックスを重視するためなら、景色の良いエリアにフロアを配置し、ゆったりと過ごせる家具を選びます。
目的を決める際には、社員にアンケートを取り要望を把握することで、みんなが満足できる空間を作れるでしょう。

心地よい空間づくり

リラックスできる空間を構築するなら、ソファー席やカウンター席など、気分に合わせて選べる多様な家具を設置しましょう。
また観葉植物や外の景色など自然を取り入れることで、リラクゼーション効果が高まります。
さらにはアロマやBGMを取り入れた事例もあり、五感を刺激することで効果的なリフレッシュを促し、仕事に対する集中力や意欲を高めています。

作業スペースを取り入れる

リフレッシュルームで仕事をしたいというニーズがあれば、作業スペースも設けましょう
インターネット環境の整備や、集中して作業できるブース席を設け、快適な仕事環境を作ります。
またキャスター付きの什器を採用すれば、レイアウトを自由に変更できるようになり、多目的に利用できる空間になります。

コミュニケーションを促す

コミュニケーションを重視するなら、人が自然に集まる工夫が必要です。例えば大きなテーブルを設置し、ドリンクやお菓子を用意することで、社員同士が気軽に交流できる環境を整えます。
また掃除や使用方法など運用ルールを決めることで、快適な利用環境を維持して全員が気持ちよく利用できるようにしましょう。

設置場所を考える

コミュニケーションや作業が目的なら、できるだけ全ての社員が集まりやすい場所に設置します。
オフィスの中心やメイン動線上に設置することで、立場や部署に関係なく多くの人が集まるようになります。
一方で、静かな空間を作りたいなら、メインの動線や執務室から離れた場所の方が作業音が聞こえにくくなります。
最初に決めた目的を振り返りながら、リフレッシュルームの設置場所を考えましょう。

リフレッシュルームをより快適にする機能

小規模なミーティングスペースの設置

ミーティングスペースを設置することで、社員やチームが自席以外での作業ができるようになります。
本棚やデスクを配置することで、休憩中に思い浮かんだアイデアをすぐ形にできるでしょう。
またリフレッシュルームにミーティングスペースがあることで、社員が気軽に集まりやすくなり、活発なコミュニケーションが生まれます。

リラックスできる設備を導入する

リフレッシュルームには、リラックスできる設備を導入しましょう。
ソファや観葉植物、アロマやBGMなどにこだわり、穏やかな時間を過ごせるようにします。
また座ったままの作業が続くことで、眼精疲労や肩こり、腰痛の原因にもなります。
座りっぱなしによる運動不足の解消のために、卓球台やダーツボードなど、限られた空間でも体を動かせるレクリエーションを用意する企業もあります。

カフェを設置する

コーヒーメーカーや電気ポットを設置し、カフェを作ることで、よりリラックスできる空間になります。
オフィスにいながらカフェ気分を味わうことで、リラックスしながらアイデアを生み出すことができるようになるでしょう。
また、社外のカフェに行くよりも節約になるというメリットもあります。

企業がリフレッシュルーム設置した事例

株式会社山陰中央新報社

多様なリフレッシュルームを設けた事例です。主な動線のそばにオープンレストスペースを設けることで、日常の中で自然な交流が生まれています。
また一人で作業できるソロワークブースや、小規模なミーティングが可能な多目的スペースも設置されています。
カフェスペースをあえてオフィスから遠ざけることで、静かでリラックスできる環境を実現しています。

フマキラー株式会社 フマキラーブレーンズパーク

トレンドの「バイオフィリックデザイン」を採用したオフィス事例です。空間全体に大胆に植物を配置しており、リフレッシュルームも白とグリーンを基調としてリラックス効果を高めています。
読書も可能なライブラリースペースや、カフェスペースはフォーマルなシーンにも対応。メインのリフレッシュスペースにはプールが設置されており、水や植物と触れ合いながらゆったりとした時間が過ごせます。

株式会社セゾンファンデックス 大阪支店

外の景色を利用してリフレッシュルームを構築した事例です。
見晴らしの良い窓側に休憩エリアを設けることで、自然光を取り入れた明るい空間を実現しています。
家具にはキャスターがついており、フレキシブルにレイアウト変更も可能です。
また、オフィスの中央にも小休憩ができるスペースが設けられています。

株式会社AIT

ワークスペースとリフレッシュスペースを兼ねる事例です。人通りの多い場所に設けられており、カフェスタンドを設置することで自然と人が集まる状況を作っています。
小規模なミーティングができるよう、移動可能なチェアやデスクを採用。さらには座り心地の良い一人がけのソファも設置されており、一人で落ち着きながらの作業にも対応しています。

株式会社新興出版社啓林館

フリーアドレスに対応した、執務室の側にリフレッシュスペースを配置した事例です。
作業空間と隣接することで、いつでも気軽に利用できるスペースとなっています。
執務室とは床の素材を変えることで緩やかにゾーニングしており、圧迫感を軽減し開放的に仕上げられています。
また、柔らかな照明やオフィスグリーンが優しい空間を演出しています。

オフィスづくりなら「プラス」へ

リフレッシュルームは企業によってさまざまな形態があり、それぞれ目的と機能が異なります。
リフレッシュルームを構築する際には、社内アンケートやヒアリングを行い、従業員がどのような空間を求めているのか把握しましょう。
抽出されたニーズにそってレイアウトや家具を決めることで、効果的な空間となります。
リフレッシュルームの設置やオフィスのことでお悩みの際は「プラス」にご相談ください。
今回紹介した事例は、全てプラスが関わったオフィスレイアウトです。
これまでの豊富な実績から、貴社のニーズにあったオフィス空間を提案いたします。
その他の事例や、オフィスの悩みを解決する方法はこちらからご覧ください。

この記事を書いた人

マーケティング部 コラム編集部 プラス株式会社ファニチャーカンパニー

プラス株式会社ファニチャーカンパニー マーケティング部 コラム編集部

プラス株式会社ファニチャーカンパニーのマーケティング部門です。オフィスに関する最新のトレンド情報や、オフィス移転・リニューアル・オフィスデザインに関する情報を発信しています。 オフィスの最新情報はInstagram「plus_kagu」で検索してフォロー!昨日よりもオフィスが好きになるような、「家具・働く空間にまつわる工夫・デザイン事例」などの情報をお届けしています。

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