
プラスファニチャーカンパニーでは、従業員エンゲージメントを向上させるオフィス空間づくりの考え方として「イゴコチメイキング」(※)をご提案しています。本記事では東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」での実践を踏まえ、「イゴコチメイキング」の有効な方法をご紹介します。
※「イゴコチメイキング」とは
物理的な機能性と社会的なつながりの両面を整え、ワーカーの求めるイゴコチに寄り添うオフィス空間づくりの考え方です。家具の使い心地や空間の印象だけでなく、相手との関係性や自分の状況に応じた自然な交流を促すことで、個々のベストを引き出しみんなのシナジーを起こします。詳しくはコチラ>>
満足度の低い対面ミーティング
ウェブミーティングが定着しても尚、顔を合わせて行う対面ミーティングの開催割合は依然として高い傾向にあり、対面ミーティングの質を上げることは必須課題と言えます。「活発に議論したい」「温度感を共有したい」など、せっかく対面開催するからこその期待がある一方、実際には多くの人が不満を抱えているようです。


対面開催にもかかわらず参加者同士の方向や視線が合わない、議論に意識が向いていないといった課題が明らかに。これでは、ポジティブな気持ちで臨むことができず、ミーティングの質がさらに低下する悪循環に陥りかねません。
このような課題が起こる背景を探ってみると、適切なミーティングレイアウトによって改善できる可能性が見えてきました。

「前向きミーティング」で姿勢も気持ちも前向きに
そこで、対面開催の価値を高めるひとつの方法としてご提案するのが「前向きミーティング」。これは、視線・体の向き・意識がひとつの方向に揃うことで一体感や集中力がうまれ、自然と良い議論が育つミーティングレイアウトです。

具体的には、全員が共有モニターを見やすい席配置、お互いの表情や反応の見える位置関係という2つを実現する、半円型や高さ違いのシアター形式のレイアウトで、自分のパソコンから顔を上げて物理的に前を向くことが、議論への参加意欲という心理的な前向きを引き出す考え方です。


物理的な「前向き」によって一体感と集中力が高まる理由
共有モニターやお互いの顔が自然と視界に入るレイアウトによって、会議に対する一体感と集中力がなぜ高まるのか。これにはいくつかの理由があります。
わかりやすい例では、スポーツ観戦のパブリックビューイングが挙げられます。同じ試合でも、個々に別の画面で観戦するよりパブリックビューイングの方が一丸となって応援し同じ感動を共有している一体感が得られますよね。ひとつのものをみんなで見ることで、共有の目的がうまれるのです。
また、共有モニターや参加者に視線を向けるために体や首をひねる不自然な姿勢による身体的な負担は、脳にとっては気が散るノイズとなります。「前向き」の姿勢は、そういった余計な負荷を減らすとともに、参加者の反応が自然と目に入ることでうまれるポジティブな緊張感が、集中力の向上に寄与します。
対面ミーティングの質向上は協働関係の構築に直結
ミーティングは単に議論を進めるだけでなく「協働する関係性」をつくる場であり、ミーティングの質を上げることは、目的の共有や信頼の構築に直結すると考えています。「前向きミーティング」の導入によって、議論効率を上げるのはさることながら、協働する関係性の構築につなげてはいかがでしょうか。
オフィス見学ツアーがおすすめ

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