
「これってうちの会社だけ?」「他社は何か工夫してる?」
他社の状況を知れば、自社の改善ポイントが見えてくる。
このコーナーでは、『職場の居心地』に関連する身近なテーマでウェブ調査を行い、
その結果をレポートしていきます。

オフィスでの『ウェブ会議』が当たり前となった昨今。
マイク一体型のワイヤレスイヤホンが普及し、身軽にウェブ会議を始められるようになった一方で、相手がイヤホンをしていることに気付かず、「話しかけたらウェブ会議中だった……」という経験をした方も多いのでは。
そこで今回は、「ウェブ会議をどこで行っているか」や「ウェブ会議中だと気付かず話しかけた/話しかけられた経験」の有無、その際の対処法などを尋ねるアンケート調査を実施しました。
【調査結果サマリー】
■48.6%の人がウェブ会議を『自席』で行っている。
■55.4%の人が、「相手がウェブ会議中かわからず話しかけづらかったこと」や、「話しかけてしまったことがある」。
■反対に「ウェブ会議中に話しかけられてしまった」人も41.6%と、自席でウェブ会議を行う多くの人を悩ませている問題である。
■ウェブ会議専用の個室ブースを使っている人は12.4%に留まる。
[アンケート実施情報]
方法:インターネット調査
回収日: 2024年12月26日
対象:従業員数100名以上の職場で働くデスクワーク中心の会社員
サンプル数:500人
Q1. 「デスクワーク中心」とお答えになった会社員の方にお伺いします。あなたは、オフィスでウェブ会議を行うとき、どこで行うことが多いですか?

はじめに、事前調査で「デスクワークが中心」と回答したオフィス勤務者500人に対して、普段ウェブ会議を行っている場所を複数回答で尋ねました。
結果は「自席」が48.6%と半数近く、続いて「会議室」が44.2%、「打合せスペース」22.2%と続きました。

約半数の人が『自席』でウェブ会議を行っていることがわかりました。ウェブ会議専用の個室ブースを使っている人は12.4%と少ないようですね。
Q2. あなたは職場の上司や同僚に、ウェブ会議中と気付かずに話しかけてしまったことや、ウェブ会議中かわからず、話しかけづらかったことはありますか?

次に、「ウェブ会議中と気付かずに話しかけてしまったこと」や、「ウェブ会議中かわからず、話しかけづらかったこと」があるかと尋ねたところ、「よくある」「ときどきある」と答えた人の合計は55.4%となりました。
Q2-2.(「ある」「ときどきある」と回答した方が対象)あなたはそのとき、どのように対処しましたか?
■身振り手振りで謝罪を伝えた
「必要以上に驚き、申し訳なさそうな顔をしてその場を立ち去る。言葉は発しない」
「手を合わせて『ゴメン』と言葉でなくジェスチャーで謝る」
「謝罪して、その場を離れた。またあとで、改めて謝罪をした」
■別の手段で用件を伝えた
「その場を離れてチームスで連絡した」
「気付いたら付箋などで伝言メモを置く」
■様子を伺う
「しばらく周りをウロウロして、様子を伺った」
「様子をうかがった後に声をかける」
■誤魔化す
「ごまかす」
「何もなかったふり」
「そのままいなくなる」

半数以上の人が、「相手がウェブ会議中かわからず話しかけづらかったことや、話しかけてしまったことがある」ようですね。その際の対処方法を尋ねたところ、「ジェスチャーで謝ってその場を離れる」という回答が最も多く寄せられました。悪いことをしたわけではないのに、お互いに大袈裟なジェスチャーで謝る光景。調査担当者にも見覚えがあります……。
Q3. あなた自身は、ウェブ会議中に、職場の同僚や上司からウェブ会議中と気付いてもらえずに話しかけられたことはありますか?

次に、「あなた自身は、ウェブ会議中に、職場の同僚や上司からウェブ会議中と気付いてもらえずに話しかけられたことはありますか?」と尋ねたところ、「よくある」「ときどきある」の合計は41.6%でした。
Q3-2.(「ある」「ときどきある」と回答した方が対象)あなたはその後、何か対策や工夫をしていますか?
■有線イヤホン、ヘッドフォンへの変更
「イヤホンに気付いてもらいやすいよう、有線のものに変えた」
「ヘッドセットの着用」
「見えやすいヘッドフォンタイプで聞くことにした。ブルートゥースは使用しない」
「イヤホンを有線にした」
■耳元が見えるよう髪型を工夫する
「耳元をわかりやすくしておく」
「髪を耳にかけ、イヤホンが見えるようにしている」
■大袈裟に頷く
「相手の話に大袈裟に頷いたりする」
「相手の話に大袈裟に頷いたりして、会議中であることがわかるようにしている」
■札を立てたり画面が見えるようにする
「会議中と表示をする」
「会議中と札を掲示した」
「パソコンの画面がweb会議中と分かるように、画面を見えるようにしている」
■その他の工夫
「特に対策はしておらず、自席ではなく打合せブースなどに移動してweb会議に参加するようにしている」
「共有スケジュールに予定を入れておく」

「ウェブ会議中に話しかけられたことがある」と回答した人は41.6%でした。その後の工夫点を尋ねたところ、「イヤホンを有線にした」「ヘッドフォンに変えた」など、見た目をわかりやすくする工夫が最も多く挙がりました。ほかにも「相手の話に大袈裟に頷く」「札を立てる」など、それぞれ工夫していることがわかります。
全体のまとめ
アンケートの結果、48.6%の人が『自席』でウェブ会議を行っていることがわかりました。
55.4%と半数以上の人が、「相手がウェブ会議中かわからず話しかけづらかったこと」や、「話しかけてしまったことがある」と回答しており、「ウェブ会議中に話しかけられてしまった」人も41.6%と、自席でウェブ会議を行う多くの人を悩ませている問題であることがわかります。
一方で、ウェブ会議専用の個室ブースを使っている人は12.4%に留まりました。個室ブースを使うことは、周囲の人に自分がウェブ会議中であることをわかりやすく示すサインにもなります。お互いに気を遣わず会話できる環境づくりのためにも、個室ブースの導入は有効かもしれませんね。
【調査結果の引用について】
「プラス『職場の居心地WEB調査』より引用」などと明記いただければ貴社媒体や社内資料等に引用いただいて構いません。
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今回のテーマは……
【相手がウェブ会議中か、どう見分ける?】