前橋工場では、お客様に安心と安全をお届けするために、JIS(日本工業規格)に準じたプラス独自の基準での厳しい製品試験により、製品強度や耐久性などを検証しております。
最新の試験設備を導入した社内の試験室において、製品の開発段階から繰り返し試験を実施することで、安全性を含めた高品質な製品をお届けする事を実現しています。
また、品質向上のため、前橋工場勤務者を中心とした社員教育にも力を入れています。
品質管理検定(以下、QC検定※)取得促進、生産スタッフへの”品質道場”や物流品質向上のための家具勉強会を開くなど、積極的に教育活動を行っております。
そこで、前橋工場での品質管理に携わり、QC検定取得推進などの社内活動の中心的な役割を担っているプラス社員の髙道 章 氏に前橋工場の品質に関する取り組みについてインタビューを行いました。
プラス株式会社 品質保証部 品質保証課 髙道 章
※品質管理検定(QC検定)
品質管理に関する知識をどの程度持っているかを全国で筆記試験を行って客観的に評価を行うものです。
日本規格協会グループHPより引用
お客様への安心・安全をお届けするための前橋工場の品質管理
QC検定取得推進等による人材育成と品質向上への寄与
●2016年よりQC検定の資格取得の促進を始められていますが、活動内容を教えてください。
髙道:QCの基礎知識習得、データの整理の向上やQC用語の社内共通言語化などを目指し、2016年よりQC検定の資格取得の促進を始めました。
スタートしてから6年となりますが、現在では2級合格者8名、3級合格者106名(延べ人数)という状況となっております。
資格取得推進にあたり、ファニチャーカンパニー内での公的資格とし、3級以上の合格者に対しては、資格手当の支給を行ったりするなどの様々なサポートをしています。
QC検合格者実績
●QC検定の資格取得の促進の一環として、希望者に対しては、勉強会も開催されているのですよね。
髙道:勉強会は、試験の2か月前から週一回(就業時間後に約2時間)のペースで開催し、品質保証部の資格取得者が講師となり、過去問の演習や解説を中心に行っています。
勉強会への参加者は、受験希望の工場勤務の社員だけでなく、東京の事業所の社員もリモートで参加をしております。
勉強会を開催することで、受験希望者同士でお互いに励ましあったり、刺激しあいながら、勉強をすることができています。
1回あたり最大で20名程度の参加者がいます。
ここ数年のウェビナー等のリモート環境が一般的になる以前からオンライン勉強会を実施しています。
●QC検定の資格取得後の効果は。
髙道:この取り組みの効果として、多くの社員が資格を取得してから、徐々にQC検定の知識を活かした現場改善や要因分析などの取組みができるようになってきていると感じています。
社員同士の会話の中で、QC用語を耳にすると、社内での知識の向上や浸透を実感することができ、大変嬉しく思います。
今後は、受験希望者に対するサポートを引き続き継続すると共に、既に取得した社員が、QC検定で学んだ知識を製品品質の維持・向上に繋げ、より高い品質の製品をお客様にお届けできる工場にしていきたいです。
●今後目指していきたい事はありますか。
髙道:引き続き、お客様に安心・安全な製品をお届けしていくためにより高い品質の維持・向上を目指していくのは、もちろんですが、
最近では、個人のお客様に組立てをしていただく製品も増えてきておりますので、お客様目線に立った組立方法や説明書などの品質も今まで以上に高めていきたいです。
そのためには、常にお客様やさまざまな声を拾い上げ、1つ1つ検証を行っていくことで、実現していきたいと考えます。
今後も当社の製品に愛着を持って、長くご使用いただけるような製品をお届けできるように努力していきます。
プラス株式会社では、これからもお客様にとって安心で安全な製品・サービスを提供するために、常にお客様視点での製品・サービスの提供と改善に努めてまいります。
同時インタビューの「JIS(日本工業規格)に準じた独自基準での厳しい製品試験」もご覧ください。