オフィスのレイアウト変更は、単なる模様替えではありません。従業員の働きやすさを左右し、生産性向上や社内コミュニケーションの活性化に直結する、経営戦略上の取り組みです。しかし、いざ着手しようとすると「何から始めればよいのか」「予算はどのくらい必要なのか」「失敗しない業者の選び方は?」など、多くの疑問が浮かんでくるかもしれません。
この記事では、オフィスレイアウト変更の具体的な手順のほか、成功させるためのポイント、費用の目安やコストを抑えるコツをわかりやすく解説します。計画的でスムーズなレイアウト変更を実現し、貴社のさらなる成長の土台を築きましょう。
オフィスレイアウト変更の目的設定の重要性
レイアウト変更を成功させるための第一歩は、「なぜ今、変更が必要なのか」という目的を明確にすることです。
例えば、「部署を越えたコミュニケーションを促したい」「集中できるソロワークスペースを確保したい」「リフレッシュスペースを設けて離職率を下げたい」など、具体的なゴールを設定しましょう。目的が曖昧なままプロジェクトを進めると、関係者の意見がまとまらず、最終的に「見た目はきれいだが使いにくい」といった失敗を招くリスクが高まります。
オフィスレイアウトの変更はプロに一括相談するのが一番の近道です。プラスでは、貴社の課題解決を実現するプランをご提案いたします。ぜひご相談ください。
参考記事:オフィスレイアウトの基本!デザイン性と機能性の両立方法と事例を紹介
オフィスレイアウト変更の具体的な手順
レイアウト変更を滞りなく進めるための標準的な手順を紹介します。
■オフィスレイアウト変更の具体的な手順

1. 推進チームを結成する
レイアウト変更には多岐にわたる調整が伴うため、はじめに各部署からメンバーを集めたプロジェクト推進チームを結成しましょう。総務だけでなく、現場の若手やIT担当、経営層を巻き込むことで多角的な視点を取り入れられます。チーム内で役割を分担し、定期的な進捗確認を行う体制を整えることが、計画を停滞させないコツです。
2. 課題を可視化する
次に、オフィスの現状を分析して課題を明確にします。デスク配置や動線の悪さ、設備の過不足、実際の在席率データなどを収集し、何が不便なのかを可視化しましょう。従業員アンケートやヒアリングを行い、現場の主観的な悩みと客観的な数値の両面からアプローチすると、真に改善すべき優先順位が見えてきます。
3. レイアウト案を作成する
抽出した課題にもとづき、具体的なレイアウト案を作成します。1つの案に固執せず、複数のパターンを比較検討するのがポイントです。実用性とデザインのバランスを考慮しながら、従業員や経営層のフィードバックを反映させて精度を高めましょう。専門業者の知見も活用し、実現可能な施工計画へと落とし込んでいきます。
4. スケジュールを確定する
案が固まったら、什器の発注から施工、不用品の廃棄まで、各工程の期限と担当者を明確にします。特に施工中の業務への影響を最小限に抑えるため、代替スペースの確保やテレワークの活用といった業務調整を含めた計画が重要です。従業員への周知を早めに行い、スムーズに作業ができるよう準備と協力を促しましょう。
5. 施工し、進捗管理する
施工中は細かな確認作業や突発的なトラブル対応が求められるため、チェックリスト等を用いて業者と密に連携しましょう。スケジュール通りに作業が進んでいるかを厳しく管理すると同時に、安全対策や消防法などの法令遵守に漏れがないかも再確認します。事前の綿密な連絡が、工期通りのスムーズな完了につながります。
オフィス移転のチェックリストはこちらの記事をご覧ください。
【エクセル版オフィス移転チェックリスト】流れと準備のコツを時系列で解説
6. 効果検証し、評価する
レイアウト変更は完了がゴールではありません。数ヵ月後に再度アンケートやヒアリングを行い、当初の目的が達成されたか、業務効率やコミュニケーションが改善されたかを評価しましょう。実際に運用して見つかった課題に対し、微調整やルールの見直しを継続的に行うことで、常に最適なオフィス環境を維持できます。

オフィスレイアウト設計の費用相場
オフィスレイアウト変更には「設計費」と「工事費」が発生します。それぞれの相場と内訳を把握し、予算を試算しましょう。
設計費用と工事費用の相場
オフィス設計費用の相場は、工事費用全体の10~20%程度です。仮にオフィスの工事費用が400万円の場合、設計費用は40万~80万円程度となります。
設計費用と工事費用の合計を坪単価によって算出することが多く、その場合10万~30万円程度が相場です。30坪のオフィスでは、工事費と設計費の合計金額が300万~900万円程度になるでしょう。
設計費用の内訳
設計費用は、主に以下の2要素で構成されます。
<設計費用の内訳>
- 設計費:設計条件の整理、図面作成、CGパース・スケッチの作成
- 工事管理費:見積もり精査、業者選定、工事の進捗管理・検査立ち会い
オフィスレイアウト設計の費用を抑えるコツ
オフィスレイアウト設計のコストを最小限に抑えるためには、以下の2点を意識しましょう。
<オフィスレイアウト設計の費用を抑えるコツ>
- 相見積もりを取る:複数社から見積もりを取り、価格とサービス内容を比較する
- 「ワンストップ対応」の業者を選ぶ:設計から施工まで一括依頼することで、中間マージンをカットでき、打ち合わせ工数(時間コスト)も削減できる
オフィスづくりのプロ・プラスでは、オフィスレイアウトの変更を承っています。全国のショールームでは、最新のオフィスレイアウトや什器をご覧いただくことも可能です。オフィスのリニューアルを検討中の担当者さまは、ぜひお問い合わせください。
オフィスレイアウト設計を依頼する業者選びのポイント
オフィスレイアウトの最適なパートナーを選ぶために、以下の5つの観点から業者を比較検討しましょう。
<オフィスレイアウト設計を依頼する業者選びのポイント>
- 実績の豊富さ
- デザインの豊富さ
- 予算内でのサービスの豊富さ
- 設計費用が適正かどうか
- ヒアリングの丁寧さ
実績の豊富さ
各社のウェブサイトで公開されている実績数や事例を詳しく確認しましょう。単に数が多いだけでなく、自社と同規模、あるいは同業種の施工事例があるかどうかが重要です。豊富な経験を持つ業者は、特有の課題に対するノウハウを持っているため、実用的なオフィスを構築する上での心強いパートナーとなります。
デザインの豊富さ
モダン、ポップ、高級感など、自社の理想に近いイメージを具現化できるかチェックしてください。固定のスタイルに縛られず、企業のブランドイメージや目的に合わせて多彩な提案ができる業者であれば、満足度の高い仕上がりが期待できます。資料請求などを通じて、過去の提案バリエーションを把握しておきましょう。
予算への対応力と提案の質
提示した予算内で、いかに自社の理想を形にできるかは重要な選定基準です。安さだけでなく、限られた予算を最大限に活かす工夫があるかを確認しましょう。例えば、希望のプランが予算を上回ってしまった際に、機能を削るのではなく「安価でも質の良い代替素材を提案する」「優先順位に基づいた段階的な導入を勧める」といった、発注者に寄り添った柔軟な解決策を提示してくれる業者であれば、納得感の高いオフィスづくりが可能になります。
設計費用が適正かどうか
設計費用の相場は、前述のとおり工事費の10~20%です。この相場から大きく乖離している場合は、作業範囲が狭い、あるいは過剰なマージンが含まれている可能性があります。内訳に何が含まれているかを正確にヒアリングし、サービス内容と価格のバランスが適正であるかを慎重に見極めることが大切です。
ヒアリングの丁寧さ
レイアウト変更を成功させるには、業者とのスムーズな意思疎通が不可欠です。こちらの要望を表面だけで捉えず、潜在的な悩みまで丁寧に聞き出してくれる業者を選びましょう。コミュニケーションの質やレスポンスの速さは、施工中のトラブルの回避や、納得感のあるオフィスづくりに直結する要素です。
プラスは、オフィスづくりのプロとして貴社のご要望に応えながら、「働く人のパフォーマンスを最大化する空間」をトータルでご提案します。「何から手をつければいいかわからない」「まずは概算の費用を知りたい」といったご相談をお待ちしています。
参考記事:業者にオフィスレイアウトを依頼する際の流れや注意点。費用相場も解説
オフィスレイアウトを変更するなら、オフィスづくりのプロにお任せください
オフィスレイアウトの変更は、目的を明確にし、正しい手順で進めることが成功のカギです。費用の相場観や節約方法を理解し、自社でできる範囲とプロに任せるべき範囲を見極めることで、効率的にプロジェクトを推進できます。
まずはプロジェクトチームを立ち上げ、従業員の声を集めることから始めてみませんか。専門家の力を借りることで、より満足度の高い空間づくりが可能になります。

オフィスレイアウトの変更に関するよくある質問
オフィスレイアウト変更の具体的な手順を教えてください。
オフィスレイアウトを変更する際は、まずは多部署からなるプロジェクトチームを結成し、現行オフィスの課題をアンケートなどで可視化します。その後、目的に合わせたレイアウト案を作成し、詳細なスケジュールを確定させて施工に移ります。施工完了後は、実際に使ってみた従業員のフィードバックを得て、継続的に運用ルールを微調整していくことが成功のポイントです。
オフィスレイアウト設計の費用相場はどれくらいですか?
設計費の相場は、一般的に工事費全体の10〜20%程度が目安となります。工事費を含めた総額で見ると、坪単価10万〜30万円程度になるのが一般的です。コストを抑えるには、設計から施工まで一貫して依頼できる業者を選び、中間マージンをカットすることが有効でしょう。また、オフィス家具の転用などを検討すると、費用をさらに最適化できます。
オフィスレイアウト設計を依頼する業者選びの注意点を教えてください。
オフィスレイアウトを依頼する業者を選ぶ際は、自社と同規模の施工実績が豊富か、希望するデザインに対応できるかを確認しましょう。また、予算内で代替案を出せる柔軟性や、ヒアリングの丁寧さも重要です。設計費用が相場から大きく外れていないかもチェックしてください。意思疎通がスムーズで、レスポンスの早いパートナーを選ぶことがプロジェクトを円滑に進めるカギです。

