プラスは、2024年11月18日~22日の間、東京・恵比寿のオフィス、PLUS DESIGN CROSSにて「オフィスのイゴコチ展 Presented by PLUS」を開催いたしました。会場では、「オルガテック東京2024」にて展開したオフィスのさまざまな“イゴコチ”を体感いただくコンテンツに加え、2025年新製品のご紹介も行いました。
イベントでは、オルガテック東京でもご好評いただいた、「木視率の違い」を体験できるブースをご用意。体験後に「あなたが働いてみたい木視率」を選んでもらう投票コーナーも設置しました。
木視率とは…屋内に立って室内を見渡した時に見える木肌が占める割合のことです。この割合が、人の身体面・心理面にさまざまな影響を与えることがわかってきています。
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展示会場では、穴を覗き込むことで、木視率の異なる部屋を見て体感することができるしかけをご用意しました。また、葉っぱのふせんを投票用紙とし、一番働きたいと思う空間を選んでいただきました。
ちなみに、それぞれの木視率はこちら。0%・30%・45%・90%の4つの部屋を用意しました。
あなたならどのオフィスで働いてみたいですか?
5日間で総投票数949票!!投票結果をご紹介します。
投票してくださったのは『オフィスのイゴコチ展』の来場者様のうち949名でした。
結果は、「木視率45%」が1位となりました。
ここで提示している木視率45%の空間は、30%の空間と比較して床の木質感において大きく印象が異なっていることが分かるかと思います。フローリング材を使うことで、チェアのキャスターによるキズや汚れを防ぐ必要があるなど、実際には色々と課題がありますが、パッと見渡した時の空間全体のイメージや、ふと下に目線を落とした時に抱く印象にプラスの感情を抱いた人が多かったものと考えられます。
また、ある研究データ1で「入室してから80~90秒にかけて急激に脳活動が低下していく(木目に飽きた状態になった)」という結果が得られた90%の木視率の空間も、非常に人気があることがわかりました。ロッジのような温かみある印象や、オフィス然としていない落ち着いた雰囲気が好印象を与えたようです。
ただ、研究データにもある通り、一目見たときの印象と、実際にその空間に長時間滞在するときの心理的変化には、乖離がある可能性も考えられます。
「木をたくさん使えば使うほど良い」と一概に考えるのではなく、「この空間でどう働いてほしいか」といったワーカー目線で適切な木視率を選んでいく必要がありそうですね。
※こちらも合わせてご覧ください。
各木視率の研究データや、それに基づいたオススメ空間についてはコチラ>>
実際に体験されたお客様からは、「木が多い方が落ち着く」「うちはどこも0%なので、30%くらいある空間で働いてみたい」「90%の空間は逆に落ち着かないかも…」「理想は90%!でもここまでするにはお金がかかるので、現実は30~45%くらいかなあ」「90%はちょっとやりすぎ・・・?オフィスっぽさがなくなるので30か、45%は自然な感じ」といったさまざまなお声をいただきました。
ぜひ一度、自分にとってイゴコチ良い木視率はどのくらいか、考えてみませんか?
- (宮崎良文(2002).『木と森の快適さを科学する』.全国林業改良普及協会) ↩︎