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24年11月に恵比寿で開催された『オフィスのイゴコチ展』で、
参加者627名の測定実験を行いました!

プラスは、2024年11月、職場のイゴコチについて考える体験型イベント『オフィスのイゴコチ展 2024 presented by PLUS』を開催。「音環境」や「距離感」など、働く上でのイゴコチの良さを構成するさまざまな要素を体感できる体験コーナーを設けました。

▶『オフィスのイゴコチ展』についてはこちら(開催終了)

 

そんな体験型イベントの一角で行われていたのがこちら。
隣の座席の人との距離感”調節体験です!

実験の参加者

参加してくださったのは『オフィスのイゴコチ展』の来場者様のうち627名でした。

実施日:2024/11/18(月)~22(金)
実施会場:プラス株式会社ファニチャーカンパニー東京オフィス『PLUS DESIGN CROSS』2階サロン
参加者:オフィスワーカー、オフィスデザインに関心のある学生など627名

▶『オフィスのイゴコチ展』についてはこちら(開催終了)

用意したもの

フリーアドレスデスク
Genela(ジェネラ)
チェア
Rena(レナ)
となりの人パネルタブレット

当社のフリーアドレスデスク『Genela』とタスクチェア『Rena』を組み合わせて、フリーアドレス席を再現。

さらに走行ロボットを活用し、手元のタブレットを操作することでとなりの人との距離感を調節できるコーナーを作りました。

参加者には測定後、自分の結果を付箋でマークしてもらい、5日間毎日枚数を記録していきました。

結果

5日間の集計結果は以下の通りです。

▼平均だと、97.8cm

▼最多票は100cm(81名)

▼一番遠い人は200cm(2名)

▼一番近い人は45cm(2名)

皆様楽しんで実験に参加していただき、ありがとうございました!

一番近い人で45cm、一番遠い人で200cmと、かなり個人差が大きいようですね。参加者様から「普段から小さなデスクで働いているので、近くても全然気にならないです」という声や、「一人が好きなので、できるだけ遠くにいてほしいです」など、さまざまなコメントを頂きました。

平均値である100cm前後を選んだ皆様からは、「普段使っているデスクの横幅が120cmなので、その影響もあるかも※。ちょうど隣の人の肩の端がこのくらいの位置になる」「やっぱりこの辺に票が集まるんだね。デスクの横幅が120cmというのは、考えられているんだね」などのご感想も頂きました。

※今回の実験に使用したのは人を模したパネルですが、標準的な人の幅(約45㎝)を考慮すると、隣の座席の人とちょうどいい距離感と感じられる一人当たりのテーブル幅の平均値は、100cmに+20cm程度を足した120cm程度と換算できます。

まとめ

実験に参加いただいたイベント参加者の皆様、ありがとうございました!

グループで来場されていた皆様が「〇〇さんはこのくらい離れていて欲しいのか。気を付けないとなぁ」「皆このくらいの距離が欲しいという結果になりました、と社長に提言しよう!」などと、楽しそうに話されていた姿が印象的でした。このようにコミュニケーションを取りながらオフィスレイアウトについて考える機会を持つことは、良いオフィスづくりに繋がりそうです。

また、「隣の人が誰かにもよるよね(笑)」というコメントも多く頂きました。今回の実験に使用したのは可愛らしい雰囲気の男性のイラストでしたが、『社長』『後輩』など、色々なパターンの設定を用意して実験してみても面白いかもしれません。


実際のオフィスでは、”となりの人との距離”がどう影響?
プラスの東京オフィス『PLUS DESIGN CROSS』の利用状況をご紹介!

『オフィスのイゴコチ展』で行った実験では、となりの席の人との「ちょうどいい距離」について100cmと回答した人が最も多い結果となりました。これをデスク幅に換算すると、120cm程度のデスクを快適と感じる人が多いという計算になります。

そこで、この120cmのデスク幅が実際のオフィスではどのような影響を与えているか、プラスの東京オフィス『PLUS DESIGN CROSS』の利用状況を見ながら考えてみます。

※2023年11月から2024年10月までの1年間の座席利用データをもとに算出。

 

プラスの東京オフィス『PLUS DESIGN CROSS』

こちらはプラス東京オフィスの図面です。プラスは2024年12月より「イゴコチの見える化ソリューション/ Data Based Working(データ ベースド ワーキング)™」を展開しており、自社のオフィスについても利用特性の測定を継続して行っています。今回はその中から、座席の利用率について一部を抜粋してご紹介します。

 

“となりの人”が片側にいるか、両側にいるかで大きな差!

一人あたりのデスク幅が120cmの席について、4人がけテーブルと6人がけテーブルの2箇所を赤枠でマークしました。それぞれの利用率を比較していきます。

4人がけのテーブルでは?

幅120cmの4人がけのテーブルは、利用率の平均が90.6%と高い値になっています。

このテーブルはチームでまとめて予約が取れる運用になっており、同じ部署の人どうしで集まって利用することができます。幅120cmのデスクは、コミュニケーションをとりながらソロワークする場合にちょうど良い距離感であると考えられます。

では、両どなりがいる6人がけのテーブルでは?

同じ幅120cmでも、6人島の大型テーブル席では、真ん中の席の利用率が64.4%で、オフィス全体のソロワーク席で最も低い値になっています。幅120cmでも、両どなりに人がいると使いにくいようですね。

 

両どなりに人がいても気にならないデスク幅は160cm程度と予想

赤枠で囲った8人がけのビッグテーブルは、一人あたりのデスク幅が180cm。両どなりがいるにもかかわらず、利用率は96.1%と高い値になっています。

『オフィスのイゴコチ展』で行った実験では、となりの人との距離が140cmを超えると、選ぶ人が極端に減りました。これをデスクの幅に換算すると160cm程度になります。となりの人の存在自体が気にならなくなる距離が160cm程度、ということかもしれません。

今後の課題として、両どなりがいても気にならない距離はどれくらいか、検証してみたいです。

 

【引用について】

引用元を「プラス株式会社ファニチャーカンパニー」などと明記いただければ貴社媒体や社内資料等に掲載いただいて問題ございません。

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