オフィスに植物を置く効果とは?グリーンアメニティの選び方や取り入れ方

オフィスデザイン

オフィスに植物を置くだけで、リラックス効果や目の疲労回復効果などが期待できます。これまでもオフィスに植物があることは珍しくありませんでしたが、職場に植物を取り入れることで快適性を向上させることを「グリーンアメニティ」といい、オフィスの環境改善の対策として近年注目を集め始めています。実際にグリーンアメニティを導入している企業では、植物がきっかけで社員同士のコミュニケーションが増え、生産性アップにもつながっているとの報告もあります。ここでは、グリーンアメニティのためにオフィスに植物を置く効果やメリット、植物の選び方や取り入れ方などを紹介します。

オフィスに植物を置くだけで生産性が上がる?

植物には人の心を癒す効果があると考えられています。グリーンアメニティは植物によって働く人にリラックス効果をもたらすことを指し、それによって生産性アップも期待できます。

グリーンアメニティとは?

オフィスにインテリアとして植物を取り入れることはこれまでもありましたが、植物のリラックス効果や空気清浄作用により快適性を向上する効果を、グリーンアメニティといいます。植物があるオフィスとないオフィスでは働きやすさにも違いが出るといわれ、オフィス環境を改善するためにグリーンアメニティを取り入れる企業も増えています。従業員が植物を見たり、世話をしたりすることで満足度が向上したとの報告もあります。

植物で生産性のアップにもつながる!

グリーンアメニティの導入により、ストレスの軽減やコミュニケーションの活性化などの効果が見られ、生産性のアップが期待されています。残業時間の削減が求められているなか、生産性のアップは企業にとって重要な課題です。生産性を向上させて就業時間内により効率的に業務を終わらせるためには、オフィス内の快適性も欠かせません。そこで、オフィス環境の改善に効果があるものとして、植物が注目されているのです。

オフィスに植物を置く効果・メリット

植物には、さまざまな効果やメリットがあると考えられています。オフィスに置いた場合に期待できる具体的な効果やメリットとは、どのようなものなのでしょうか。

温度や湿度の調節

植物には室内の温度を下げたり湿度を調整したりする効果があり、オフィス内を快適に保ってくれます。例えば、夏は窓辺に植物を置くことで、直射日光を和らげ、温度を下げる効果が期待できるでしょう。植物の蒸散作用により湿度の調整も可能です。夏には、気化熱の作用で室温の上昇を抑えてくれます。

心理的快適性の向上

心理的に緑色には人の心を癒す効果があるとされ、特に人工的な緑より、植物の自然な緑のほうが安心感を得られるとされています。オフィスでも緑に囲まれることでリラックス効果が生まれ、従業員の満足度が向上します。植物は心理的快適性の向上に役立つと考えられているのです。気持ちがリラックスすれば、オフィス内のコミュニケーション改善が期待できるでしょう。

目の疲労感緩和

植物を見ることで、目の疲労感を緩和する効果も期待できます。デスクワークが多い職業では、パソコン作業により、目の疲れを感じる人が多いものです。作業の合間に植物を見ることで、目の疲れを軽減することができるでしょう。植物には湿度を調整する作用もあるため、目の乾燥を防ぐ効果もあります。

空気の浄化作用

植物には空気中のホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質や、たばこの煙などを清浄化する作用があるといわれています。オフィス内の空気が悪いと、頭痛や目の痛み、咳・鼻水などの不快な症状を引き起こします。ゴムノキやドラセナなどは、有害物質を吸収し、空気を浄化する作用がある植物です。オフィスに取り入れることで、天然の空気清浄機としての役割が期待できます。

オフィスに最適な植物の選び方と取り入れ方

実際に、オフィスにグリーンアメニティを取り入れる場合、どのような植物を選べばよいのでしょうか。オフィスに適した植物の選び方や取り入れ方を紹介します。

オフィスに最適なグリーンアメニティとは

グリーンアメニティを取り入れるなら、メンテナンスに手間がかからない植物を選ぶことがポイントです。手間がかからない観葉植物には、シェフレラ・アルボリコラやガジュマルなどがあります。丈夫で特別な世話が必要なく、一度導入すれば長く持つため、ランニングコストがかからないこともメリットです。

また、リラックス効果が高い植物を取り入れることもポイントです。例えば、サンスベリアは空気を浄化し、マイナスイオンを発するため、リラックス効果の高い植物として知られています。また、前出のドラセナは幸福の木とも呼ばれ人気があり、葉の色彩がリラックス効果を与えるといわれています。そのほか、パキラ、ベンジャミンなどもリラックス効果が期待できる植物です。リラックス効果の高い植物を取り入れることで、従業員の満足度も高まるでしょう。

グリーンアメニティの取り入れ方

グリーンアメニティは人の目に触れやすい場所に置くことが大切です。デスク周りや窓際など、仕事中でも視界に入りやすい場所に置くことで、リラックス効果を発揮します。目の疲れを癒す場合でも、できるだけデスク近くに置くことがおすすめです。執務室以外でも、休憩スペースや来客の待合室などが、植物を置くスペースとして適しています。植物がある空間なら、休憩中の疲れを癒す効果も高まるでしょう。

一方で、人通りの多い場所は避けたほうが無難です。特に、大きな観葉植物は人が通る際に、邪魔になることがあります。植物が人とぶつかって倒れてしまう危険性も考えられます。そのため、植物を置く場所には十分なスペースが必要です。小さな植物でも、業務の邪魔になるような場所は避けたほうがよいでしょう。グリーンアメニティを取り入れる際は、置くスペースと植物のサイズを考えることが重要です。

オフィスに植物を置くことで快適な空間に!

オフィスにグリーンアメニティを導入することで、リラックス効果や疲労感の緩和などが期待できます。また、植物をきっかけに社員同士のコミュニケーションが増えたり、生産性が向上したりする効果もあると指摘されています。実際にオフィスに植物を取り入れる際には、業務の支障にならないように手入れがしやすいものを選ぶべきです。植物の効果が得られるように、視界に入りやすい場所に置くこともポイントです。オフィスに最適な植物を取り入れ、快適な職場環境を目指しましょう。

 

参考:

Q:植物には目の疲れを癒す効果があるの?|愛媛大学農学部