
プラスファニチャーカンパニーでは、従業員エンゲージメントを向上させるオフィス空間づくりの考え方として「イゴコチメイキング」(※)をご提案しています。本記事では東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」での実践を踏まえ、「イゴコチメイキング」の有効な方法をご紹介します。
※「イゴコチメイキング」とは
物理的な機能性と社会的なつながりの両面を整え、ワーカーの求めるイゴコチに寄り添うオフィス空間づくりの考え方です。家具の使い心地や空間の印象だけでなく、相手との関係性や自分の状況に応じた自然な交流を促すことで、個々のベストを引き出しみんなのシナジーを起こします。>>詳しくはコチラ
周囲の視線による業務への弊害
「周囲の目が気になって、予定していた業務を後回しにした」。調査では、約半数のワーカーが視線を理由に業務を1日以上遅らせている実態が明らかになりました。複数人用の執務テーブルでの「近距離の視線」と、オープンスペースでの「周囲からの視線」。これらを適切にコントロールすることが、生産性向上の鍵となります。

執務テーブル席:近距離ゆえに生まれる「視線の予感」
今回の検証によって明らかになったのは、同じテーブルを囲むシーンで解消すべきは、直接的な視線そのもの以上に、自身の視界の外から感じる「視線の予感」だということです。
・隣方向の盲点:
お互いが半分背中合わせで、相手が何をしているか見えない状態であっても、「作業内容を特定されているのではないか」と意識する傾向があります。
・対角方向の不安:
視線がぶつかる真正面よりも、視界の端にあたる対角から、見られている意識が強まる傾向があります。真正面の相手なら「今見られている」と自覚できますが、視界の外は「もしかしたら見られているかも」という不安がつきまといます。この曖昧な予感を、モニターやパネル等の遮蔽物で緩和する工夫が必要です。


オープンスペース:業務特性で変わる「遮るべき方向」
一方、周囲に不特定多数がいるオープンスペースではどうでしょうか。調査の結果、業務内容によってパフォーマンスを低下させる要因(ノイズ)が異なることが明らかになりました。

・構想段階の業務:
思考を広げる段階では「作業内容を見られたくない」という心理が働き、背後の気配が集中を削ぎやすい傾向にあります。
・正確さを求められる業務:
緻密な業務を行う際には、動くものが視界に入ること自体がストレスとなり、前方や左右の視覚情報のカットが有効です。
興味深い調査結果として、「自分自身への視線」は、いずれの業務でもパフォーマンス低下の要因トップ5に入りませんでした。ワーカーが真に避けたいのは、自分自身よりも作業内容への視線であり、前方や左右を遮ることには、自分自身への視線ではなく自分の視界に入る他者をシャットアウトする意図が強いと読み取れます。
業務特性に合わせて遮る方向を変えられる「Work Harbor(ワークハーバー)」
業務内容に応じて「遮る方向」を自在に切り替えられる可変性が、孤立を防ぎつつ集中を高める鍵となります。
例えば、スクリーンをデスク前面とソファ背面のどちらにも自由に移動できる、「Work Harbor」のソロブースレイアウト。この1台で、2つの集中モードを使い分けられます。


・「構想・着想」モード(ソファ背面側に設置)
背後からの視線をカットし、「作りかけのアイデアを見られる」という不安を取り除きます。その安心感が思考を最大限に広げ、創造的な作業に没入できます。
・「処理・精査」モード(デスク前面に設置)
前方から入る動的な視覚ノイズを排除します。他者の動きをシャットアウトすることで、データ入力や書類作成など、緻密さが求められる業務の生産性を引き上げます。
このように「必要な方向のみ」を遮ることで、オフィスの活気をほどよい刺激として感じながら、個のパフォーマンスを最大化することが可能になります。
まとめ:活気の中で「没入」をデザインする
執務テーブルでは「視線の予感」を緩和し、オープンスペースでは「業務に合わせて遮る方向」を選択する。そういった工夫によって、お互いの没入を尊重しながら、同じ空間で状況や活動を共有し合うことができます。
オフィス見学ツアーがおすすめ

東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」では随時見学ツアーのお申込みを受け付けています。働き方や家具などに触れ、「イゴコチメイキング」のさまざまな実践方法を体感して頂ける機会です。ぜひご来場いただき、実際の働き方をご自身の目でお確かめください。>>詳しくはコチラ


