
プラスファニチャーカンパニーでは、従業員エンゲージメントを向上させるオフィス空間づくりの考え方として「イゴコチメイキング」(※)をご提案しています。本記事では東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」での実践を踏まえ、「イゴコチメイキング」の有効な方法をご紹介します。
※「イゴコチメイキング」とは
物理的な機能性と社会的なつながりの両面を整え、ワーカーの求めるイゴコチに寄り添うオフィス空間づくりの考え方です。家具の使い心地や空間の印象だけでなく、相手との関係性や自分の状況に応じた自然な交流を促すことで、個々のベストを引き出しみんなのシナジーを起こします。>>詳しくはコチラ
6割のワーカーが実感する「議論の停滞」。その要因は?
ハイブリッドワークの浸透が進む中、出社時には対面コミュニケーションを優先すべく、オフィスでの打合せ機会は従来以上に増加する傾向にあります。しかし、調査では「打合せ中に参加者がPC作業をしており、議論が進まず長引いたことがある」と回答したワーカーが約6割にのぼりました。

この問題の本質は、個人の意識だけでなく「視線の設計」にあります。参加者の視線が共有モニターや発言者に向きづらく、PCに目を落としがちになると、他者の反応が視界から消え、心理的な距離が生まれます。その結果、メール等の外部情報に意識が奪われ、参加意欲が散漫になるという悪循環に陥っているのです。
映像検証:リアクションは「席配置」で決まる
10名規模の打合せを対象とした映像検証の結果、参加者のリアクション(視線・うなずき)は、発言者との位置関係に強く依存することが判明しました。


左の画像で発言者が話している間、発言者の視野角に入るメンバーのみ視線を送る・うなずくというリアクションが見られた一方で、奥の4名はパソコンから一度も顔を上げませんでした。
その後、右の画像のように発言者が変わると、やはり発言者を起点として視野角のメンバーのみリアクションが見られました。発言者との位置関係によって、視線を送ったりうなずいたりといったリアクションをするメンバーが変わったということです。
尚、リモート参加していたメンバーが発言時に共有モニターに映し出された時には、共有モニターから3000mm以内のメンバーしかモニターに顔を向けず、やはりモニターから遠いメンバーは顔を上げませんでした。
これらの結果は、議論への参加態度が個人の問題ではなく、空間設計、つまり「席配置」によってコントロール可能であることを示唆しています。
「前向きミーティング」が議論を加速させる
検証を踏まえ、活発な議論を目指す際に有効なのが「前向きミーティング」のレイアウトです。「前向きミーティング」とは、全員が同じモニターの方向を向きつつ、お互いの表情が視野に自然と入るような半円型やシアター型などのミーティングレイアウトを指します。


周囲の視線や動きが入り込みやすいオープンな場であっても、レイアウトによって視線を一方向に集約することで、物理的に余計な情報を遮断できます。これにより、自然と同じ画面やお互いの反応に意識が向き、発言の連鎖が生まれやすい「議論への没入状態」を意図的に作り出すことが可能です。
対面でのフォーマルな商談には従来の大型テーブルのレイアウトが適していますが、チームで活発に議論をしたりアイデアを出し合ったりする際には、目的に合わせた「視線コントロール」が不可欠です。シーンに応じた最適な什器選択と配置が、打合せの質を大きく変えます。
オフィス見学ツアーがおすすめ

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