• 1階エントランスホール。
    地元愛知県の陶芸家、加藤令吉氏の陶板作品が壁を飾ります。窓からの見晴らしは最高。ゆったりとした気分になります。

  • 2階のティールーム。
    「秋空」をテーマに、オレンジとグリーンでコーディネイト。入居者の方々が集って会話の花が咲き、常に満席だそうです。

  • 3階のティールーム。
    3階は「夏空」がテーマ。ブルーとイエローのコーディネイト。チェアには麻のような風合いの張り地を用いるなど、季節感を演出。

  • 施設案内や入居の打ち合わせをおこなうファミリールーム。
    シンプルななかにもグレード感が漂います。

  • アートや小物のアレンジは空間の雰囲気づくりに欠かせません。
    「秋空」がテーマの2階では、木の実がアクセントに。

  • 地小高い丘の上に建つグランダ陽明外観。
    手前に幼稚園が隣接。子供達の声が風に乗って聞こえてきます。

季節の色につつまれて

グランダ陽明様

URL

http://kaigo.benesse-style-care.co.jp/home/gd-youmei/

立地を活かしたコーディネイト

グランダ陽明様は、定員56名の介護付有料老人ホームとして名古屋市瑞穂区に設立されました。ここは、名古屋市立大学をはじめとする高等教育施設を有する文教地区であると同時に、桜の名所として知られる山崎川が流れており、閑静かつ緑豊かな地域です。さらにホームは小高い丘の上に建っており、その眺望の良さが魅力の一つでもあります。 ホームを運営するベネッセスタイルケア様からは、こうした周辺地域の環境や立地上の特性を活かしたインテリアコーディネイトをご要望いただきました。

 

エモーショナルな生活環境を目指して

 

ホームの窓から見える広大な空、眼下には緑豊かな街並み。こうした自然の美しさにあふれた眺望と、人工環境であるインテリアとが調和するように、また、グランダ狛江参番館様と同様、変化に富んだ空間を目指し、「空×四季」をインテリアコーディネイトのコンセプトとしてご提案しました。 フロアごとに、1階は「春空」、2階は「秋空」、最上階の3階は「夏空」をキーワードとし、キーカラーをそれぞれ設定して空間を彩りました。アートや小物もフロアごとのテーマに沿って選定しています。 コーディネイトに際しては、ホームの自慢である眺望が映えるよう、インテリアは目立ちすぎず、かといって地味すぎずというように、外部と内部とのバランスに特に神経を遣いました。また、金や銀といったメタリックな色や素材をスパイスとしてもちい、インテリアに深みを持たせています。 このホームでは、春には薄桃色に染まった街並み、夏にははじける陽光、そして秋には変幻自在な雲と、四季おりおりの眺めを満喫することができます。季節とともにあるさまざまな情感、ワクワクする気分や安らぎ、喜びといった気持ちの変化を感じていただけることでしょう。ここで生活をされる方々にとって毎日が新しく、充実したものになればと願っております。

 

文・構成/プラスファニチャーカンパニー