PLUSのオフィス家具に興味を持って頂きありがとうございます。
近年では、オフィスの中でも自然の落ち着きやあたたかさを感じられるように、木目を基調としたオフィスも増えてきました。それに伴い、オフィス家具も木目柄の選択肢が広がっています。
「木目柄」とひと口に言っても使われる素材が様々で、その素材ごとに自然の風合いや均一性、メンテナンスなどの面で特徴が大きく異なります。しかしカタログ写真などで一見すると、違う素材であっても「木目柄」の商品は同じように見えるかもしれません。そこで、ここでは木目柄の素材について、「突板」を中心に他の素材と比較しながらご紹介をさせて頂きます。
家具選びの際には機能やデザインだけでなく、素材の特徴も判断基準のひとつに入れてぜひご検討ください。

「突板(つきいた)」って?

天然木の良さを活かした「突板」

突板は薄くスライスした天然木で、合板や繊維板などの表面に貼り合わせて使うことで、天然木の風合いを手軽に楽しめるよう工夫された素材です。

  • 突板(スライスした天然木)

    突板(スライスした天然木)

  • 天然木の良さを活かした「突板」

    合板の表面に突板を貼り合わせた天然木化粧合板

色の入り方や目の出方など、天然木の木目柄は唯一無二。節や入り皮は成長過程で発生する模様であり、木肌の色合いは年月とともに変化していきます。時を重ねるほどに変化していく表情は、天然木ならではの味わいです。

  • 天然木の節

    天然木の節

  • 天然木の経年美化の様子

    天然木の経年変化

突板が使われるオフィス家具

突板ならではの特徴を発揮するため、オフィス家具の中ではエグゼクティブな空間やリビングのような落ち着ける空間を演出するテーブル等の天板に突板が活かされます。テーブル等の天板は面積が広いため目が行きやすく、手で触れる箇所でもあるため、天然木の良さを効果的に発揮することができるのです。

  • 突板が使われるオフィス家具
  • 突板が使われるオフィス家具

例えば、大切なお客様をお迎えする来客ルームや応接室・役員室などの空間では、本物の木素材である「突板」を使ったエグゼクティブ用の家具を活用することで特別な上質感を演出できます。
また、リビングのような落ち着く雰囲気や柔らかな印象のオフィスづくりを目指すときには、「突板」を使った家具を取り入れると天然木特有の表情がナチュラルな空気感を生み出します。

  • 上質感のある来客ルーム

    上質感のある来客ルーム

  • リビングのようなナチュラルなオフィス

    リビングのようなナチュラルなオフィス

一方、パターン化された色柄で傷に強く耐久性のあるメラミンは、突板とは異なり、経年による変化も少なく汎用化粧材として執務やミーティングシーンなど多用途に使われています。
シーンに合わせて、「突板」商品を効果的に使い空間演出をしてみてください。

突板 メラミン化粧板
木目の風合い 天然木ならではの表情
ひとつひとつ異なる色柄
人工的に作り出した木目柄
パターン化された色柄
耐久性 剥離が起こったり傷が付きやすい(※) 傷に強く硬度が高い
使用シーン エグゼクティブな空間、
リビングのような空間など
汎用化粧材として
多用途に使われる

※ボールペンなど硬い筆記具は使用しないでください。

突板商品の特徴

では突板商品の特徴について、商品のご購入時やご使用時にお客様に留意頂きたいpointをご紹介していきます。

ご購入時の留意点

  • アイコン女性

    この木目は高級感があって素敵。これとまったく同じ商品をください!

ポイント

ありがとうございます。でも実は、「まったく同じ」商品はないんです。突板は天然木なのでひとつひとつ表情が異なります。画一的ではないため、天板をつなぎ合わせると色柄にばらつきが出たり、天板と配線フタの木目が揃わないこともご理解の上、愛着を持って大事にして頂けたら嬉しいです。

  • 天板のつなぎ合わせ

    天板のつなぎ合わせ

  • 天板と配線フタの木目

    天板と配線フタの木目

  • アイコン男性

    窓際の来客ルームにこのテーブルを設置してみようかな。

ポイント

突板商品は来客ルームに最適です。但し、部分的な日焼けなどの原因になるため、直射日光の当たる場所に突板商品を設置するのは避けてくださいね。

ご使用時の留意点

  • アイコン女性

    お客様を迎える前に、応接室を軽くお掃除しておこう。

ポイント

突板のテーブルは、乾拭きでお掃除してください。濡れたままにしておくとシミや浮きの原因になるため、コップの水滴などがついた時もすぐに拭いて頂くときれいな状態を保てます。

木製家具(突板・無垢材を使用した家具)お買い上げにあたって/ご使用上の注意
  • 天然素材のため一つ一つに特徴があり、木目、節、色、風合いなど、様々な表情が現れます。納入される製品についても、展示品やサンプルとは木目や色柄が異なりますのであらかじめご了承下さい。
  • 複数の天板をつなぎ合わせる連結タイプの場合、木目や色柄にバラつきが出ることがあります。
  • 天板と配線フタが同じ種類の木目の場合、木目は揃わない仕様となります。
  • 経年変化により少しずつ色が変化します。天然素材の味わい深い表情としてあらかじめご了承下さい。また、追加で購入された場合、購入済の製品と色、木目、風合いなどが異なりますのであらかじめご了承下さい。
  • 直射日光の当たる場所に設置しないでください。変形や変色の原因になります。
  • 天板の上に熱い茶碗や結露したコップを直接置かないでください。白っぽい跡がつくことがあります。必ず茶たくなどを介してご使用ください。また、飲み物などをこぼした場合はそのまま放置せず、すぐに拭いてください。変色する場合があります。
  • 天板の上にビニルやプラスチックを直接置かないでください。塗装面と化学反応を起こし、軟化やべたつきを生じることがあります。
  • 天板の上に直接、金属や陶器などの硬くて角ばったものを置かないでください。表面にきずがつくことがありますので、敷物を使用してください。
  • ポールペンなど硬い材質の筆記具の使用もしくは、強い筆圧で筆記された場合、天板面に後が残る場合があります。筆記の際は、デスクマット等の下敷きのご利用をおすすめします。
  • 天板の色柄によって、使用状況や光の状況で指紋などの汚れが目立つ場合があります。
  • 表面の手入れにはシンナー、ベンジン、ガソリン、アルコール、ワックスなどは使用しないでください。塗装面を侵します。汚れがひどい場合は中性洗剤を水で薄めて拭いてください。その後、洗剤が残らぬよう固く絞った布で水拭きをしてください。さらに柔らかい乾いた布で乾拭きしてください。
木目調メラミンを使用した家具のお買い上げにあたって
  • 木目柄はランダムのため、複数の天板をつなぎ合わせる連結タイプの場合、天板同士の木目は揃わない仕様となります。
  • 天板と配線フタが同じ種類の木目の場合、天板と配線フタの木目は揃わない仕様となります。