地震に強いオフィスを作ろう
できるところから始めよう。
オフィスの安全対策。
地震に強いオフィスを作ろう
できるところから始めよう。
オフィスの安全対策。
プラスによる、「地震に強い」オフィスづくりをご提案
日本において地震への対策はリスクマネジメントの重要課題です。
従業員の安全や、資産を守るための対策を講じることは、企業の社会的責任となっています。
避難経路の確保
重量物の固定
2009年6月1日に施行の「改正消防法」で、事務機器の転倒防止やエレベーターに閉じ込められた人の救出計画策定などが義務づけられました。
その中で、家具の固定など「屋内の震災対策」の重要性も指摘されています。
避難時に通路が詰まると、人は心理的に不安になり、パニックが発生しやすくなります。
そのため入口付近に出来るだけスペースを持たせることが大切です。避難経路の幅は1.2m以上確保しましょう。
多くの人がいる部屋は、避難時に人が殺到し、押されて内開きのドアが開けられなくなる可能性があります。ドアは外開きで、通路を歩く人に当たらないような設計に。
避難経路に転倒・移動するような家具・什器を置かないようにしましょう。また、床にタイルカーペットなど滑りにくい素材を敷くと、緊急時の避難の際の転倒防止になり安全です。
収納庫や物品棚は床と壁に固定し、上部をスチールのバーでつなぎ”将棋倒し”の防止をはかりましょう。
規定の積載質量を守り、棚などから物がはみ出さないようにしましょう。
キャビネット類を上下や背中合わせに配列した際に、天面や背面等に使用します。
キャビネット類の上下や背中合わせ連結に使用。
収納庫、保管庫等を複数並べて設置した場合の上部連結用バー
壁面に固定できない場合、収納同士を背中合わせに連結して、家具自体で転倒防止を図ります。将来のレイアウト変更に影響の少ない場所であれば、収納を壁や床に固定することをおすすめします。また、天井まで笠木を入れ、動きを抑制するのも効果的です。収納家具は重い物は下に入れバランスを保つことが必要。避難経路やオフィスの中央に転倒・移動するような背の高い家具を置かないようにしましょう。
上下・左右連結
上下・左右に各ユニットを連結可能。一体化して防倒性を高めます。必ず連結してください。
安定ベース
ラテラル等引出しタイプの収納庫に設置することで、万が一の前方への転倒を防ぐことができます。
荷重ベース
ベース内部にウェイトを持たせることでユニットの重心を低くし、転倒への耐性を高めます。
ベースアンカープレート
床とベースを連結・固定し、ユニットの転倒を防止します。
転倒の際、窓ガラスを破る恐れがあるので、窓の前の収納は背の低いものを選びます。また、落下物による避難の妨げを防止するため、収納の上には物を置かないようにしましょう。
扉の落下や引き出しの飛び出しなど、危険が多いので、人が座る席の後ろの収納家具は低くします。
薬品などは、転倒防止や飛び出し防止を施した専用の保管庫に収納し、危険物の散乱を防ぎましょう。液体による電化製品の故障やショートによる発火事故を防ぐため、ビジネスキッチンなど専用家具で収納します。扉・引き出しは、使用時以外は閉めておき、ラッチ機能やダイヤル錠などが付いたものは、より便利で安全です。
デスクどうしの連結や、床固定により横ズレや移動、転倒を抑制します。ペンやカッターなど全てが凶器にかわり、ケガの原因となりますので、デスクの上も整理整頓を心がけましょう。デスクの下は身を隠せるスペースとなるので物は置かないようにし、どうしても必要がある場合は、専用のデスク下収納家具に整理しましょう。いざというときの避難経路確保のため、離席するときは椅子をテーブルの中に入れておきましょう。
キャスター止めを床に取り付けたり、多少動いても避難通路に影響の無い場所に配置。重い物から奥に置きます。
(金庫>コピー機>シュレッダー>FAX)
●金庫は必ず床置きにします。
重量物の落下や衝突など思わぬ被害を受けます。まずは動かないようにすることが必須です。重要なデータはバックアップを取り、耐火金庫へ保管しましょう。
家具は、転倒した際、ガラスを破損させる原因となり、オフィス内だけでなく外部(道路など)へのガラス片の飛散を招き危険です。窓から離して設置するようにしましょう。家具のガラス扉が転倒などで飛び散らないようにシートを貼ります。
収納物が倒れてもガラスが割れないようガラス両開き書庫には、飛散防止フィルムを貼るか、強化ガラスを使用します。
下置きの収納は、振動で周囲のものを押します。変形防止のため、パネルから少し離し設置します。
長い直連結を避け、自立力の弱い方向を作らないように、コの字型、L字型、H字型など、安定したレイアウトにします。
オフィスに欠かせないビジネス仕様のデスク&キャビネットのご紹介。
US DESK
取っ手を引くとロックが解除される「引出ラッチ機能」を搭載。1回の動作だけですべての引出しを施錠開錠できる「ワンアクションロック」機構も搭載。
※引き出しの飛び出しを防ぐラッチを採用しています。
L6
通路に面して設置されることが多いキャビネットは避難経路を塞がない配慮が必要。収納物の飛び出しを防ぐ「扉ラッチ機能」を装備したクローズドタイプで、火災から大切な文書や書類を守る「耐火庫」がオススメです。
※取手を引かないと開かない構造のため、地震のときなどに収納物が飛び出すのを防げます。
先の東日本大震災では震源地から遠く離れた東京都都心部でも停電による帰宅困難者が続出しました。社員の皆さんが安心して働くために、いざという時の防災セットを一定数確保しておける「非常用備品収納庫」は現代オフィスに欠かせない必須アイテムです。
震度6強の首都圏直下型地震では約30万基が緊急停止し、1万2500人の閉じ込めが想定されるエレベーター災害は救助に要する時間が非常に長いのも大きな特徴。緊急時には非常用トイレにもなる「エレベーターチェア」は全てのエレベーターの必需品です。